FilmVault(フィルムヴォルト)は、35mm サイズもしくは120 中判(ミディアムフォーマット)サイズのフィルムロールを収納するためにデザインされた専用ケース。
1年以上をかけて開発されたケースは、フィルムロールがケース内部でガタガタ振動しないようにデザインされ、日帰りの短い旅行であっても、長時間の撮影ミッションであっても、フィルムを保管、保護、輸送するための現代的でミニマルな方法を提供するという。
FilmVault は、プレミアム軽量アルミニウムによる外装とゴム製のOリングガスケットシールにより、防塵防水性を提供。大切なフィルムロールを埃、汚れ、水などから守るという。
FilmVaultは、35mmサイズ/120サイズそれぞれのサイズで2ロール用と5ロール用が用意されており、撮影予定に合わせて必要なロール数を持ち運ぶことができる。
1977年のAi化の際、ニコマートELWの後継機もAi方式となった。ただ、名称が「ニコマートEL2」ではなく、「ニコンEL2」となったのである。それまで最高級機のF一桁の機種だけは「ニコン」で、中級機や普及機は別のブランド名と厳然と区別してきたニコンが、どうした風の吹き回しだろうか?背景にはニコマート系もかなり性能が上がってきて、その分価格も高価になってきたことがあるだろう。ニコマートの名前だと却って廉価版と見られてしまい、売りにくくなってきたのかもしれない。ともあれELシリーズの最終機は、晴れて「ニコン」を名乗ることを許されたのである。
そういえばレンズシャッター一眼レフの「ニコレックス35」シリーズも最終機は「ニコンオート35」であった。もっとも、輸出向けは「ニコレックスオート35」のままであったが。
ニコマートELWをAi化するにあたって、ニコマートFT3のように単純に絞りの連動部分のみを変更するものと思っていた。だから受光素子をSPDに変えると聞いたとき、設計担当者としての反応は正直言って「えーっ!?」だったのである。確かに当時ライバルメーカーのTTL-AE一眼レフは、コンタックスRTS、キヤノンAE-1、オリンパスOM2など、軒並み受光素子にはSPDやGPDなどの光起電素子を使っている。相変わらずCdSを使っていては時代遅れになることは明らかであった。
しかし、ニコンとしては翌1978年にニコンFEの発売を控えており、その開発もかなり進んでいた。ニコンEL2の製品寿命はほぼ1年しかないことは決まっていたのである。そのような機種にSPD採用に必要な多大な開発投資をつぎ込んでよいのだろうか?というのが正直な感想であった。しかし、すでに決まったことなので従わざるを得ない。急遽ニコンFEのために開発中であった電子制御シャッター制御用のICを前倒しして流用することにした。ただ、そのまま使えるわけではない。ニコンFEの電源は銀電池2個で3ボルトであるのに対してニコンEL2は6ボルトになる。シャッターユニットのマグネットが6ボルトでないと動作しないのだ。制御回路の方は電源電圧の変動に影響されないような設計になっているが、IC内の素子の耐電圧の問題がある。ここはICのメーカーに頼み込んで6ボルトの電源でも動作するように仕様を変更してもらった。
SPDの使用で制御回路は新規のものになったが、回路規模は大きくなり、それまでニコマートELやELWで使われていた航空母艦型のガラスエポキシプリント基板に収まらなくなった。そこでペンタプリズムの屋根部をまたがるようにフレキシブルプリント板(FPC)を配置し、そこに回路部品を実装することにした。フレキシブルプリント板は現在でこそカメラを始め多くの電子機器に普通に使われているが、ニコンでカメラに本格的に用いたのは、この時が初めてである。カメラとしてはヤシカエレクトロAX(1972)あたりから使われていたが、フラットケーブル的な使い方で、それをさらに進めてメインの回路基板として使われるようになったのはキヤノンAE-1(1976)あたりからのことである。
耐熱性の高いポリイミド樹脂のフィルムに銅箔で回路パターンを形成し、それに電子部品を半田付けするもので、ガラスエポキシなどの固いプリント基板と大きく違うのは、リード線や電子部品を半田付けする電極部分を除いて、カバーコートという保護フィルムで全面を覆うことができる点だ。そのため回路パターンを外気の湿気やゴミから保護することができ、それらによる絶縁低下を嫌うSPD回路用としては、まさにうってつけの実装材料と言えるだろう。もちろん、フィルム状のため折り曲げ自在でカメラボディのちょっとした隙間にも這わせることができ、スペースの有効活用に大いに役立つという点も大きい。
ただ、ニコンEL2のときはまだまだその使い方のノウハウが蓄積されていなかったので、ガラスエポキシ基板と同じような使い方をしていろいろ失敗もあった。その意味でニコンEL2はフレキシブルプリント板の練習台のような形となり、その経験が後年のニコンFEなどに生かされている。ニコンEL2は、単にSPDの採用という以上に回路実装技術の進歩の面で大きな意味があったのだ。
マニュアルシャッター速度には新たに8秒が追加され、またフィルム感度の設定はASA25-1600からASA12-3200へと広げられた。これはSPDの採用に伴って新しく設計された回路によるものである。
シャッター速度に関しては、実はニコマートEL/ELWにも8秒が存在していた。しかし発売の直前になってセルフタイマーの使用や高温高湿などの悪条件が重なると、オートの8秒の精度が保証できないことが判明した。そこでマニュアルの秒時も4秒までに変更したという経緯がある。ただ、シャッターダイヤルの"8"の表記を取り去り、その場所のクリックをなくしただけで、8秒の位置を電子回路に伝えるための機能はそのまま残されている。そのためニコマートEL/ELWのシャッターダイヤルは最長秒時の4秒とバルブ"B"の間隔が広くなっており、その位置にダイヤルを持ってくると8秒の速度でシャッターが切れる。これは一種の裏ワザとして一部のマニアの間で語り継がれているが、もちろん精度の保証はない。
