Adobeは、モバイル向け動画編集アプリ「Adobe Premiere」のAndroid版の提供を開始した。Google Playストアから無料で利用できる。
Premiereモバイル版は2025年にiPhone向けとして提供を開始しており、今回新たにAndroidへ対応した。SNS向け動画やVlog、チュートリアル、ポッドキャストのクリップなど、モバイル環境での動画制作を想定した編集機能を搭載する。
マルチトラックタイムラインとフレーム単位の編集に対応
Premiereモバイル版は、ビデオ、音楽、ナレーション、テキスト、エフェクトなどを配置できるマルチトラックタイムラインを搭載する。フレーム単位でクリップを調整でき、映像と音楽のタイミング調整やトリミングなどを行える。
最大4Kのビデオ編集と書き出しにも対応する。基本的な動画編集、プロジェクトのローカル保存、動画の書き出しはAdobeアカウントへのログインなしで利用できる。一方、無料のStock音楽や生成AI機能など、一部の機能やアセットの利用にはログインが必要となる。また、広告や透かしのない環境で編集できる。
「オーディオを強調」で背景ノイズを低減
音声編集機能として「オーディオを強調」を搭載する。音声の明瞭度を高めるとともに背景ノイズを低減でき、インタビューやナレーションなどの音声を聞き取りやすく調整できる。
Adobe Stockから提供されるエフェクト、トランジション、クリエイティブアセット、音楽も利用可能。ユーザー自身が用意したオーディオファイルや、映像素材から分離したオーディオも編集に使用できる。
また、クリエイターが制作したテンプレートを利用して編集を始めたり、用途に合わせてカスタマイズしたりすることも可能だ。
Adobe Fireflyによる生成AI機能を搭載
Adobe Fireflyを活用した生成AI機能にも対応する。「生成塗りつぶし」「動画を生成」「効果音を生成」などを利用し、編集に必要な素材を生成できる。
基本的な動画編集機能は無料で提供される。生成AI機能の利用にはFirefly生成クレジットの購入・使用が必要で、ストレージや生成AIクレジットを追加するためのアップグレードオプションも用意されている。

Adobe Fontsやキーフレーム、ビート検出なども追加予定
今後はAdobe Fontsへの対応や、「キャプションを作成」などの字幕関連機能の強化に加え、キーフレーム、トリミング、ビート検出などの機能を追加する予定だ。
さらに、モバイルで開始したプロジェクトをPremiereデスクトップ版で引き続き編集できる機能も近日中に追加予定としている。
Premiereモバイル Android版は、Android 13以降を搭載し、RAM 5GB以上のデバイスを対象にGoogle Playストアで配信されている。