パナソニック コネクトグループ(以下:パナソニック コネクト)は、2026年11月18日(水)~20日(金)に幕張メッセで開催されるメディア総合イベント「Inter BEE 2026」に出展する。

2026年は、「現場から広がる可能性で、未来を彩る」をコンセプトに、誰もが、どこからでも、しなやかにつながることができ、人や環境に制約されないワークフローを実現するソリューションを提案する。また、パナソニック コネクトのソリューションを活用したリモートプロダクションの取り組みについて、放送局によるユーザー講演を予定している。

背景

放送業界では、テレビ放送に加え、配信やSNSなど多様なプラットフォームへの対応が求められる一方、広告・収益構造の変化を踏まえた事業の持続性確保や、限られた人員・予算のなかでの高品質なコンテンツ制作も重要な課題だという。また、制作・送出環境では、設備の更新や運用の効率化、柔軟なシステム構築に加え、安定した放送と多様な映像表現の両立が求められている。Inter BEE 2026では、制作現場の負担軽減と映像表現の可能性拡大を通じて、放送・配信の未来を支えるソリューションを提案する。

パナソニックブースの見どころ

1. メインステージ「AI×スマート中継 ~中継現場の業務最適化のご提案~」

従来の中継制作では、現場で撮影した映像・音声を放送局へ伝送して映像の切り替えや音声調整などを行うため、現場と放送局の双方に多くのスタッフや機材が必要だった。同ステージでは、「AI×スマート中継」をテーマに、AIを活用した番組制作支援と、タブレット・スマートフォンを活用したリモート運用による中継制作を実演する。人員配置や機材構成を最適化することで、放送品質の維持と中継制作の省人化・業務効率化を実現する新たなワークフローを紹介する。

2. AIを活用した高品質な番組制作と業務効率化

AIの活用による現場業務の効率化を支援し、放送品質の向上に貢献するソリューションを紹介する。

  • Media Production Suite プラグイン「Video Mixer」
    AIがリモートカメラで撮影した「被写体」と「背景」の境界線をリアルタイムかつ高精度に判別。専用のグリーンバックや専用のカメラ・照明を必要としない、柔軟で高品質なクロマキーレス映像制作を実現する。
  • AI広告審査サポートサービス
    AIが動画広告素材の映像・音声を解析し、各種法令・ガイドラインへの抵触リスク、事実確認が必要な箇所などを自動で抽出・レポートする。一次チェックの自動化や審査ポイントの標準化を実現することで、審査担当者の作業負担軽減と放送コンテンツの信頼性と品質向上に寄与する。

3. 高品質な映像制作・提供を支える最新製品群の展示

リモートカメラ、スタジオカメラ、LUMIXをはじめとする幅広いカメララインアップ・ライブスイッチャー・ソリューションを展示し、多様な映像制作ニーズに応える最新の製品群を紹介する。

  • リモートカメラ「AW-UE200」(2027年2月発売予定)「AW-UER200」(2027年度第1四半期発売予定)
    リモートカメラ初(※)のグローバルシャッター5KMOSセンサーを搭載した「AW-UE200」を展示。スポーツやイベントなどの動きの速いシーンでも、歪みのないリアルな映像を実現するほか、LEDウォールを活用したバーチャルプロダクションや照明演出の多いステージ環境でも、フリッカーを抑えた高品位な映像制作をサポートする。
    また、ロール機構を搭載した「AW-UER200」についてもモックアップ展示する。
  • Media Production Suite「Image Adjust Pro(AW-SF600)」(2026年10月アップデート提供)
    「Image Adjust Pro(AW-SF600)」において複数のカメラの色合わせを自動化するアップデートを紹介する。基準カメラの映像に合わせて、複数カメラの色味を自動で調整するため、従来必要だった色補正などの調整作業を大幅に削減する。カラーチャートを用いた色合わせを短時間で実行できるため、専門知識がなくても簡単に運用可能だ。
  • 「Kairos Core 210(AT-KC210T)」(2026年度第4四半期発売予定)
    「IT/IPプラットフォーム KAIROS(ケイロス)」の第3世代ミドルレンジメインフレーム「Kairos Core 210」を展示。映像処理性能などの基本性能を強化し、5つのスロット全てにSDI、HDMI、IPの各入出力ボードを柔軟に構成できる新設計だ。さらに、JPEG XS対応などIP運用性能を強化し、多様化するライブ映像制作のニーズに応えるKAIROSのさらなる進化を紹介する。
  • ライティングコーナー(照明卓)(参考出展)
    国際標準規格であるGDTF(General Device Type Format:.gdtfファイル)およびMVR(My Virtual Rig:.mvrファイル)に対応した照明卓(朝日放送テレビと共同制作)を紹介する。従来の国産照明卓では未対応だった国際標準規格に対応したことで、国内照明卓・海外照明卓・CAD・3Dシミュレーション間のシームレスなデータ連携を実現する。

リモートプロダクション ユーザー講演

KAIROSの活用事例をテーマとしたユーザー講演を実施する。放送局各社より、リモートプロダクションの実証実験やスポーツ中継における効率化、地上波生中継での活用事例などについて紹介いただき、番組制作現場における新たな可能性とその効果を伝える。

  • 株式会社 テレビ金沢 技術局 主任 山本 大輝様
  • 株式会社 テレビ北海道 技術・DX推進局 局長 池田 修様
  • 読売テレビ放送株式会社 クロステック局 副部長 藤井 一也様

講演時間などの詳細情報は、ウェブサイトを確認のこと。

Inter BEE 2026 概要

  • 会期:2026年11月18日(水)~20日(金)
  • 会場:幕張メッセ(パナソニックブース:映像制作/放送関連機材部門 ホール4)
  • 入場:無料(全来場者登録入場制)
  • 主催:一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)

パナソニック コネクトブース出展商材

  • KAIROSオンプレミス
  • KAIROSクラウドソリューション
  • ソフトウェアプラットフォーム Media Production Suite
  • カメララインアップ・ライブスイッチャー
  • スタジオライティングソリューション

※1インチ以上のMOSセンサーを搭載した映像制作用リモートカメラにおいて。2026年9月時点、パナソニック調べ。