ニコンEL2では、回路の変更によって正式に8秒が復活したというわけだ。
Ai改造していない古いFマウントのレンズをAi方式のボディに装着しようとすると、絞りリングの後端がボディ側の露出計連動レバーと干渉して装着できない。そのためニコンEL2やニコマートFT3の露出計連動レバーは、連動リングにある小さなボタンを押すとレバーを外側に倒して干渉を避けられるようになっていた。これを「可倒式」と呼んでいる。こうすればAi改造していない古いレンズでも絞り込み測光で使えるわけだ。これも旧製品のユーザーに対するニコンの面倒見の良さを表している。
ただ、この機能はニコンEM(1979)以降の機種では最高級機を除いてやめてしまった。F一桁のフラッグシップ機ではニコンF4(1988)までは可倒式が続いていたが、それを最後にやめている。その後2013年になってデジタル一眼レフのニコンDfにこの可倒式の連動レバーを復活させ、話題となった。
豊田堅二|プロフィール
1947年東京生まれ。30年余(株)ニコンに勤務し一眼レフの設計や電子画像関連の業務に従事した。その後日本大学芸術学部写真学科の非常勤講師として2021年まで教壇に立つ。現在の役職は日本写真学会 フェロー・監事、日本オプトメカトロニクス協会 協力委員、日本カメラ博物館「日本の歴史的カメラ」審査員。著書は「とよけん先生のカメラメカニズム講座(日本カメラ社)」、「ニコンファミリーの従姉妹たち(朝日ソノラマ)」など多数。
銘匠光学TTArtisanのAF 27mm f/2.8「White Limited Edition」は、特別なカラーで仕上げた数量限定の小型単焦点レンズ。目を引く印象的なホワイトが、装着するだけでカメラの個性を引き立てる。クリック感のある絞りリングは直感的な操作性を実現し、金属製の鏡筒は優れた質感と堅牢性を備えている。
このレンズはSTM(ステッピングモーター)とリードスクリュータイプの駆動方式を採用しており、スムーズで静かなオートフォーカスが可能。瞬間的な写真を簡単に捉え、滑らかな動画撮影や瞳AFにも対応している。※動画AFや瞳AFは、像面位相差AFを搭載したカメラでのみ対応。
また、リアキャップにはUSB端子を設けており、PCと接続してファームウェアのアップデートが可能だ(Mac非対応)。
対応マウント | 富士フイルムX |
焦点距離 | 27mm(35mm判換算:41mm相当) |
フォーカス | AF(オートフォーカス) |
レンズ構成 | 5群6枚(高屈折レンズ2枚) |
対応撮像画面サイズ | APS-C |
最短撮影距離 | 0.35m |
絞り | F2.8-F16 |
絞り羽根 | 7枚 |
フィルター径 | 39mm |
サイズ | 約Φ61×31(mm)(マウント部除く) |
質量 | 約90g |
付属品 | ドーム型フード、前後キャップ |
ソニーが開発した風ハプティクス技術と送風装置を組み合わせ、タイミングや強弱を精密にコントロールして風をつくり出す。これにより映像や音響と連動し、リアルタイムで風を演出することで、臨場感にあふれる体験が可能となるという。
今回、体験型アート展「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO」のメインゾーン「北斎の部屋」で公開される体験コンテンツでは、この風ハプティクス技術を初めて制作ソリューションに導入。「神奈川沖浪裏」をモチーフにした展示では、視覚や音響の演出に加え、風による大波の迫力を体感できる。
さらに、ソニーのCrystal LED上で展開される高精細かつダイナミックな映像とともに、緻密に設計された音、風、振動が一体となり、北斎が描いた景色をリアルに再現することが可能となる。
ソニーは風を制御する独自の風ハプティクス技術を開発。この技術により、高応答な風速制御が可能となり、風のタイミングや強弱を精密に調整。リアルタイムで細やかな風の変化を提示できる。また、さまざまな風の質感を表現し、音や映像と連動するコンテンツを作成することで、視覚と触覚のシームレスな融合を実現する。
2024年の夏に発売されたShinobi IIは、スリムで軽量、5インチの昼光ビューアブル、1500nit HDRモニターで、ブロガー、クリエーター、フォトグラファーに最適だという。
ユーザーからのフィードバックに応え、10月のファームウェアアップデートでタッチ・トゥ・フォーカスが追加された。同機能は11.03.00アップデートでさらに強化され、すでにサポートされているカメラのAFトラッキングモードでフォーカスポイントを設定可能となった。タッチ・トゥ・フォーカスは、以下のカメラモデルにも拡張された。
AtomosのCEOであるジェロミー・ヤング氏は、次のようにコメントしている。
ヤング氏:当社のShinobi II HDRスクリーンからのAFタッチによるフォーカシングの圧倒的な成功は、ビデオグラファーやフォトグラファーにとって新たなワークフローの改善を意味しています。
今、最も人気のあるキヤノン、ソニー、ニコンのカメラをサポートすることで、これはカメラ操作における真の革命です。我々は顧客の声に耳を傾け、彼らが使用するカメラをサポートしています。このフィードバックに基づき、Shinobi IIのアップグレードを続けていきます。
同ファームウェアアップデートにより、富士フイルムX-T5、X-T4、X-T3、富士フイルムF-LOG2 Log/HDR変換のカメラコントロールが追加され、バグフィックスと信頼性の向上も行われた。
11.03.00ファームウェアアップデートは、こちらからダウンロードが可能。
]]>例えばラスベガスのSphereが前者、回転寿司の事例が後者である。回転寿司のサイネージの応用については、すでに本稿でも「スシロー」と「はま寿司」の例を記事にしている。
これらは昨今のファミレスなどでの注文端末の普及とは一線を画したものであると考える。注文端末はメニューと注文のデジタル化であって、体験として決して便利であるものではない。かなり店舗側の効率化が優先しているだけである。
