Blackmagic Designの発表によると、ベン・ハウスドルフ氏とジョナサン・ケイディン氏による映画「Killer Rental(原題)」において、撮影のすべてがBlackmagic Designのデジタルフィルムカメラで行われたという。使用されたのは3台のBlackmagic URSA Mini Pro 12Kのほか、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro。同映画のカラーグレーディングには、編集、写真編集、カラーグレーディング、VFX、オーディオポストプロダクション用ソフトウェアのDaVinci Resolve Studioが使用された。

「Killer Rental」は、スラッシャー映画というジャンルに新しいアプローチで挑んだ作品で、隠しカメラによる映像やファウンド・フッテージ(偶然発見された映像)を無数に取り入れ、従来のスラッシャー映画のホラー表現と融合させている。同作は、ジョシュア・ツリーにあるバケーションハウスを借りた友人グループを描く。彼らは、自分たちのすべての行動が隠しカメラで監視されていることも、「The Carpenter」と呼ばれる殺人鬼に命を狙われていることも知らなかった。

同作品は、ファウンド・フッテージと隠しカメラを独自の手法で活用し、物語を展開するとともにアクションシーンを捉えることで、世界中の観客を獲得している。

受賞歴のあるインディーズ映画制作者のベン・ハウスドルフ氏は、「Higher Education(原題)」、「Fran(原題)」などを手がけ、Pentatonixとも約10年にわたり仕事をしてきた。ハウスドルフ氏は、「マネーボール」、「シンデレラ」、「21ジャンプストリート」シリーズなどを手がけた共同脚本家兼共同監督のジョナサン・ケイディン氏とともに、複数のホラージャンルを融合させた「Killer Rental」を制作した。

ハウスドルフ氏は、撮影からポストプロダクションまでのBlackmagic Designワークフローを採用した。同氏はPentatonixのミュージックビデオ、短編映画、SNS用コンテンツなどで何年もBlackmagic Designカメラを使用していたため、「Killer Rental」の非常に限られた予算内でも大規模なマルチカメラセットアップを構築することができた。

ハウスドルフ氏は、次のようにコメントしている。

ハウスドルフ氏:ジョナサンと私が、脚本の段階から「Killer Rental」の撮影方法を詰める段階に移った際、この物語を撮影するには多数のカメラが必要だとすぐに気づきました。予算はインディーズ映画のレベルでしたが、私たちのビジョンは確実にカメラ1台のインディーズ撮影の範囲を超えるものでした。

友人グループが家の中のあらゆる場所で監視されている状況を表現するには、最低でも4〜6台のサイズの異なるカメラが必要でした。また、彼らが発見するファウンド・フッテージのテープ映像も別途撮影する必要があり、低解像度の映像を見ている彼らのリアクションを捉えるために、さまざまな撮影セットアップが必要でした。最後に、殺人鬼「The Carpenter」が行動を起こすシーンは、Blackmagic URSA Mini Pro 12Kで撮影しました。Blackmagicのカメラは、手頃な価格、コンパクトな設計、使いやすさ、そして高画質を兼ね備えており、限られた予算と少人数のチームでも、思い描いていた映像を実現できました。

大量のファウンド・フッテージを撮影するため、ハウスドルフ氏、ケイディン氏、撮影監督のテイラー・ペルティエ氏は、家屋やガレージ、プール周辺にカメラを設置した。大量の映像を撮影する必要があったことから、高画質を実現するだけでなく、ストレージ容量をできる限り効率的に使用するためにもBlackmagic RAWを活用した。

ハウスドルフ氏:Blackmagic Pocket Cinema Cameraはどんな場所からでも撮影できますね。茂みの中や天井、工具箱の中などに隠して設置しました。あらゆる場所です。おかげで、緊張感やジャンプスケア、恐怖を感じさせるアクションシーンを演出するために必要なショットを、十分に撮影できました。

撮影後は、DaVinci Resolve Studioでカラーコレクションとオンライン編集が行われた。Blackmagic Designカメラはすべて、ポストプロダクションで円滑に処理できる高解像度の映像を提供する。

ハウスドルフ氏:「Killer Rental」は、大規模な撮影を必要とする大作でした。観客は、現在の時間軸で展開する緊迫したホラーシーンとファウンド・フッテージの間を行き来します。Blackmagicのワークフローで実現できた品質のおかげで、観客の物語への没入感を損なうことのない作品になりました。