Versine 240は、移動式中継拠点、タッチラインからの取材、およびライブイベントの制作向けに設計されている

Vintenは、IBC 2026に出展し、ライブイベント制作や放送向けの最新マニュアルおよびロボティックカメラサポートソリューションを展示する。ブース番号は13.A05。

会場では、フルードヘッド「Versine 240」をはじめ、PTZカメラ制御ソリューション「VEGA Lite」、PTZカメラ搭載に対応する「Osprey Lite」ペデスタル、「Tecnopoint Starter Ceiling Track」、フルXYロボティックペデスタル「FP-188+」などを紹介する。

近年の中継制作では、より多くの場所から、多様なカメラやレンズを使用してコンテンツを制作する一方、人員や設置スペース、予算などの制約への対応も求められている。同社は、マニュアル操作とロボティック制御を組み合わせることで、ライブプロダクションの各撮影ポジションに応じたカメラ運用を提案する。

機動性を重視したフルードヘッド Versine 240

Versine 240は、IBC2025で発表された、ライブイベントやフィールド制作向けのフルードヘッド。フラッグシップモデル「Versine 360」に加わるモデルとして展開されている。

0~25kgのペイロードに対応し、長焦点レンズを使用する撮影でも安定したバランスと滑らかなカメラワークを可能とする。軽量設計により、移動を伴うOB撮影ポジションやスポーツ中継のタッチライン、ライブイベント制作などでの使用を想定している。

PTZカメラを統合制御する VEGA Lite

Vintenは、仮設スタジオやインタビューエリア、分析・解説スペースなどでの利用を想定したPTZカメラ制御ソリューションVEGA Liteも展示する。

PTZ制御ソリューションVEGA Liteは2026年初頭の発売され、IBCショーで実機展示される

VEGA Liteは、複数メーカーの放送向けPTZカメラやVintenのロボティックデバイスを単一のプラットフォームから制御可能。PTZカメラを使用した小規模なシステムから、より高度なロボティックカメラ運用へ拡張できる構成としている。

放送用ロボティックカメラシステムで培われた制御ワークフローをPTZカメラへ展開し、サードパーティー製品との統合や将来的なシステム拡張にも対応する。

Osprey Liteや天井走行システムを組み合わせたPTZ運用

PTZカメラ向けのサポートシステムとして、マニュアルペデスタルOsprey Liteも紹介する。今回の展示ではPTZカメラを直接搭載できる構成とし、スタジオや仮設セットなどでの運用を提案する。

また、Tecnopoint Starter Ceiling Trackを組み合わせることで、PTZカメラを天井側のトラック上で移動させるロボティック撮影にも対応。床面のスペースを占有することなく、カメラ位置を移動できる。

これらを組み合わせることで、イベント会場内に設置する仮設プレゼンテーションスタジオやインタビューエリアなど、用途に応じた撮影環境を構築できるとしている。

フルXYロボティックペデスタル FP-188+

常設スタジオ向けには、フルXY移動に対応するロボティックペデスタルFP-188+を展示する。VEGA Control Systemから制御でき、インテリジェントマッピングと強化されたオンボードセンシングにより、正確で再現性のあるカメラ移動と、混み合ったスタジオ内での高度な衝突回避を同時に実現する。

Vintenのプロダクトマーケティングディレクター、ジニー・グローブ氏は、次のようにコメントしている。

グローブ氏:ライブプロダクションはこれまで以上に多様化しています。従来のイベント中継に加え、放送事業者は分析、インタビュー、デジタルコンテンツなどを、仮設の制作スペースから制作する機会が増えています。IBCでは、マニュアルおよびロボティックカメラサポートソリューションを組み合わせることで、ライブアクションからスタジオまで、制作の各場面を柔軟にカバーできることを紹介します。