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ライカカメラ社(以下:ライカ)は、iPhone向けカメラアプリ「Leica LUX 2.0」を発表した。iPhone撮影向けエコシステムを拡充し、新機能やクリエイティブ表現の選択肢を広げるとともに、アプリと連携するアクセサリーを展開する。

「Leica LUX 2.0」は10月初旬にApple App Storeでリリース予定。無償版に加え、有償版の「Leica LUX PRO」は月額1,000円、または年額10,000円で利用できる。年間サブスクリプションには、7日間の無料トライアルが含まれる。アプリの価格は地域によって異なる場合がある。

「Leica LUX 2.0」は、カメラアプリ「Leica LUX」におけるこれまでで最も包括的なアップデートとなる。新バージョンでは、「Leica FOTOS」アプリと同じギャラリー画面を採用。ライカカメラから着想を得た新しいアプリアイコンや、Appleのデザイン言語「Liquid Glass」の要素を取り入れたユーザーインターフェースも備える。

また、スティーブ・マッカリーが手がける「Artist Look」を追加し、iPhone 18 ProおよびiPhone 18 Pro Maxにも対応する。なお、スティーブ・マッカリーの「Artist Look」とiPhone 18 Proシリーズへの対応は、9月24日から「Leica LUX」で利用できる。

さらに、モバイル撮影を快適にするアクセサリーも拡充される。カメラのような操作感をもたらすiPhone用カメラグリップ「Leica LUXグリップ」には、新たにシルバーカラーが加わった。iPhone 18 ProおよびiPhone 18 Pro Maxに対応するブラックレザー製の「Leica LUXケース」は、「Leica LUXグリップ」と組み合わせた使用を想定し、保護性能とライカらしいデザインを両立する。「Leica LUXグリップ シルバー」には、「Leica LUX PRO」の1年間の利用権が付属する。

Leica LUX 2.0:アプリとシステムがさらに連携

「Leica LUX」アプリは、ライカならではの視覚表現をiPhoneにもたらすカメラアプリである。ライカレンズを再現した表現や多彩な「Leica Looks」を搭載し、フォーカス、露出、ISO、ホワイトバランスのマニュアルコントロールにも対応する。日常のスナップから構図を練った撮影まで、iPhoneでの写真表現を広げる。

Leica LUX 2.0の利用イメージ

バージョン2.0では、「Leica FOTOS」アプリと同じギャラリー画面を採用する。「Leica FOTOS」アプリは、対応するライカカメラとスマートフォンやタブレットを連携させ、画像の転送や管理を支援するアプリだ。両アプリで操作体系をそろえることで、ライカのシステム内での撮影体験をより一貫したものにする。

新しいフィルムストリップにより、詳細表示から個々の写真を直接選択できるようになる。グリッド表示では複数選択に対応し、大量の画像も管理しやすくなる。さらに、Darkroomに加え、Adobe LightroomやCapture Oneも外部編集アプリとして直接起動できる。

ユーザーインターフェースも刷新された。すっきりとした外観にAppleの「Liquid Glass」の要素を取り入れながら、撮影操作部の配置は従来の使い勝手を引き継ぐ。主要な設定は直感的に操作しやすい位置に置かれており、従来ユーザーも迷わず扱える構成である。

Leica LUX 2.0のインターフェースイメージ

新しいデザインに加え、ライカカメラから着想を得た複数のアプリアイコンも用意される。ユーザーはホーム画面を好みに合わせてカスタマイズできる。「Leica LUX」は、iPhone 18 ProおよびiPhone 18 Pro Maxに対応する。

バージョン2.0では、新世代のデバイスが持つ撮影機能に合わせた最適化も行われている。アプリは継続的に更新され、約2カ月ごとに新機能が追加される予定である。これまでにも「Leica Perspective Control」やハレーション効果、モノクローム写真用のカラーフィルターなどが追加されてきた。

ライカカメラ社 モバイル部門バイスプレジデントのマリウス・エシュヴァイラー氏は、次のようにコメントしている。

エシュヴァイラー氏:「Leica LUX 2.0」の登場により、モバイル撮影とライカシステムの連携がさらに深まります。共通のギャラリー、新しいユーザーインターフェース、そしてスティーブ・マッカリーが手がける「Artist Look」は、iPhoneを使って独自の表現手法を築き上げる新たな可能性を開きます。「Leica LUXグリップ シルバー」と専用ケースを組み合わせることで、モバイル撮影のための一貫性と調和のある製品ラインナップを実現します。

