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ブラックマジックデザインは、Blackmagic Camera 10.0アップデートを発表した。同社Webページより無償でダウンロード可能。

このアップデートでは、Blackmagic URSA Broadcast G2、Blackmagic PYXIS 6Kおよび12Kモデルで最大10分のプリロールのサポートを追加した。

録画ボタンを押す前に最長10分間の収録が可能になった。プリロール機能では、カメラがメディアに継続的に収録するため、予期しないことが起きても撮り逃すことはない。

プリロールの長さは5秒から10分で選択でき、キャッシュメディアは収録する各ファイルの始めに追加される。つまり、重要な瞬間がすべて捉えられるため、ドキュメンタリーやニュース、ライブイベントなど、予測ができなかったり、状況が急速に変化する環境での撮影に最適だ。

必要な情報のみを保存することで、ストレージの使用量も節約できる。その理由は、常に収録を行っていても、録画ボタンを押す前のセクションのみが保存されるからだ。

また、Blackmagic URSA Broadcast G2、Blackmagic PYXIS 6K、Blackmagic PYXIS 12Kに4チャンネルのオーディオ収録のサポートも追加された。これにより、追加で2つのオーディオチャンネルを収録できるようになったため、出演者、環境音、スクラッチトラック用にそれぞれ個別のマイクが必要なインタビューやライブイベント、ドキュメンタリーに最適で、すべてがビデオファイルに完璧に同期される。

さらに、Blackmagic URSA Broadcast G2およびBlackmagic PYXISに新しいCamera Control REST APIコマンドも追加された。Blackmagic Cloudの機能性と、Blackmagic URSA Broadcast G2におけるB4レンズとの互換性も改善されている。