SmallHDは、PageOSソフトウェアの大型アップデートを発表した。今回のアップデートでは4Kプロダクションモニター向けにフリートコントロール、ポートレートモード、拡張されたカメラコントロール機能、ダウンストリームLUTサポートを導入。セットでのセットアップ時間の短縮と一貫性の向上を目的とした同アップデートにより、クルーは様々な制作現場において複雑なモニタリングワークフローをより効率的に管理できるようになるという。

SmallHDのプロダクトマネージャー、マット・アイデンボック氏は、次のようにコメントしている。

アイデンボック氏:お客様はこれまで以上に高速で作業を進めており、同じ撮影現場で複数のカメラ、モニター、フォーマットを同時に扱うケースが増えています。

今回のPageOSアップデートは、モニター群全体の管理から縦型コンテンツのサポート、カメラ制御までを一元化することで、作業上の摩擦を解消することを目的としています。これにより、クルーは機材の設定に費やす時間を削減し、撮影そのものに集中できるようになります。

主なアップデート内容

フリートコントロール

PageOS 6.3のリリースにより、フリートコントロールアプリとの互換性が実現した。このデスクトップアプリを使用すると、ネットワーク経由ですべてのモニターを同時に管理できる。フリートコントロールでは、ワークフローに効率性をもたらす、以下の機能を利用できる。

  • 全モニターのファームウェアと設定を一括更新
  • 複数モニターへのページ・ツール・LUTの即時プッシュ配信
  • グループ化による迅速なモニター設定
  • 全フリートでの一貫したカラーと設定の維持

モニターが2台でも20台でも、フリートコントロールは撮影開始前にセットアップを迅速かつ一貫性を持って準備完了状態に保つ。

ポートレートモードUI

縦型コンテンツ制作が急成長する中、PageOSはこれに対応。新機能「ポートレートモード」により縦位置撮影向けに最適化されたメニューレイアウトを提供する。横向き固定の不便な回避策は不要。混合フォーマット制作を監視する、洗練され迅速な方法だという。

新カメラ制御機能

キヤノンカメラ制御機能が利用可能

PageOSソフトウェアプラットフォームから、撮影画面の表示、設定の制御、カメラメニューへのアクセスが可能だ。SmallHDモニターから直接キヤノンカメラの設定を調整でき、時間と労力を節約できる。キヤノンC70、C80、C300 Mark III、C400、C500 Mark IIに対応。

ダイヤルによるカメラ制御

QuantumおよびUltra 10シリーズモニターでは、各ダイヤルに特定の設定を割り当て可能。ダイヤルは精密な操作感を提供し、以下のような設定変更に活用できる。

  • ISO
  • シャッター速度/角度
  • ホワイトバランス
  • 内蔵NDフィルター

その他多数

4KプロダクションモニターでのダウンストリームLUT

4Kプロダクションモニターでグレーディングしたルックを現場の全モニターに共有。追加機材の手間なく、全スタッフがクリエイティブ意図を共有できる。

アイデンボック氏:結局のところ、モニタリングは信頼の問題です。

今回のアップデートは、クルーがモニター設定が正しく行われ、セット全体で一貫性を保ち、制作がどう変化しても適応できる状態にあるという確信を持てるようにするためのものです。

PageOSの無料アップデートは、こちらからダウンロード可能。