株式会社WorldLink & Companyは、カメラギアブランドPolarProの国内正規代理店として、モノクロ撮影向けフィルター「CineRed」の予約受付を開始した。同社が運営するオンラインショップ「UAVOOM」で取り扱い、2026年11月中旬頃から出荷を開始する予定だ。ラインアップと販売価格は以下の通り。
- 39mm:税込15,950円
- 43mm:税込15,950円
- 46mm:税込15,950円
- 49mm:税込15,950円
- 67mm:税込19,360円
- 77mm:税込22,880円
- 82mm:税込26,400円
- 86mm(C):税込26,400円
- 95mm(C):税込31,680円
- Helix MagLock:税込44,000円
- Mini MagLock:税込35,200円
レッドフィルターによってモノクロ写真の階調表現を変える
CineRedは、レッドフィルターと偏光フィルターを一体化し、モノクロ撮影のコントラストや階調表現を調整できる製品だ。
レッドフィルターは青い光の透過を抑えるため、モノクロ撮影では青空を暗く描写し、白い雲との明暗差を強調する。緑の被写体についても周囲との明暗差を変化させ、風景写真などに力強いコントラストをもたらす。
フィルターガラスの赤みは装飾ではなく、入射する光の波長成分を選択的に透過させるためのものだ。撮影時に光学的な処理を行うことで、一般的なモノクロ変換とは異なる階調表現を得られる。
モノクロ撮影向けに調整された光学特性
CineRedは、モノクロ撮影向けに調整された独自の「CINERED」カラートーン特性を採用する。画像編集ソフトウェアで適用するデジタルプロファイルではなく、フィルターの光学特性によって階調表現を変化させる仕組みだ。
明暗差の大きい撮影環境において、空と雲の階調を明確に分離し、被写体の輪郭や奥行き感を強調することを目的としている。風景や建築物など、光と影の対比を生かす撮影での活用が想定される。
レッドフィルターと偏光フィルターを1枚に統合
CineRedは、レッドフィルターとPolarProのクロマ偏光フィルターを1枚に統合した構造が特徴だ。
レッドフィルターがモノクロ撮影時の階調分離を変化させる一方、偏光フィルターはガラスや水面などの不要な反射を軽減し、被写体の質感やコントラストを引き出す。2種類の効果を1枚のフィルターで利用できるため、別々のフィルターを重ねて使用する必要がない。
偏光フィルターは110°の短い回転範囲で効果を調整できる構造を採用。撮影時にはフィルターを回転させながら、反射の抑制具合を調整できる。
なお、メーカー公表の減光量は約3段。撮影時には減光を考慮した露出設定が必要となる。
CinemaSeriesガラスと真鍮製フレームを採用
光学ガラスにはPolarProの「CinemaSeries」ガラスを採用。16層のコーティングによってフレアの発生を抑えるとともに、指紋や油分、傷への耐性を高めている。
フレームには100%真鍮製の構造を採用。保管・運搬時にフィルターを保護する「Defender」キャップも付属する。
なお、CineRedは一般的なレンズキャップに対応しておらず、付属のDefenderキャップを使用する。また、フィルター前面に別のフィルターを重ねて装着する構造にはなっていない。
サイズとマウント
CineRedは、ねじ込み式として39mm、43mm、46mm、49mm、67mm、77mm、82mm、86mm(C)、95mm(C)の9サイズをラインアップする。
86mm(C)と95mm(C)は粗いネジピッチの仕様となるため、装着するレンズとの適合確認が必要だ。
ねじ込み式に加えて、PolarProのマグネット式フィルター装着システム「Helix MagLock」「Mini MagLock」に対応したモデルも用意する。いずれも装着には別売の対応スレッドプレートが必要となる。