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富士フイルム株式会社は、機動性に優れ、広角から望遠までを1本でカバーする汎用性の高い4K対応放送用ズームレンズ「FUJINON UA22x4.8BERD」(以下:UA22x4.8)を3月下旬に発売する。

UA22x4.8は、2/3インチセンサーを搭載した放送用カメラに対応し、全長約251mm・質量約2.17kgの小型軽量ボディで、4.8mmの広角撮影と22倍の高倍率を実現したズームレンズである。機動力が求められる報道現場や、スタジオ撮影のほか、臨場感が求められるスポーツ中継など多彩なシーンで活躍する。会場全体を広く撮影することはもちろん、遠くの被写体も高倍率ズームで自在にとらえられるため、幅広い映像表現を可能にする機能性を備えたレンズだという。

報道やスタジオ撮影、スポーツ中継といったプロの撮影現場では、広角から望遠まで一本のレンズでカバーできる汎用性の高いズームレンズへの安定した需要がある。同社は、こうしたニーズにこたえるべく、2017年に放送用ズームレンズ「FUJINON UA18x5.5BERD」(以下:UA18x5.5)を発売。小型軽量で汎用性の高い焦点距離をカバーしたズームレンズとして、高い評価を得ている。

今回発売するUA22x4.8は、UA18x5.5の「小型軽量で広角域を含む幅広い焦点距離をもつ」という特長を引き継ぎ、機能性と表現力をさらに高めた新しいズームレンズだという。レンズ加工技術の向上に加え、同社独自の光学シミュレーション技術を活用し、軽量性と堅牢性を両立した設計を実現した。これにより、従来のUA18x5.5からの重量・サイズアップを最大限抑えながら、質量2.17kgの小型軽量ボディを実現。カメラを肩に担いだ「肩担ぎスタイル」での長時間撮影の負担を軽減するという。

また、UA18x5.5の焦点距離5.5mm~100mmに対し、UA22x4.8は4.8mm~106mmと、より幅広い焦点距離に対応。広角域が広がったことで屋内の狭いスペースやスポーツ現場での臨場感ある映像表現を可能にする。

同社は、2026年4月19日~22日に、アメリカ・ラスベガスで開催される国際放送機器展「NAB Show 2026」にて、今回発売するUA22x4.8を出展する。

主な特長

小型軽量ボディに広角4.8mmと高倍率22倍ズームをカバーする機動性を実現

広角4.8mmから望遠106mmまでの高倍率22倍ズームを備え、一本で多様な撮影シーンに対応できるレンズである。報道、スタジオ撮影、スポーツ中継など、様々な現場で高いパフォーマンスを発揮する。前モデルのUA18x5.5と比較して広角の撮影範囲が広がり、被写体までの距離が10mの条件下では水平方向に約3m広い範囲をカバー。これによりライブやコンサートではステージ全体を映し出し、狭い屋内の撮影では多くの人やシーンを一度に収められる。

全長約251mm・質量約2.17kgと軽量コンパクト設計を実現。持ち運びしやすく、カメラを肩に担ぎながら撮影する「肩担ぎスタイル」での負担を軽減する。

ズーム全域で4K対応の高い光学性能を発揮

同社独自の光学シミュレーション技術を活用し、画面周辺の解像力低下と色のにじみなどあらゆる収差を抑えることで、ズーム全域で高品位な4K画質を実現。また、同社独自の多層コーティング処理「HT-EBC(High Transmittance Electron Beam Coating)」により、光の透過率や色再現性を高めている。これらの特性を生かし、黒つぶれや白飛びを抑え、肉眼で見たときに近い「HDR(ハイダイナミックレンジ)」での撮影が可能である。夕暮れ時のスタジアムなど、明暗差の激しい撮影シーンでも、豊かな階調を再現する。

快適な撮影をサポートする機能を搭載

ズーム全域で最至近撮影距離0.4mによるクローズアップ撮影が可能。広角4.8mmと合わせて限られたスペースでの撮影の幅が広がる。

ズームやフォーカスの位置情報などのレンズデータを高分解能で出力できる16bitエンコーダーを標準装備。CG映像とライブ映像を合成するバーチャルスタジオなど、様々なシステムと連携できる。