Other World Computing(以下:OWC)は、接続されたストレージのボリュームをワンクリックで安全に取り外せるソフトウェア「OWC Dock Ejector 2.1」の一般提供を発表した。MacおよびWindowsで利用でき、Macでは対応するOWC製ドックのUSBポートで高出力給電を有効にする機能も備える。同社ウェブサイトから無料でダウンロードできる。
OWC Dock Ejectorは、接続中の外部ストレージのボリュームを検出し、ワンクリックで安全に取り外すためのソフトウェアだ。複数のドライブを個別に取り外す手間を省き、ドックを切り離す際のデータ破損や消失のリスクを低減する。OWC製ドックは同ソフトウェアを導入しなくても使用できるが、バージョン2.1では利便性とデータ保護に関する機能を強化している。
主な機能は以下の通り。
- MacおよびWindowsで、検出された接続中のデータボリュームをワンクリックで安全に取り外し、ドックの切断時に発生するデータ破損や消失のリスクを低減する。
- SoftRAID、AppleRAIDのボリュームに加え、カメラ用メモリーカードなどの非RAIDストレージにも対応。複数のボリュームを個別に取り外す必要がない。
- 映像・写真制作やMacとWindowsを併用する環境で使われるexFAT、FAT32形式のメディアについても、安全な取り外しを支援する。
- Macでは、対応するOWC製ドックのUSBポートで高出力給電を有効にし、Apple SuperDriveやモバイル機器など、追加の電力を必要とする対応デバイスの動作や高速充電を支援する。
Mac向けの高出力USB給電機能では、対応するOWC製ドックに備わるUSBポートの高出力給電機能をmacOSに認識させる。macOSのセキュリティ設定を引き下げることなく利用できる点が特徴で、必要に応じて機能拡張の承認を行う。
ただし、高出力給電機能はすべてのOWC製ドックに対応するわけではない。OWCのサポート情報によると、「OWC Thunderbolt 3 Dock」ではバージョン2.1の高出力給電用ドライバーが無効化されており、利用に制限がある。対応状況については機種ごとの確認が必要だ。
ソフトウェアはOWCの公式サイトから無料でダウンロードできるほか、今回初めてMac App Storeからも入手可能となった。なお、公式ダウンロードページで案内されているバージョンは、Mac版が「2.1.1」、Windows版が「2.0.1.2」となっている。
OWCの創業者兼CEOであるラリー・オコナー氏は、今回の発表について次のように説明している。
オコナー氏のコメント(要旨):OWC Dock Ejectorは、複数のストレージを個別に取り外す手間を省き、ワンクリックで安全に切断できるようにするソフトウェアだと説明。特に、カメラメディアやexFAT、FAT32形式のボリュームを扱うクリエイターにとって、データ破損や消失のリスクを低減できる点が重要だとしている。
また、Macでは対応するOWC製ドックの高出力USB給電機能を、macOSのセキュリティ設定を変更することなく利用できる点を強調。ストレージの安全な取り外しと高出力給電の有効化を一つの無料ソフトウェアで提供することで、OWC製ドックの利便性と機能性を高めるとしている。