最近の配膳ロボットは衣装を着ていたり、名前がついていたりするが、あれは子どもたちには非常に受けが良い。本当はもっとおしゃべりさせたいところだろうが、そうすると配膳が遅れて効率が低下してしまう。ここはAIの本領発揮できる部分ではないだろうか。相手に合わせて、状況に合わせて会話させることはそんなに難しくないはずだ。これは人間が行うよりもコミュニケーションが円滑になる側面もある。
言葉遊びをする意図はないが、本来あるべきDXとは、デジタル活用の効率化発想だけではないはずだ。デジタルによって体験としての価値を向上させるべきである。
回転寿司の場合は、コロナや衛生面、食品ロス問題などから「寿司が流れない回転寿司」を実現させた。ここで単なるDX発想であれば、タブレットをテーブルに置いて完了になる。だが回転寿司の偶然の出会い(それほど大げさであるかは問わずで)を決して忘れてはならないのである。このようなVRやARではない、リアルデジタル体験とでも言うべき視点が重要になってくるはずだ。
これは本稿でも紹介したロンドンのABBA VoyageやOUTERNET、日本国内では旧ビーナスフォートのイマーシブ・フォート東京やUSJの最新アトラクションやチームラボの例がすでにある。これらの事例はかなり大掛かりで、投資も巨大であるが、普通の飲食店や店舗でもこうしたことを志向していくべきだろう。
例えば書店について考えてみる。
書店が苦戦していることは言うまでもない。目的がはっきりしていれば、書店に行く理由などもはやなく、Amazonで紙またはデジタル版の書籍を購入するのは当然である。楽だからだ。だがしかし、それは体験として全然楽しくない。
わたしたちは書店という場所ではどんな行動をしてきたのか思い出してみよう。毎週購入している週刊誌や週刊漫画、月刊誌ならば目的は明確である。だが店内を当てもなくウロウロして、平積みされた書籍の表紙を眺めて、気になったら手に取っていた。そして購入した。平積みできるスペースには限界があるので、読みにくくて面倒でも背表紙を見るなどという面倒なことも厭わなかった。
これ、リアルデジタル化できる。
いまにも消えそうなレンタルビデオ店も同じだ。見たい映画が明確にあるケースなどは実は少なく、実際には電池かカセットテープを買うためにふらっと駅前の店に入ったら、新作がリリースされていて思わず借りてしまったのではないか。そしてそれがNetflixなどを中心としたオンラインサービスになったいま、体験としてもっと楽しくできるのではないか。
回転寿司や書店の場合は、リアルにどうやってデジタル体験を付加価値として提供できるかが問われているし、オンラインの映像配信はその逆である。これらはアプローチこそ逆だが、要するにその中間地点に目指すものがあるはずなので、リアル側にデジタルを置いたらどうなるかを考えて、そこで出来上がったイメージをデジタル側に設置してもいい。
これまで映像の世界はずっとデジタル化に突き進んできたが、それが成熟して来たいま、リアルに生きる我々はリアルデジタルな映像の利用を目指すべきだと思う。
]]>ニコンは同アクティベーションを実現するために、DisguiseのStudio Proを選択した。Disguiseのターンキーソリューションは、ブランドが忠実度の高いコンテンツでストーリーテリングに革命を起こすことを可能にするという。
Studio Extremeは、参加者を没入型の旅に誘うという。
没入型コンテンツを通じて強力なストーリーを伝えたいと考えているブランド向けに設計された同アクティベーションでは、どのテクノロジーに投資すべきか推測する必要のない、事前構成済みのソリューションであるDisguiseのStudio Proが活用される。Studio Proは、バーチャルプロダクションテクノロジーと、24時間365日のサポート、トレーニング、インストールを含むクリエイティブおよびテクニカルサービスを組み合わせたもので、ブランドはコマーシャル、ソーシャルメディアコンテンツ、社内トレーニング資料、重要な基調講演や投資家向けプレゼンテーションなどを、すべて同じ日に1つのステージで撮影可能。
Disguiseのマーケティング担当副社長であるアレクサンドラ・コールソン氏は、次のようにコメントしている。
コールソン氏:当社は100か国以上で400のバーチャルプロダクションスタジオの設置を支援しており、それがブランドにどれほど大きな変革をもたらすかを知っています。
しかし、従来、LED技術には多大な事前トレーニングと投資が必要であり、ハリウッドのスタジオに限定されていました。当社はそれを変えようとしています。ニコンおよびMRMCとともに、CES 2025でその可能性を紹介します。
参加者は、当社の包括的で強力なソリューションであるStudio Proを使用して、ブランドのストーリーを次のレベルに引き上げ、多様なコンテンツを提供する方法を実際に体験できます。
CES アクティベーションに参加した来場者は、以下のバーチャルプロダクションテクノロジーを体験できる。
訪問者はQRコード経由でダウンロード可能なパーソナライズされたビデオを受け取る。
MRMCのマーケティング副責任者であるアマンダ・ディクソン氏は、次のようにコメントしている。
ディクソン氏:MRMC Broadcastは、バーチャルプロダクション技術の継続的な成長と並行してロボットカメラソリューションの開発をリードできることを誇りに思います。
CESでのStudio Extremeのアクティベーションは、放送スタジオがロボットソリューションをバーチャルおよび拡張現実のワークフローにシームレスに統合し、正確で反復可能なモーションを提供する方法を示す素晴らしいデモンストレーションになるでしょう。私たちは、この没入型体験を提供するために再びDisguiseと協力できることを嬉しく思っています。
同バージョンでは、Blackmagic PYXIS 6KでPYXIS Monitorに対応。完全なタッチスクリーン操作とメニューコントロールが可能になる。
