株式会社コシナは、フォクトレンダーブランドから、35mm判フルサイズに対応するVMマウント用交換レンズ「COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 -SKOPAR 100th model-」を2026年11月に発売する。希望小売価格は税込82,500円。正式な発売日は未発表だ。
同製品は、フォクトレンダーの「スコパー」銘のレンズが登場して100周年を記念する特別モデルだ。ロングセラーのパンケーキタイプ広角レンズ「COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 P II」をベースに、外装をシルバー仕上げとした。
光学系のルーツは、1999年に発売されたスクリューマウント版の「COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 C-type」「COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 P-type」にさかのぼる。その後、2006年にVMマウントを採用した「COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 P II」が登場し、小型軽量で操作性に優れた常用レンズとして展開されてきた。
フィルムカメラでもシャープな描写と豊かな階調表現を楽しめる一方、使用するデジタルカメラの撮像素子との組み合わせによっては、画面周辺部に色かぶりが生じる場合がある。
全長23mmの薄型設計と操作性を両立
「COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 -SKOPAR 100th model-」は、マウント面からの全長23mm、重量134gの小型軽量設計を採用。距離指標や絞り値の表示には、同社のヴィンテージライン製品に採用されているフォントを使用し、クラシカルな外観に仕上げている。
薄型のレンズ鏡筒には、指にフィットするくぼみを設けたフォーカシングレバーと、明確なクリック感を備えた絞りリングを採用。コンパクトな外形と操作性の両立を図っている。
フォーカシング機構には、高精度に加工・調整された総金属製ヘリコイドユニットと、適度なトルクを生み出す高品質グリースを使用。滑らかな操作感と精密なピント調整を可能にしている。
シルバー仕上げの専用フードと金属製リアキャップが付属
100周年記念モデルには、レンズ本体と同じシルバー仕上げのスリット入り金属製フードと、特別仕様のリアキャップが付属する。
専用フードはバヨネット式の金属製で、レンズと一体感のあるクラシカルな外観を採用。スリットを設けることで、レンジファインダー式カメラへの装着時にファインダーの視野を遮りにくい構造となっている。
リアキャップは、アルミニウムを削り出した部品を組み合わせた3ピース構造の特別仕様だ。金属ならではの質感と軽量性を両立させている。
ライカMマウント互換のVMマウントを採用
レンズマウントには、ライカMマウント互換のVMマウントを採用。高精度の距離計連動機構を搭載し、レンジファインダー式カメラでの精密なピント合わせに対応する。
距離計連動範囲は無限遠から0.7mまでで、使用するカメラによって異なる。また、マウントアダプターを介することで、対応するミラーレスデジタルカメラにも装着できる。
光学系は5群7枚構成で、絞り羽根は10枚。35mm判フルサイズに対応するイメージサークルを確保しており、焦点距離35mm、開放F値2.5、最短撮影距離0.7mという仕様だ。一眼レフ用の交換レンズと比較してコンパクトな外形も特長としている。
主な仕様
| 焦点距離 | 35mm |
| 口径比 | 1:2.5 |
| 最小絞り | F22 |
| レンズ構成 | 5群7枚 |
| 画角 | 63° |
| 絞り羽根枚数 | 10枚 |
| 最短撮影距離 | 0.7m |
| 距離計連動範囲 | ∞~0.7m(カメラにより異なる) |
| 最大径×全長 | φ55.0×23.0mm |
| フィルターサイズ | φ39mm |
| 重量 | 134g |
| マウント | VMマウント |
| 付属品 | 専用フード、前キャップ、金属製リアキャップ |