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ソニーは、デジタルワイヤレスマイクロホンシステム「DWXシリーズ」の第4世代モデルとして、ボディパックトランスミッター「DWT-B40」とラックマウントレシーバー「DWR-R40Q」を2027年2月に発売する。新シリーズでは伝送信頼性を高めたほか、「DWT-B40」に32bit Float対応の「送信機内音声レコーディング機能」を搭載する。ラインナップと市場想定価格は以下の通り。

  • ボディパックトランスミッター「DWT-B40/L/MH/G」:税込437,800円前後
  • ボディパックトランスミッター「DWT-B40/B」:税込418,000円前後
  • ラックマウントレシーバー「DWR-R40Q/W/G」:税込1,306,800円前後

DWX第4世代デジタルワイヤレスシリーズの主な特長

伝送信頼性を高めた安定運用

同シリーズは、最新のRF回路と高性能なRFデバイスを採用することで、伝送性能やノイズ耐性を強化。電波環境の厳しい条件下でも安定したワイヤレス運用を支援する。

「DWT-B40」は、送信波形の品質や変調精度を向上させることで伝送信頼性を高め、安定したRF送信を実現する。また、送信電力は1mW、5mW、10mW、50mWの4段階に対応。スタジオ収録から長距離伝送を必要とするスポーツ中継まで、用途や運用環境に応じた柔軟なシステム構築を可能にする。

「DWR-R40Q」は、高性能なRF回路を採用し、ノイズの多い電波環境でも安定した受信性能を確保する。通常時は4チャンネル受信に対応し、4アンテナを使用する4ダイバーシティモードでは2チャンネル受信機として動作する。さらに、強入力耐性を高め、多チャンネル同時運用時の安定性向上を図っている。

ワークフローの進化を支える送信機内音声レコーディングと操作性の向上

〈「DWT-B40」の送信機内音声レコーディング機能〉

「DWT-B40」は、ソニー独自のアルゴリズムを用いた32bit Float内部録音に対応する「送信機内音声レコーディング機能」を搭載する。ワイヤレス信号が途切れた場合などに備えたバックアップ録音として利用でき、ポストプロダクションでの編集にも活用可能だ。録音は送信機のRECボタンによる直接操作に加え、受信機やワイヤレスマイク運用管理ソフトウェア「Wireless Studio」からCross Remoteを利用したリモート操作にも対応する。タイムコード同期に対応し、後段の編集作業を効率化できるほか、microSDカードを介したデータ移行も可能だ。

〈柔軟な電源運用と拡張性〉

「DWT-B40」は、従来の単3形乾電池に加えてリチウムイオン充電池にも対応する。モバイルバッテリーなどからのUSB給電にも対応し、現場での電源運用の自由度を高めた。また、+48Vファンタム電源出力機能を搭載し、ショットガンマイクなどのコンデンサーマイクを直接接続できる。多くの新機能を搭載しながら、現行モデルと同等の小型・軽量設計を実現している。

〈省スペース設計と直感的なセットアップ〉

「DWR-R40Q」は、1Uサイズで4チャンネル受信に対応し、ラックスペースの効率的な活用を可能にする。Danteオーディオネットワークに対応し、4つのネットワークポートを備えることで、柔軟なネットワーク構成に対応する。

また、アナログXLR出力も備え、既存のワークフローにも対応する。さらに、4チャンネル分の周波数設定とペアリングを少ないボタン操作で行えるクイックセットアップ機能を搭載し、収録前のセットアップ時間短縮を支援する。

既存シリーズとの互換性でスムーズな導入と継続運用を実現

同シリーズは従来世代のオーディオコーデックモードに対応し、既存のDWXシリーズとの音声互換性を確保する。「DWT-B40」は、既存モデルと同様の電池ケース構造を採用し、メニュー操作も継承。従来モデルからの操作性を維持し、既存ユーザーが導入しやすい設計としている。

IBC 2026に展示

ソニーは、2026年9月11日~14日にRAI Amsterdamで開催される「IBC 2026」で、「DWT-B40」と「DWR-R40Q」を展示する。