JVCケンウッド、標準8TB・最大48TB HDD搭載の業務用ネットワークビデオレコーダー「VR-X9100」発売。最大48台と接続可能

企画意図

近年、映像解析技術やAIの進化により、監視カメラは記録装置から、リアルタイムで異常に対応できるインテリジェント監視システムへと進化している。

防犯・安全意識の高まりに加え、スマートシティ構想や公共施設の高度化に伴い、監視カメラの設置場所は商業施設やオフィスビルはもちろん、学校や病院、交通機関、屋外イベントの会場などへと広がっている。さらに、港湾・空港・道路・鉄道などの交通インフラ、電気・水道・ガスなどのライフライン関連施設、防衛や警察、官公庁などの行政機関においても、監視カメラの重要性はますます高まっているという。

このような背景の中、このたび同社は、最新の監視・セキュリティへのニーズに応えるネットワークビデオレコーダー「VR-X9100」を発売することにしたという。本機は、柔軟なシステム構成、高画質性能や操作性により、現場の状況把握と迅速な対応をサポート。同社は本機を、ユーザーの「安心・安全」を支えるべく運用性・発展性を高めた、次世代の監視システムの中核を担う新モデルとして提案する。

主な特長

最大48台のネットワークカメラを接続可能、マルチベンダー対応により柔軟なシステム構築を実現

標準仕様として16台のネットワークカメラを接続可能。さらに別売カメラライセンスの追加により、最大48台まで接続台数を拡張できる。またマルチベンダー対応により、柔軟なシステム構築を実現。さまざまなメーカーの各種製品（カメラやエンコーダーなど）との高い互換性を備えており、既存の監視システムとも容易に統合が可能である。

H.265圧縮方式と4K対応、8TB HDD内蔵により、高密度・高精細映像の長時間記録が可能

H.264の約2倍の圧縮性能を有するH.265圧縮方式に対応。さらに4K解像度（3840×2160）の記録・再生に対応し、15ips×2画面、10ips×4画面、5ips×9画面で4K表示が可能だ。また、8TBのHDDを内蔵し、最大48TBまでの増設に対応する（別売増設HDDユニット追加時）。動画データの回線負荷を大幅に低減し、4K高精細映像を高密度かつ長時間で記録する。

スムーズな導入をサポートする「NVRかんたん設定ツール」を搭載

専門的な知識がなくても、簡単に設定できる「NVRかんたん設定ツール」を搭載。設定ミスの防止や導入作業の効率化により、スムーズな導入をサポートする。

グローバル規模の導入実績を有するビデオ管理ソフトウェア/システム（VMS）を搭載

グローバルで豊富な導入実績を有するMilestone社製「XProtect Express＋」のビデオ管理ソフトウェア/システム（VMS：Video Management Software/System）を搭載。世界中から蓄積された同社の運用データやトラブルシューティング情報により、安定性と信頼性の高いシステム運用が可能である。

エッジAI機能搭載のカメラとの連携によりスマート監視を実現

エッジAI機能を搭載したカメラと連携することにより、映像管理の監視精度と業務効率の向上を実現する。エッジAIカメラの検出機能を活用し、動体検知や人物・車両の識別支援、異音検知やアラームの優先度判定などに応じて通知するなど、周辺機器との連携動作に対応する。

主な仕様