協同組合 日本映画撮影監督協会(JSC)は、連続講座「CQ : Academy Class 2026」の第3回・第4回受講生を募集している。今回はドリーやクレーンなどの特機実習、レンズや露出の基礎を体系的に学ぶ。若手技術者や学生が対象で、参加費は無料。応募は9月13日まで受け付ける。
昨年より始動した「Cinematic Quantum(CQ)」では、映画撮影分野において国際的に活躍できる人材の育成を目的として、海外トップクリエイターによるマスタークラスや国際的な実践機会の創出に取り組んでいる。「Cinematic Quantum(CQ)」は、文化庁の補助金により独立行政法人日本芸術文化振興会に設置されたクリエイター支援基金のもとで、日本映画撮影監督協会(JSC)が受託しているプログラムだ。
2026年9月から、新たな取り組みとして連続講座「CQ : Academy Class 2026」を開講する。同クラスは全8回の講座を通して映画撮影の基礎を体系的に学び、将来的に国内外の撮影現場で活躍できる撮影人材を育成するプログラムの出発点となる講座だ。
開催概要
第3回 特機実習
特機会社にてドリー、クレーン、リモートヘッドなどの特機機材の種類と運用方法を学ぶ。
- 主な内容:スタジオにてドリーやリモートクレーンなどの用途、リモートヘッドでのホイール操作などを学ぶ。
- 日時:2026年9月22日(火・休)10:00~16:30(予定)
- 会場:角川大映スタジオ ※詳細は参加決定者へ案内する。
第4回 レンズ・露出・構図
デジタルセンサーと露出、レンズの特性、フォーカス、構図・フレーミングを実習を交えながら学ぶ。
- 主な内容:レンズの光学特性の理解と被写界深度の意図的制御、レンズの種類、取り扱いの基本。露出、構図の作り方。
- 日時:2026年9月28日(月)10:00~16:30(予定)
- 会場:ソニーグループ本社 Digital Media Production Center Japan(DMPC Japan) ※詳細は参加決定者へ案内する。
※9月22日、9月28日いずれか一日のみの参加も可能。
※講義内容は変更になる場合がある。
講師(予定)
佐光朗(JSC)、谷川創平(JSC)、山本英夫(JSC)、マスタークラス受講経験者、メーカーおよびレンタルハウス技術者
今後の年間プログラム
- 第5回 照明基礎・応用:2026年10月中旬(予定) 三点照明、照明機材の基礎、自然光の活用、モチベーションライティングなど、照明設計の考え方を学ぶ。
- 第6回 照明機材実習:2026年10月中旬(予定) 照明会社にて照明機材・アクセサリーの取り扱い、安全管理、現場での運用方法を実践的に学ぶ。
- 第7回 撮影ワークフロー・DIT:2026年10月31日(土)(予定) 撮影監督の判断、現場運営、スタッフとの連携、DIT、カラーマネジメント、ポストプロダクションとの連携について学ぶ。
- 第8回 特殊撮影・総合実習:2026年11月初旬(予定) VFX、LEDウォールなど最新の映像制作技術を学ぶとともに、短編作品制作を通じて総合的な実践を行う。
※講義内容・日程は変更となる場合がある。
応募資格
以下の条件をすべて満たす方
- (1)撮影助手、カメラアシスタントなどの若手技術者
- (2)映画・映像分野を学ぶ学生
- (3)将来的に撮影監督を目指す方
- (4)国際的な撮影現場や共同制作に関心を有する方
- (5)日本国籍または日本の永住資格を有する方、もしくは日本国内を拠点に活動されている方 ※該当しない方はJSC事務局まで相談してほしい。
募集要項
- 募集人数:20名程度
- 参加費:無料 ※会場までの交通費、宿泊費、食事代などは参加者負担。
- 募集期間:第3回および第4回:2026年9月3日(木)~9月13日(日)
※参加者への決定連絡は9月15日(火)以降を予定
※第5回以降は10月上旬に募集予定
応募方法
応募フォームより必要事項を入力する。
※応募フォームに掲載する「プライバシーポリシー」および「同意書」を確認し、同意のうえ申し込む。
選考方法
応募多数の場合は選考を行う。提出された応募書類をもとに、現在の活動状況・志望動機・将来の目標・本プログラムへの参加目的などを総合的に審査し、有識者による選考を行う。
求める人物像
同プログラムでは、次のような方を歓迎する。
- 映画撮影を基礎から体系的に学びたい方
- 撮影部各職種への理解を深めたい方
- 撮影監督やスタッフとのコミュニケーション能力を高めたい方
- 映像表現に必要な技術と知識を実践的に習得したい方
- 将来、国際共同制作や海外作品への参加を目指す方
- 仲間と積極的に学び合い、成長する意欲のある方
同プログラムは技術習得だけを目的とするものではない。撮影部全体を理解し、チームワーク、判断力、責任感、問題解決能力を身につけ、国際的に活躍できる撮影人材の育成を目指すとしている。
問い合わせ先
- 協同組合 日本映画撮影監督協会(JSC):
- Mail:info@jsc.or.jp
- Web:https://www.thejsc.net
- 主催:文化庁/独立行政法人日本芸術文化振興会/協同組合日本映画撮影監督協会(JSC)
- 協力:ソニー株式会社/株式会社角川大映スタジオ/有限会社グリフィス(順不同)