また、iOS用Blackmagic Cameraを使用して、Blackmagic PYXISカメラをリモートコントロールすることも可能。アクセスが困難な場所にBlackmagic PYXISを設置してモニタリングを行ったり、携帯電話やiPadを使ってフォーカス、ホワイトバランス、フレームレート、シャッターアングルなどの設定をリモートコントロールできる。また、接続したPYXISカメラの収録を開始/停止でき、マルチカム撮影に使用することも可能。
さらに、Blackmagic PYXISカメラのロックスイッチの動作も向上。スイッチをオンにすると、内蔵タッチスクリーンだけがロックされ、スクリーンの下にあるボタンや、Blackmagic PYXIS Monitorなどの外付けモニターはそのまま使用できる。これにより、誤って設定を変更したり配信が途切れたりすることを防げる。
またBlackmagic Camera 9.2は、Blackmagic PYXIS 6Kシリーズのカメラで撮影したBlackmagic RAWファイルに、Lマウントレンズ用のレンズ補正データも追加。Blackmagic PYXIS 6Kシリーズのバッテリー性能も向上し、より長時間の使用が可能になる。iPhone 15 ProおよびiPhone 16 Proモデルとのテザリングの互換性も向上している。
Micro Studio Camera 4K G2のジャイロの精度も向上し、DaVinci Resolveでショットのスタビライゼーションが改善される。
]]>同作は、サラ・J・バーソロミューが演じるアーニャの物語。アーニャはヨガのインフルエンサーを目指す女性で、疎遠になった祖母が残した儀式に着手する。アーニャが儀式とそのパワーに夢中になるにつれ、事態はスピリチュアルな自己啓発から、暗く不吉なものへと急速に変化し、異世界の存在が彼女のヨガビデオと人生をコントロールするようになっていく。
ホーン氏は、次のようにコメントしている。
ホーン氏:「Mind Body Spirit」のテーマは、現代のデジタル世界における、個人のアイデンティティーの課題にあります。ソーシャルメディアや、24時間365日の情報へのアクセスを通じて、私たちは常に仲間から評価されるというプレッシャーを感じると同時に、注目を浴びるというドーパミンの分泌を求めているのです。
それを念頭において、私たちは緊張感のあるファウンド・フッテージの感覚を追求しました。アーニャが自分で撮影した映像に見えるようにしたかったので、単調な照明とシンプルなカメラの動きが必要でした。物語が進み、アーニャの現実的な恐怖が明らかになるにつれ、コントラストを強めにし、アーニャが一人でないことがわかるようにカメラを動かしました。
これらのショットの多くは、11mm〜16mmの広い焦点距離で撮影しました。使用した中で一番長いレンズは35mmで、1ショットだけ撮影しました。
同氏は、Pocket Cinema Camera 6K Proが彼のファーストチョイスであると言う。小ささと軽さ、6K解像度、Blackmagic RAW対応がその理由だ。
ホーン氏:この作品は一連のYouTubeビデオに見えるようにしたかったので、主人公のアーニャが買って自分で撮影できるであろうカメラで撮影しました。小さくて軽いので非常に万能で、柔軟性に富んでいます。おかげで、撮影当日に大胆な決断ができただけでなく、技術的な制限に縛られることもありませんでした。
私とアシスタントカメラマンのショーン・シンガーのみという最小限のカメラチームで、セットアップから次のセットアップへと非常にすばやく移行できました。
また、そのあらゆる段階で、固定のYouTubeセットアップからハンドヘルドのPOV(セルフィー)カメラ、360°のパンショット、フローティング・ジンバルのルックに切り替えることができました。すばやくセットアップできたことで、監督と私の連携が極めて柔軟になり、各シーンに求めていた雰囲気を確実に表現できました。
ファウンド・フッテージの中のアーニャの進化を表現する上で、カラーグレーディングの目標は、ホーン氏が意図的に作った光源をきめ細かにバランス調整して形成し、物語が進むにつれて恐怖感を際立たせて、まとまりのある自然な雰囲気を作り上げることだった。
ラルー氏:シーンごとに光とカラーを強調しながら、焦点は常にアーニャにあるように心がけました。
光の形成のいくつかは、恐怖の反応を誘導するために行いました。物語がホラーの領域に入るにつれ、物を見えなくしたり、フレームの一部を操作して視聴者の視線を誘導したりしました。
ウィンドウを使用して、わずかな形成を数多く行いました。DCTLを読み込めたので、色相、彩度、濃度のパラメーターをさらに微調整できました。
光源が1つだけの暗いシーケンスも数多くありました。それらの場面では、ResolveのHDRホイールを使用して、白と暗闇の範囲を独自に作成し、より正確にコントラストを作り上げました。屋根裏のシーンなどですね。
カメラが家の中を移動する数少ない夜のシーンは、ラルー氏にとって印象深いものになっていた。
ラルー氏:複数の部屋から差し込む光のバランスをとるために、ウィンドウをアニメートしたり、キーフレームで調整したりしなければならなかったのは、楽しかったです。
また、自然な雰囲気から離れて、カラーの一部を強調することもできました。シアンを上げることで、赤と黄色の彩度を強調しました。場面によっては露出を調整し、被写体のシルエットを撮影時よりも強調して、ホラー感を強めました。
ホーン氏:このプロジェクトを取り巻くコラボレーション的な創造性が大好きでした。
脚本/共同監督のアレックス・へネスとマシュー・メレンダは、常にイエスと言う雰囲気を作り上げてくれましたし、全スタッフがファウンド・フッテージのスタイルに賛同してくれました。このプロジェクトはテクノロジーと創造性の完璧なブレンドです。
