Blackmagic Designの発表によると、株式会社高知さんさんテレビがBlackmagic Replayシステムを導入し、春の高校バレーの県大会決勝試合の放送に活用したという。

高知さんさんテレビは高知県を放送エリアとするフジテレビ系列のテレビ局。フジテレビの全国ネット番組のほかに、高知のニュース・情報番組・スポーツを放送している。同局は中継車の更新を機にBlackmagic Replayシステムを導入し、毎年同局が放送している春の高校バレーの高知県大会決勝試合の収録で使用した。

同局の技術局技術部・森善亮氏は、次のようにコメントしている。

森氏:中継車の更新プロジェクトとしてBlackmagic Replayシステムを導入しました。

それまでは、リプレイ専用のシステムは導入しておらず、HDのVTRデッキを利用して対応していましたが、1入力に対して出力も1つだけ、と制約が多く、もっと柔軟にできるものを使いたいということで、いろいろなシステムを検討し始めました。

導入にあたっては、他社のシステムも検討した上でCloud Store 20TB、4台のHyperDeck Studio HD Plus、Media Player 10G、DaVinci Resolve Replay Editor、DaVinci Resolve Studioを導入した。

森氏:こういったシステムは高額です。Blackmagic Designはその中でも、圧倒的にコストパフォーマンスが良かったのが大きな魅力でした。また、スポーツ中継もそれほど頻繁にあるわけではないので、汎用性のある機材を導入したかったのも選定の理由です。DaVinci Resolve Studioは編集などに使えますし、HyperDeckは収録にも使えます。そういった複合的な機能が、別の用途でも使えるというところも大きなポイントでした。

各カメラの映像はHyperDeck Studio HD PlusでProResファイルにエンコードされ、Cloud Store 20TBへ集約。その素材をグローイングメディアとしてDaVinci Resolveに取り込み、Replay Editorを用いてリプレイ映像を作成し、Media Player 10Gを経由して放送された。

Blackmagic Replayについて、森氏は次のようにコメントしている。

森氏:これまで使っていたシステムと比べて、入力を自由に選べるなど、柔軟性が上がったのは大きなメリットです。いろいろな見せ方ができるようになりました。もちろん操作の慣れは必要ですが、春高バレーで初めて使ってみて大きなトラブルもなく、オンエアできました。

Blackmagic Replayでは、DaVinci ResolveのAIツールを利用したAIスローがあります。ノーマルカメラの素材をハイスピードカメラのスロー映像のように再生できるので、とても評判が良かったですね。

スポーツ中継がないときでも、昨年の8月には「よさこい祭り」の収録の一部にHyperDeck Studio HD Plusを利用しました。現在レギュラーのスポーツ中継がないので、Cloud Storeを中継車から外して、特番の収録用のNASとして使用しています。収録してすぐに、収録素材を弊社の編集環境で使えます。