スティーブ・マッカリーのArtist Look:色を起点にした表現

スティーブ・マッカリーは、現代を代表する写真家の一人である。ルポルタージュ、ポートレート、旅行、風景写真といったジャンルにまたがる作品で知られ、ヒューマニズムに根ざした写真表現を続けてきた。人々やその暮らしに向けられたまなざし、色彩、光、決定的瞬間を捉える感覚が、同氏の作品を特徴づけている。1986年からマグナム・フォトに所属し、2011年には初めて「Leica Hall of Fame」に選出された。

スティーブ・マッカリーによるArtist Lookのイメージ

ライカと共同で開発した「Artist Look」は、マッカリーの色彩感覚を、モバイル撮影における独自の表現として落とし込んだものだ。特徴的な色調と、光と色の関係性に重点を置いている。その個性は単一の色彩効果ではなく、色、被写体、光、構図の組み合わせから生まれる。

「Artist Look」は、写真を自動的にスティーブ・マッカリーの作品のように見せるテンプレートではない。撮影者自身の写真表現の出発点として設計されている。写真の情緒は、その瞬間の光、構図、被写体から生まれるものだからである。

Leica LUXのArtist Look作例イメージ

グレッグ・ウィリアムズによる「Artist Look」に続き、スティーブ・マッカリーの「Artist Look」は、ライカが著名な写真家と共同で展開するシリーズの第2弾となる。この新しいLookは「Leica LUX PRO」で利用できる。また、「Leica FOTOS」アプリを通じて「Leica Q3」および「Leica SL3」でも利用可能である。

Leica LUXグリップ シルバー

Leica LUXグリップ シルバー

「Leica LUXグリップ シルバー」は、既存のブラックモデルに新たなシルバー仕上げを加えるモデルである。基本機能はブラックモデルを踏襲する。2段階の機械式シャッターボタンは、軽く押すとフォーカスし、押し込むとシャッターを切る仕組みだ。設定ダイヤルと、自由に割り当てられる2つのファンクションボタンにより、主要なカメラ設定へ直接アクセスできる。

「Leica LUXグリップ」は、MagSafeでiPhoneに取り付けられる。Bluetooth経由でスマートフォンと通信し、物理的な操作部を撮影ワークフローに組み込む。バッテリーはUSB-C経由のフル充電で最大1,000枚の撮影に対応する。「Leica LUXグリップ」は、iPhone 12以降のモデルで使用できる。また、同製品には「Leica LUX PRO」の1年間の利用権が付属する。

iPhoneに装着したLeica LUXグリップ シルバー

Leica LUXケース

iPhone 18 ProおよびiPhone 18 Pro Max専用の新しい「Leica LUXケース」は、日常使いに適した保護性能とライカらしいデザインを組み合わせたケースである。「Leica LUXグリップ」との併用に合わせて設計されている。

Leica LUXケース

外側にはブラックレザー、内側には赤いマイクロファイバーを採用する。従来のカメラボタン部分の開口部に代わり、一体型のカメラボタンを備えることで、操作性と堅牢なデザインを両立した。「Leica LUXケース」は、MagSafeで「Leica LUXグリップ」やその他の対応アクセサリーと接続できる。

Leica LUXケースとLeica LUXグリップの組み合わせ

モバイル撮影に特化した製品ラインナップ

「Leica LUX 2.0」「Leica LUXグリップ シルバー」「Leica LUXケース」は、それぞれ単独でも、組み合わせても使用できる。撮影アプリ、グリップ、ケースを組み合わせることで、iPhoneによる撮影をライカのモバイル撮影システムとして扱える。

「Leica LUXグリップ」に付属する「Leica LUX PRO」の1年間の利用権により、アプリの全機能や、スティーブ・マッカリーによる新しい「Artist Look」も利用できる。

写真撮影機能、物理的な操作性、ライカらしいデザインを備えた「Leica LUXグリップ シルバー」と「Leica LUXケース」は、iPhoneによる写真撮影をよりこだわって楽しみたいユーザーに向けたアクセサリーとなる。

新製品「Leica LUXグリップ シルバー」は2026年10月10日(土)に、「iPhone 18 Pro / Pro Max用Leica LUXケース」は2026年10月中に順次発売予定である。