左から、テレビ東京 取締役 IP 事業局長 長友香織氏、 Q-nine 代表取締役社長 春田康行氏、テレビ東京 代表取締役社長 吉次弘志氏
株式会社テレビ東京は、今後成長が見込まれるeスポーツの事業を強化するため、Q-nine株式会社の全発行株式を取得し、完全子会社化した。
eスポーツ分野でノウハウを持つQ-nineの強みを生かして、国内外で大型eスポーツイベントを積極展開する計画で、アニメや配信などに続く新たな成長エンジンとして育成する。当社が長期ビジョンで掲げる、コンテンツやIP(知的財産)を起点に幅広く展開する「CaaS(カーズ):Contents As A Service」戦略を一層推進する。
テレビ東京は、高校生eスポーツ大会「STAGE:0」(ステージゼロ)や「有吉ぃぃeeeee!~そうだ!今からお前んチでゲームしない?」(日曜夜10時放送)などを通じて、eスポーツの魅力を発信してきた。
今回、完全子会社となったQ-nine(読み:キューナイン)は、イベント事業、とりわけeスポーツの分野において、配信技術、舞台演出、進行管理などの制作機能を一体的に備えている点を強みとしている。eスポーツイベントをワンストップで運営できる同社をグループ化することで、これまでのテレビ東京の実績とブランド力、ネットワークを活かし、国内外の大型eスポーツイベントの事業化権の獲得を目指すという。
Q-nineとの連携を加速するため、テレビ東京から役員4名(取締役3名、監査役1名)が就任する。
テレビ東京は、長期ビジョン「テレ東 VISION2035」において、コンテンツ価値の最大化をめざすCaaS戦略を掲げ、「まだ見ぬおもしろいコンテンツ」を発信することを打ち出している。今回の協業を通じて、各種イベントにおける制作体制も拡充し、リアル体験のコンテンツを国内外で展開する。
テレビ東京はグループの持続的成長に向けて十分なシナジー効果が見込めると判断すれば、企業との資本業務提携や買収を積極的に進めていく方針だ。
テレビ東京 吉次弘志社長は次のようにコメントしている。
吉次社長:テレビ東京では、現在様々なコンテンツ開発を積極的に推進しています。その中でも「eスポーツ」は今後若年層から最も支持を集めるメディアコンテンツのひとつと捉え、2018年より取り組みを強化し、2019年に全国高校対抗eスポーツ大会「STAGE:0」をスタートしました。
この度、eスポーツイベントの安定した制作実績とともに様々なイベントで高い制作力を発揮するQ-nine株式会社がテレビ東京グループに参加することで、イベントを軸としたコンテンツ開発、中でも特にeスポーツ事業推進が加速されることになります。積極的なコンテンツ開発がテレビ東京グループにとっての新たな成長エンジンとなるよう取り組んで参ります。
Q-nine 春田康行社長は次のようにコメントしてる。
春田社長:このたび、Q-nine株式会社は、株式会社テレビ東京の子会社として、新たな体制のもとで事業を推進していくこととなりました。本件に伴い、春田康行は、引き続き代表取締役社長として同社の経営を担ってまいります。
当社は、eスポーツ・イベント分野において培ってきた企画・運営力および制作実績を強みとし、テレビ東京グループとの連携を通じて事業基盤の強化と提供価値のさらなる向上を図ります。今後は、グループの経営資源や知見を活用しながら、中長期的な成長および企業価値の向上を目指す方針です。