ソニーは、CineAltaカメラ「BURANO」の機器アップデートファームウェアVer.2.03を公開した。同社機器ファームウェアダウンロードよりダウンロード可能である。
アップデートの詳細は以下の通り。
イメージャースキャンモードの追加
以下のイメージャースキャンモードを追加
- FFc 3.8K 16：9（最大フレームレート120fps）
- S35 4.3K 4：3（最大フレームレート60fps）
- S35 1.9K 16：9（最大フレームレート240fps）
※ S&Q Motionでフレームレートを240fpsに設定したときは、SDI出力およびHDMI出力ができない。
1.8倍デスクイーズ表示機能追加
- 1.8xのデスクイーズ倍率を選択できるようになった
S&Q Motion時のフレームレート追加
- S&Q Motionでの撮影時に、66、72、75、88、90、96、110fpsを選択できるようになった
記録フォーマット（X-OCN 16：9 24P）の追加
- システム周波数を24に設定した場合に、記録フォーマットでX-OCNかつ16：9が選択できるようになった
外部出力の改善
- XAVC記録時に、SDI出力にカメラの状態や設定を表示できるようになった。また、X-OCN記録時と共通の出力フォーマット（Monitor FHD）を追加
- 外部出力映像に対して、カメラの状態や設定の表示レイアウトを改善
- SDI出力フォーマットにおいて、23.98PsFに対応
- X-OCN記録時のSDI出力のメタデータに、TC およびClip Nameを追加
- Base LookのInputがS-log3に設定されているときの外部出力の画質を改善
手振れ補正Active/High対応モードの追加
- イメージャースキャンモードがFFc 6Kでも、PL StabilizationでHighを、SteadyShotでActiveを設定できるようになった
その他の改善した機能
- 高輝度部（High Key）が白とびしていないか、低輝度部（Low Key）の画像の区別ができるかを確認できる機能を追加（High/Low Key）
- White Selectでホワイトバランスのメモリーポジション（D/E/F/G/H）を設定できるようになった
- Cine EIモードでBase LookがS-log3に設定されているときのLCDモニターを、709相当で表示するガンマ表示アシスト機能を追加
- X-OCN記録時のメタデータにブリージング補正、手ブレ補正の情報を追加
- Base Lookの設定値として709toneを追加
- ユーザー 3D LUTファイル使用時の画質を向上
- PLレンズインターフェースでのアイリス制御、ズーム制御、フォーカス制御に対応。アイリス制御は、リモートコントロールパネルからの操作のみ対応している。また、PL-Mt Voltageで24Vの通電方式を設定できるようになった
- システム周波数で29.97、25、24、23.98選択時のオートフォーカス性能を改善
- システム周波数で24選択時でもProxy記録ができるようになった
- 工場出荷時のシステム周波数を23.98に変更
- MaintenanceメニューのReset to Factory Defaultsを実行することで、設定値のリセットだけでなく、パスワードやユーザー3D LUTなどの内蔵メモリーに保存したファイルデータもリセットできるようになった
- リモートコントロールパネルからのNDフィルターのバリアブルモードに対応
- ステータス画面で以下ができるようになった
- Imager Temperatureの表示
- メモリーカードの初期化
- Camera ID、Reel Numberの設定
- 「Monitor & Control」アプリからの操作性を改善
- LAN接続された機器からのタリー制御に対応
