イメージニクス株式会社は、新製品として4K HDMI対応16入力16出力マトリックススイッチャー「BMS-1616」(フレームおよび電源)をラインナップに加え、2026年1月より出荷を開始する。希望小売価格は税込770,000円。
BMS-1616は、4K60p 4:4:4、HDR、Deep Color(最大36ビット)のHDMI信号に対応した16入力16出力のフルマトリクススイッチャーだ。システム規模や用途に応じて必要なボードモジュールを選択可能で、入出力ボードは4K HDMI、IMG.LINK Rev2、HDBaseTの組み換えができるほか、音声はアナログ信号とDanteオーディオに対応するなど、システム構築の自由度が大幅に向上している。これまで定評のある「高機能・高信頼性」と、「求めやすい価格」を両立させた製品だという。
BMS-1616の対応モジュールは以下の通り(順次発売予定を含む)。
- 入力ボードモジュール
- BMI-HM4:4K HDMI 4系統入力モジュール
- BMI-IL4:IMG.Link Rev2 4系統入力モジュール(近日発売)
- BMI-HB4:Cat5e/6 HDBaseT 4系統入力モジュール(近日発売)
- 出力ボードモジュール
- BMO-HM4:4K HDMI 4系統出力モジュール
- BMO-IL4:IMG.Link Rev2 4系統出力モジュール(近日発売)
- BMO-HB4:Cat5e/6 HDBaseT 4系統出力モジュール
- 音声ボードモジュール
- BMA-A44:ステレオ 4系統入出力対応 アナログ音声モジュール
- BMA-D64:Dante ネットワークオーディオ対応 Danteモジュール
機能面では、フロントパネルにカラー液晶ディスプレイを採用し、クロスポイント設定や動作状況、各種操作メニューをわかりやすく表示する。本体のみでの映像音声の任意時間オートシーケンシャル機能や、入力信号を検出して自動でクロスポイントを切り替える機能を搭載している。
また、プロジェクターの電源など、外部機器を制御するためのコマンドを最大16個まで登録可能だ。登録したコマンドはBMS-1616本体のLANや、HDBaseT出力モジュール(BMO-HB4)を経由してのRS-232CまたはLAN、IMG.Link Rev2出力モジュール(BMO-IL4)を経由してのRS-232Cから送出できる。
さらに、本機の操作履歴や信号の変化、途切れなどを全て自動的に内部ログとして記録保存するため、トラブル時などにログ情報を取り出して調査確認が可能だ。製品は出荷後3年間の無償保証(アダプターや消耗品、一部製品を除く)となっている。