ダークライトは、都市部でも野外でも活躍する、写真撮影のための先進的なバックパックだ。ウエストストラップを装着したままバッグを体の前面に回すことで、バッグを下ろさずにバックパネルからメインコンパートメント全体にアクセス可能。ウエストストラップ(20Lはパッド入り、14Lはウェビング)は不要な際は取り外しもできる。
また、ジッパーで開閉する上蓋からもメインコンパートメントへアクセス可能で、素早く機材の出し入れができる。
バッグのフロントパネルにはレーザーカットされたモールパネルを備え、複数のアタッチメントポイントがあり、モジュラーポーチを取り付けて容量の拡張することもできる。ポーチはバッグ左側にも取り付け可能で、より多くの荷物を持ち運びたい場合に便利だ。
また、フロントパネル上部にはベルクロが設けられていて、お持ちのパッチなどを取り付けて自由にカスタマイズができる。
上蓋の外側にはデイジーチェーンを備え、カラビナなどの取り付けが可能。右側に設けられているサイドポケットにはウォーターボトルや三脚を収納できる。さらに三脚等を固定できるバックル、アジャスター付きのコンプレッションストラップが付いており、安定した持ち運びを実現する。
バッグ上部にはジッパー付きポケットがあり、スマートフォンやパスケースなどすぐに取り出したい小物の収納に便利だ。フロントパネルの裏側にもジッパー付きポケットがあり、小物の収納に役立つ。
フロントポケットには機材以外の日用品のほか、タブレットを収納可能。20Lには12.9インチ、14Lには8インチまでのタブレットを収納できる。また、20Lのみ16インチまでのノートPC用収納部をバックパネル内側に備えている。
背面にはローリングケースとの持ち運び時に便利なパススルー付き。上部にはグラブハンドルがあり、ハンドキャリーの際に便利。エアメッシュのバックパネルは通気性に優れ、快適な背負い心地を実現したという。
頑丈なYKK製ジッパーを採用し、人間工学に基づいたジッパープルはグローブを着用したままでも、また凍えた指でも掴みやすい構造となっている。
レインカバーが付属し、悪天候下でもバッグを保護。また、すべての素材にPFASフリーのコーティングを施し、環境への影響を最小限に抑えながら、機材をしっかり風雨等から保護できる。
20Lと14Lの2サイズで、カラーはブラックとモンテイングリーンの2色展開だ。
ダークライト 20L | ダークライト 14L | |
外寸(H×W×D) | 49.5×30.5×21.6cm | 47.5×24.1×19cm |
内寸(H×W×D) | 47×27.9×12.7cm | 45×21.6×12.7cm |
容量 | 20L | 14L |
重量 | 1.54kg(全オプション装着時) | 940g(全オプション装着時) |
同梱物 | レインカバー、ウエストストラップ |
新製品はUSBメモリや本体内蔵メモリから再生できるメディアプレーヤーを搭載しており、ネットワークや外部機器を必要とせず、ディスプレイ単体での運用が可能である。
大画面でも細部までくっきりと表現できる。フルHDの4倍の画素数を持つ緻密な高精細4Kパネルにより、精細感や自然な色彩、輝きまでも再現する。また、ヘイズ値25%のノングレアパネルの採用により、周辺環境が明るい環境下でも反射なしにクリアな視認性を確保する。
業務用液晶パネルを採用することにより、24時間連続稼働に対応している。長時間連続運用が求められる駅やコンビニ等でも幅広く使用可能。さらに、焼付き防止機能を使用することで、長時間運用する環境下でのパネルの劣化を最小限に抑えることができる。
4K対応メディアプレーヤーを搭載しており、USBメモリや本体内蔵メモリに記録されたコンテンツを手軽に再生することができる。また、「自動再生機能」を備えており、電源オンから無操作でコンテンツを再生できる。
ディスプレイのベゼル幅は上左右が同じデザイン(TD-Z434の場合、上左右:11.7mm / 下:11.1mm)を採用しており、複数のディスプレイを並べて分割表示をする場合でも、画面が中央に揃い、きれいに設置できる。
HDMI2系統、DP1系統の映像入力端子をそれぞれ搭載しており、さまざまな外部機器と接続してコンテンツを表示できる。また、USB端子2系統を搭載し、ストレージやマウス、キーボードなどのPC周辺機器を接続することができる。さらに、HDMI1系統の映像出力端子を搭載しており、複数のモニターを数珠つなぎで接続するデイジーチェーン接続でのマルチモニタを構成できる。
ディスプレイ本体に時刻保持用の大容量キャパシタを搭載しており、ディスプレイへの電源供給が途絶えても最大7日間、時刻情報を保持する。
Blackmagic Cloudストレージアプリの新しいアイコンビューでは、サムネイルをスクラブして映像をプレビュー可能。また、クリップのメタデータを簡単に確認できる新しいインスペクタパネルも追加された。さらに、Blackmagic CloudのメンバーではないクライアントとURLを使用してプレゼンテーションを共有し、コラボレーションおよびグループチャットを行えるようになった。
Blackmagic Cloudストレージアプリの新しいアイコンビューは、ウィンドウの右上で選択できる。このビューに表示されるメディアファイルのサムネイルアイコンにマウスポインターを重ねて動かすことで、サムネイルをスクラブし、クリップをスクロールできる。リストビューに切り替えれば、メディアのその時点でのコンテンツがアイコンに反映される。これにより、Blackmagic Cloudでクリップの内容を簡単に確認できるようになる。
ほとんどのメディアフォーマットはすでにイメージアイコンに変換済みであるが、処理中のメデイアもあり、それらは近日中に完了する予定だいう。Blackmagic Cloudは、一般的なメディアファイルフォーマットからのサムネイル生成を幅広くサポートしている。未対応のフォーマットにはジェネリックアイコンが表示される。
