CES2026

TBS、CES 2026に出展。超低遅延伝送「Live Multi Studio」やテキスト音声合成「音六AI」を展示

2025.12.08

TBSテレビは、2026年1月6日（火）から9日（金）（※現地時間）にアメリカ・ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大規模のテクノロジー展示会「CES 2026」に出展する。

CES（Consumer Electronics Show）は、アメリカ・ネバダ州ラスベガスで毎年1月に開催される世界最大規模のテクノロジー展示会である。

グローバルパビリオン会場に設営される日本パビリオンブース内で、以下の製品展示・ピッチを行う。また、1月4日（日）開催のメディア向けイベント「CES Unveiled」にも初めて出展する。

製品展示・ピッチ

Live Multi Studio（LMS）

TBSテレビとWOWOWが共同で開発する、映像・音声・制御信号伝送ソフトウェアである。独自の伝送技術により、インターネット環境でも、安定した超低遅延の映像伝送を実現する。放送局、VTuberライブ、配信イベント、メディアアートなど、顧客利用実績も多数。海外中継での利用実績もある。「CES 2026」では、ラスベガスの会場と東京・赤坂のTBSを繋いだ、リモートプロダクションのデモを展示予定である。

音六AI

原稿さえあればナレーションの音声が完成する…そんな夢のようなシステムが「音六AI」である。音声合成技術を活用して、テキストから音声を生成する。指定した秒数で音声生成が可能で、多言語対応も可能。TBSはじめJNN系列局においてもOA、配信で活躍しているという。今年11月には一般販売も開始した。

T-QOM

インターネット回線を利用した、スマートフォン・タブレットで動作するコミュニケーション（インカム）アプリである。インカムライン2系統、PGMライン2系統、タリー4系統を1つにまとめ、操作しやすいUIを提供。誰でも簡単な利用を可能にする。インターネット環境があれば使用可能なため、中継現場やリモートプロダクション環境で大活躍している。さらに海外では国際電話をかける必要がない事から費用削減にもつながっている。イベント、商業施設など、様々なシチュエーションでの活用が期待できるという。