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TASCAMは、商業施設や展示施設、テーマパーク、工場などでの音声運用に対応する商空間向けプログラマブル・アナウンスメントSDプレーヤー「AP-10」を2026年10月下旬に発売予定だ。希望小売価格は税込121,000円。

AP-10は、GPIO端子やLAN経由のOSC(Open Sound Control)を利用し、センサー、タイマー、サイネージ、照明設備などの外部機器と連携できる2チャンネルSDプレーヤーだ。案内放送や安全喚起、演出音声などの自動再生に対応し、施設内の音声運用を効率化する。

商業施設や展示施設では、来場者への案内だけでなく、映像や照明と連動した演出など、音声コンテンツの用途が広がっている。一方、複数の機器を組み合わせたシステムでは、構築や運用管理が複雑になることも課題だ。AP-10は、外部機器との連携機能と多彩な再生モードを備えることで、こうした音声運用の自動化を支援する。

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GPIO・OSCによる外部機器との連携

AP-10は、GPIO端子を通じて操作盤やセンサー、タイマー、サイネージなどからの信号を受け取り、音声を自動再生できる。また、音声の再生状況に応じた制御信号の出力にも対応し、照明や表示機器などを連動させることが可能だ。

例えば、来場者の動きに合わせた案内音声の再生や、展示映像に合わせた音声演出など、外部機器からの制御を利用した運用が想定される。

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さらに、LAN経由のOSCにも対応する。各種設備制御システムやカスタムアプリケーションとの連携に加え、タブレット端末などからの遠隔操作も可能となる。映像、照明、音響を組み合わせた設備構成において、音声再生機能を制御システムに組み込める点が特徴だ。

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専用ソフトによる音声管理と5種類の再生モード

音声コンテンツの管理には、無償ソフトウェア「TASCAM Playlist Editor」を使用できる。パソコン上で音声ファイルをAP-10に対応する形式へ変換できるほか、プレイリストの作成・編集にも対応する。

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再生モードは、ダイレクト再生、シングル再生、インターバル再生、バイナリ再生、プログラム再生の5種類を搭載。案内放送、販促放送、展示演出、多言語案内など、施設ごとの用途に応じて再生方法を選択できる。

また、電源投入時に音声再生を自動的に開始するパワーオンプレイ機能も搭載する。定常的に音声コンテンツを再生する設備では、電源操作と音声再生を連動させた運用が可能だ。

BGMとアナウンスの両立、緊急時の割り込み再生にも対応

AP-10は、外部からライン入力されたBGMと本体で再生する音声をミキシングして出力できる。ダッキング機能を使用すると、アナウンス再生時にBGMの音量を自動的に下げ、案内音声を聞き取りやすくすることが可能だ。

さらに、本体操作による緊急時の割り込み再生や停止にも対応する。通常の音声再生とは別に、必要に応じてアナウンスを優先する運用が想定される。

左右の出力チャンネルを独立して使用するデュアルモノ再生にも対応しており、LチャンネルとRチャンネルから異なる2系統の音声を再生できる。

本体は1U・ハーフラックサイズを採用。商業施設の案内放送から展示演出、工場内の音声案内まで、外部制御と音声再生を組み合わせた幅広い設備用途に対応する製品となっている。