さらに、Blackmagic Cloudストレージアプリウィンドウの右側には、メタデータ用の新しいインペクタパネルが追加された。これにより、右上で情報アイコンを選択する際に、タブを開いて選択したクリップのメタデータを確認できる。また、クリップのメディアをマウスでスクロールできるビューもあるので、リスト内のクリップを簡単に選択できる。
Blackmagic Cloud Presentationsには、URLを使用してクライアントをプレゼンテーションに招待できる新機能が追加された。これにより、Blackmagic Cloudのメンバーではないクライアントとプレゼンテーションを共有する選択をすると、URLが生成され、Eメールにコピー&ペーストできる。クライアントとすばやくプレゼンテーションを共有して、簡単にコラボレーションでき、グループチャットを行うことも可能だ。
Blackmagic Cloudのログインウィンドウは、日本語、ドイツ語、中国語、スペイン語、フランス語、イタリア語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語、ウクライナ語に対応している。
Blackmagic Cloudでは、DaVinci Resolveのプロジェクトを世界中で共有できるため、世界有数のエディター、カラリスト、VFXアーティスト、オーディオエンジニアとコラボレーション可能。真にグローバルなワークフローが実現できる。Blackmagic CloudはDaVinci Resolveに内蔵されているだけでなく、Blackmagic Design製のほとんどのカメラ、無償のiPhone用およびAndroid用のBlackmagic Cameraアプリにも内蔵されている。
Blackmagic Cloudの鍵は、Cinema Camera 6K、PYXIS、URSA Cine、URSA Broadcast G2などの最新のBlackmagic製カメラが、フル解像度のHDプロキシをH.264で収録できる点にある。これらのファイルは、収録されると同時にBlackmagic Cloudにライブ同期され、その後、同じクラウドプロジェクトに接続されているすべてのDaVinci Resolveワークステーションにライブ同期される。撮影監督に必要な作業はプロジェクトの接続だけで、これは、カメラのユーザーインターフェースで確認できる。これだけで、後はすべて自動で実行されるのだ。
収録を始める前にカメラでBlackmagic Cloudにログインし、DaVinci Resolveプロジェクトを選択するだけで、接続されているすべてのDaVinci Resolveワークステーションに収録ファイルがライブ同期される。エディターが編集する間に、カラリストがカラーコレクションを適用可能。複数のカメラで同時に収録している場合は、新たに搭載されたマルチ同期機能により、全カメラがマルチビューで表示されるので、エディターは最も優れたアングルを選択できる。
このワークフローは、編集ソフトウェアへのライブ配信に似ている。ユーザーが再生を開始すると、再生ヘッドの先でメディアがビューアに同期されるので、再生が終わることはない。クリップの各セグメントが届くにつれて、再生インジケーターの位置が戻り、クリップの尺が長くなっていくのが確認できる。クリップがリモートカメラで収録中である場合、ビン内のクリップアイコンには赤い収録インジケーターが表示される。
つまり、カメラで収録を開始すると、撮影中にリモートのDaVinci Resolveシステムで編集とカラーコレクションを開始でき、オンセットのDaVinci Resolveシステムではカメラの収録が終わると同時にカラーグレーディングを確認することが可能。これにより、撮影現場で複雑なカラーグレーディングのセットアップを行う必要がなくなる。ポストプロダクション施設で大型のDaVinciパネルと色精度の高いモニターを用いて作業できるからだ。オンセットのDaVinci Resolveシステムは、ショットの撮影が終わった瞬間に、カラーグレーディングされたショットを再生するために使用できる。ポストプロダクションと撮影を同時に実行できる並列的なワークフローだ。
ニュースにおいては、歴史的な出来事が起きている瞬間に、URSA Broadcast G2などのカメラで収録を開始し、編集システムに同期できる。エディターは収録が終わるのを待つ必要なく、撮影が開始された瞬間からニュースの編集を始められ、数秒でそのニュースをオンエアできる。
収録中にメディアをオンエアすると放送局が決めた場合、必要な作業はDaVinci Resolveビューアで数秒戻り、再生を押すだけだ。DaVinci Resolveは、ライブ配信と非常に似た方法でメディアを再生する。DaVinci Resolveがメディアデコーダーとプレーヤーとして機能する。
Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:Blackmagic Cloudのサービスを開始して以来、ユーザーの皆様が世界規模でプロジェクトの共有やコラボレーションをさらに簡単に行えるよう、私たちは継続的にアップデートや新機能の追加を行っています・ユーザーの皆様からは継続的にフィードバックが寄せられています。今回、サムネイルでクリップをプレビューできる機能、クリップメタデータの表示、Blackmagic Cloudの非メンバーとシンプルなURLを使用してクリップを見ることができる機能を追加できたことを、大変嬉しく思っています。
エアポートナビゲーター V2は、航空会社のフライトケースをモチーフにした撮影機材用の小型ローリングケースだ。新モデルでは従来の2輪ホイール構造から、新たに4輪仕様を採用。交換可能な各ホイールは独立して360°回転し、狭い通路や混雑した現場でもスムーズに方向転換が可能。背面側2つのホイールは他のホイールよりも大きく、段差や不整地でも安定感を保ちながら移動できる。
メインコンパートメントの上面と前面から機材を取り出せるデュアルアクセス構造を採用。状況に応じて開口部を使い分けることでカメラやレンズを素早く取り出せるため、撮影現場での柔軟性と機動性が向上する。
