Blackmagic Designの発表によると、英国最大級のサッカーファン向けチャンネル「The United Stand」がBlackmagic Designのワークフローでファン向けの番組を拡大したという。
The United Standは、ウェブカメラを使用したオンラインコミュニティという当初の姿をはるかに超える成長を遂げた。現在、YouTubeにおける同チャンネルの登録者は226万人に達し、再生回数は約18億3000万回に及んでいる。試合当日は、試合前の前座番組、チームニュース、ウォッチアロング、試合後の反応、クリップ、SNS向けコンテンツなどの制作を行っている。
それをサポートするにあたって、Blackmagic Designの製品を中心としたワークフローが構築された。
プロデューサーのグレッグ・ハートリー氏は、次のようにコメントしている。
ハートリー氏:The United Standを始めた時、コミュニティはすでに巨大なものだったので、目標は当初から変わらず、ただシンプルにマンチェスター・ユナイテッドのファンに発言の機会を与えることだと思っています。

同氏は、数人のファンがウェブカムで行っていたライブ配信から、1日に複数回行われる本格的なスタジオ制作に変わった際に、チャンネルの成長を実感したという。
ハートリー氏:現在、試合の日は非常に忙しく、プロデューサー、エディター、SNS担当者が同時に作業しています。
しかし、視聴者が画面上で見ているものは全体の一部に過ぎないと同氏は説明する。
ハートリー氏:各ライブ配信の裏にある綿密な計画とプレッシャーを視聴者が目にすることはありません。バックグラウンドで、プロデューサーがすべてを統括し、エディターがリアルタイムで決定的な瞬間を切り取り、スタッフがニュース速報を追い、記者会見を見て、ライブチャットとグラフィックを管理し、進行順を把握しつつ、SNSの対応も行っています。
このレベルを可能にするために、放送コントロールルームと2つのモジュラー式セットを備えた常設スタジオが構築された。コントロールルームのライブプロダクションワークフローは、ATEM Constellation 8Kライブプロダクションスイッチャー、操作用のATEM 2 M/E Advanced Panel 20、再生・収録用のHyperDeck Studio HD Plus放送デッキで構成されており、刻々と変わるサッカーのスケジュールを扱えるようになっている。

ハートリー氏:サッカーの過密なスケジュールや試合当日のコンテンツ制作に伴うスピードとプレッシャーに対応できるよう、このスタジオを構築しました。
制作用のコントロールルームと、編集、グラフィック、SNS用の領域を備え、すべてが常設されているので、瞬時にライブ配信を開始できます。
同氏にとって、このワークフローは試合の日の実務において違いを生んでいる。特に、進行順が瞬く間に変わる場合や、過去のクリップや事前収録した要素を使用する必要がある場合にそれは顕著だという。
ハートリー氏:DaVinci ResolveとHyperDeckのワークフローでは、より多くのコントロールが得られ、迅速な作業が可能になっています。今では、以前より簡単に、複数の入力、グラフィック、カメラ、過去のクリップ、事前収録した映像を扱えます。放送中に何か変更がある場合、遥かに柔軟に対処できます。
スタジオの能力は向上したが、制作において、そのフォーマットを維持することが引き続き重要視されていると同氏はコメントしている。
ハートリー氏:Blackmagicの製品では、カメラの切り替え、グラフィックの挿入、ニュースへの瞬時の反応を行う柔軟性が得られていますが、番組が過度に作り込まれたものにならないようにしています。このチャンネルで重視していることは、会話、意見、ファンとのつながりです。同社のテクノロジーのおかげで、それが円滑に行えています。
