池上通信機株式会社は、Inter BEE 2025においてメディア信号処理ソフトウェアプラットフォーム「ignis mp」を新製品として発表した。ignisは、Inter BEE 2024で発表し注目されているシステム統合管理ソリューション「ignis mc」に、この度加わったメディア信号処理ソフトウェアプラットフォーム「ignis mp」からなるトータルシステムソリューションである。

ignis mpは、汎用サーバーのCPU/GPUを活用したメディア信号処理ソフトウェアプラットフォームである。1つのプラットフォーム上で、スイッチャーやマルチビューワー、各種コンバーターなどの複数のメディア信号処理アプリケーションを並列に動作させ、リアルタイムに信号処理を行う。汎用サーバーとソフトウェアの組み合わせにより、高い拡張性と機能集約を実現。ライセンスを追加するだけで容易に機能拡張でき、アプリケーション間の独立性も確保されるため、複数の設備からの並列運用にも安全に対応することが可能だという。

特にスイッチャーアプリケーションでは、ハードウェア制約にとらわれないスイッチャーを実現。スケーラブルなME数/Keyer数による柔軟な映像制作や、バックグラウンドと複数Keyerの自由な組み合わせによるトランジション連携を可能にし、従来にない表現力を提供する。

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スイッチャー操作画面

顧客のシステム構築と運用を、よりフレキシブルに、よりスムーズに、そしてよりセーフティに進化させていくIkegamiの新しいトータルシステムソリューション「ignis」により、操作性の向上や機材・機能・メディアリソースの共有化による有効活用、効率的な運用に貢献するという。