付属の伸縮性ストラップをディバイダーに取り付けることで、フロントパネルを開閉する際にも機材をしっかり固定し落下を防ぐ。現フロントパネルはフックで開き幅を抑えることが可能。フックを使用しないときは内側のポケットに収納し、機材への傷を防ぐ設計となっている。
コンパクトながら収納力に優れ、70-200mm F2.8を装着したグリップ付き一眼レフ2台と複数のレンズを収納可能。最大で300mm F2.8(レンズ単体)まで収めることができる。フロントパネルの裏側には16インチノートPCとタブレット用の専用ポケットを備え、トップパネル内側にはアクセサリーなどの収納に便利なメッシュポケットを装備。
上部には三脚を固定するためのバックル付きストラップを備え、左右のサイドポケットにはウォーターボトルや小物を収納できる。必要な機材を一つのバッグにまとめ、効率的な移動や撮影準備を実現する。
付属のショルダーストラップを使用することで、ローラーでの移動が難しい場所でも機材を楽に持ち運べる。ショルダーストラップのパッド部分には、ローリングケースのハンドルを通せるパススルーを設置。これにより、エアポートナビゲーター V2をほかのローリングケースに簡単に固定し、まとめて引っ張ることができる。また、底面に備えられたハンドルにより、飛行機の荷物棚などの高所からケースを楽に取り出せる設計となっている。
ケース本体には高い耐久性を誇る1680Dコーデュラバリスティック生地を使用。厳しい撮影環境でも安心して利用できる。上面と前面の開口部には南京錠でロックできるYKK RC Fuseジッパーを採用し、盗難や不意の開閉を防止する。トップポケットには南京錠付きのセキュリティケーブルが付属する。
ケース背面にはトラベルセントリー社のTSIDが記載されており、IDナンバーを登録することで荷物紛失時に役立つ場合がある。さらに、防水性の高いレインカバーが付属し、急な天候変化から機材を保護する。
外寸 | H40.6×W40.6×D25.4cm |
内寸 | H33×W38.1×D17.3cm |
PC収納部内寸 | H28×W37.6×D3.8cm |
最大収納レンズ | 300mm F2.8(レンズ単体) |
重量 | 4.5kg(全オプション装着時) |
同梱物 | パススルーショルダーストラップ、レインカバー |
エアポートローラーダービー V2は、収納力と高い移動性能、バランスが取れた撮影機材用ローリングケース。新モデルでは、4輪ダブルキャスターによる移動時の安定感と操作性を維持しつつ、ハンドル形状やファスナーロックなど細部を改良し利便性をさらに向上させている。
国内線100席以上の航空機に持ち込み可能なサイズで、レンズを装着したグリップ付き一眼レフ1台、中型一眼レフ1台、複数のレンズが収納可能。フロントパネルにはオーガナイザーポケットに加え、16インチノートPCとタブレット用の専用ポケットを備えたPC収納部が設置されている。
内側にはアクセサリーなどを収納できるメッシュポケットも装備。ノートPCやタブレットがない場合、400mm F2.8(レンズ単体)の収納も可能。サイドポケットには水筒や三脚が収納でき、ストラップで固定するコンプレッション機能も備わっている。
ケース本体には耐久性に優れた1680Dコーデュラバリスティック生地を使用し、厳しい撮影環境下でも使用可能。メインコンパートメントの開口部にはTSAロック対応のジッパーを採用し、撮影機材の安全性を確保している。トップポケットには南京錠付きのセキュリティケーブルが付属し、さらにノートPC用ポケットの開口部にも南京錠対応のYKK RC Fuseジッパーを採用。これにより、不意の開閉や盗難を防止する設計となっている。
ケース背面のタグにはトラベルセントリー社の個別IDが記載されており、IDナンバーを登録することで紛失時のトラブルに対応可能。また、突然の雨にも対応する
外寸 | H55.9×W35.6×D22.9cm |
内寸 | H47×W32×D14-19cm |
PC収納部内寸 | H36.2×W26.7×D2.5cm |
タブレット収納部内寸 | H26.7×W26.7×D1.5cm |
最大収納レンズ | 400mm F2.8(レンズ単体) |
重量 | 4.5kg(全オプション装着時) |
同梱物 | レインカバー |
ニコンと三菱ふそうトラック・バスは、2020年から共同開発を進め、未来のトラックやバスに新たな価値を創出するための取り組みを行っている。その成果として、望遠レンズと広角レンズを一体化し、遠方と周辺を確認することが可能となるカメラを活用したシステムを確立。ニコンは、この技術を車載のみならず、多様な領域に展開すべく、あらゆる可能性を探索していくという。
CES2025の展示では、上記主な特長の効果をVR映像で体験できるという。
]]>Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kは、デジタルフィルムカメラとして、またATEM Miniスイッチャーと併用するスタジオカメラとしても人気のモデルだという。幅広いダイナミックレンジとDaVinci Resolveのカラーサイエンスを搭載し、高品質な映像制作を可能にしている。タリー機能やリモートコントロール機能など、プロフェッショナルな機能も備えている。
同社は、製造工程の改善によりコストを削減し、その恩恵をユーザーに還元することで、高品質なデジタルフィルム制作をより多くの人々に提供したいと考えているという。
]]>LexarはCES2024にて次世代の規格CFexpress 4.0対応のカード
「Lexar CFexpress 4.0 Type B Diamond 1TB」を発表した。日本では、12月下旬より順次大手家電量販店やECサイトで販売を開始する。
今回はこのカードを8K RAW動画を収録可能なNikon Z9とZ8で検証する。
Lexarは1996年に設立された会社で、デジタル記憶メディアを 製造販売している。長く映像や写真をやっている方は 一度はお世話になったことがあるだろう。 私もCFastカード時代に使用しており、特にトラブルは記憶になく信頼がおけるメーカーの1つだ。
もちろん、現代のハイスペックなカメラに採用されている CFexpressカードも製品化している。
今回試す「Lexar CFexpress 4.0 Type B Diamond 1TB」だが、そもそもCFexpress 4.0とはどんな規格だろうか。
この規格は、PCIe 4.0インターフェースとNVMe 1.4プロトコルに基づいており、従来のCFexpress 2.0と比較して2倍の速度向上を実現。最大4GB/sの転送速度(理論値)で、8K動画や高解像度RAW写真の高速書き込みが可能となっている。また、従来のCFexpress 2.0との下位互換性も確保されている。
CFexpressカードを選ぶ際のポイントは、「書き込み速度」「連続した書き込み速度の維持」「低発熱」の3点に注目すると良い。
キャッシュ容量が少ないと、書き込み速度が低下し、記録が停止してしまう可能性がある。Lexar CFexpress 4.0 Type B Diamond 1TBはVPG400規格に認定されており、400MB/sの最低持続書き込み速度が保証され、カードへの連続的な高速書き込みが可能だ。
私的に最低持続書き込み速度を保証しているカードは信頼ができる。また、CFexpressカードの発熱は非常に大きく、カメラの熱停止の要因の一つとなることがある。初期のカードは特に発熱が大きかったものの、最近のカードは発熱を抑える設計が施されているものが多くなっている。
さて、CFexpressカードに関する前知識はこの辺にして、 いよいよLexar CFexpress 4.0 Type B Diamond 1TBの検証に入る。
実はこの記事の依頼を受けた際、使用するカメラはNikon Z9と指定されていた。 しかし、Z9は放熱性に非常に優れており、発表時のキャッチコピーが 「UNSTOPPABLE」というほど、停止しないカメラだ。
一方、Z9を小型化したZ8は放熱に関して少しシビアで、 熱による停止が発生することもある。そこで、より過酷な環境での テストとして、Z8でも併せて検証を行った。
Nikon Z9 / Z8は8.3K60PのRAW動画を撮影できる。 画質は高画質と標準画質から選択できるが、今回はなるべく厳しい条件で 検証するため高画質で記録を行った。この条件で記録をすると 約5780Mbps(722.5MB/s)となりカメラやカードに対する負担も大きい。
1TBのこのカードで約22.5分の記録が可能だ。 短いと感じるかもしれないが、普段は8.3K30P 標準画質で撮影することが多く、 約78分記録できる。
Z9 / Z8は何段階か警告が出た後に録画を停止する。 まずカードが熱くなると「Hotcard」、その後3段階の熱警告が出て 最終的にカウントダウンが始まり停止する。
計測の結果は下記の通りである。Z9 / Z8共にカードがフルになるまで 問題なく記録をすることができた。まだまだ余裕そうだったので 間髪入れずにフォーマットをし、熱を持った状態で再度録画を開始した。
結果Z9では125分、Z8では89分連続して記録することができた。 Z9では1度も警告が出ず2時間以上の記録ができたため記録を終了した。
項目 | Z9 | Z8 |
---|---|---|
連続録画時間 | 125分 | 89分 |
Hotcard | - | 22分 |
CameraHot 黄 | - | 36分 |
CameraHot 赤 | - | 50分 |
CameraHot High | - | 66分 |
備考 | 熱停止せず | 89分で停止 |
せっかくなので、実際の現場で使用してみた。私は主に山岳映像を撮影しており、 屋外での撮影がメインだ。ちょうど夏の終わりの炎天下での撮影があったので、 実際に使用してみた。1TB分フルに撮影したが、全くトラブルなく 撮影を終えることができた。
8K RAWでの収録は、主に8.3K30P標準画質で行うことが多く、 1つのカットも数秒から長くても数分程度だ。
前項で述べた室内での耐久テストに比べ、カードやカメラへの負担は少ないのは当然だが、実際に使用してトラブルが起きないと、安心感と信頼感がさらに高まる。
Nikonのカメラを使う理由の一つとして、動画とスチールの両方を 高いレベルで撮影できる点が挙げられる。スチール連射時のカードへの 書き込み速度は非常に重要だ。
Z9 / Z8はCFexpress 2.0対応のカードスロットを持つため、 Lexar CFexpress 4.0 Type B Diamond 1TBの性能を最大限に活かせる わけではないが、検証を行った。最高画質のRAW+FINE★設定で、 最高速度20コマ/秒の連射を実施した結果、Z9 / Z8共に 約45〜50枚程度の速度を維持できた。
MacBook Pro M1 MaxにLexarのCFexpress 4.0対応のカードリーダー 「WF740」を使用し、Blackmagic Speed Testで計測を行った。 書き込み2435MB/s、読み込み2920MB/sととても高速で快適だ。
普段使用している2.0対応のリーダーを使用した場合と比較した。書き込み速度は約2.5倍、読み込み速度は約3.2倍と、CFexpress 4.0対応のカードリーダーの方が圧倒的に速かった。
CFexpress 2.0のカードを比較したところ、規格通り約2倍の速度で転送ができた。
実はWindowsでも転送速度を計測したが、私のWindows機はUSB4対応しておらず、USB3.2 Gen2 x2 までしか装備していないため、CFexpress 2.0対応のリーダーと同じ程度の速度しか出なかった。
Blackmagic Speed Testは、高速なPCの内部ストレージへの読み込みと、カードへの書き込み速度を計測するツールである。しかし、実際の運用において1TBものデータを内部ストレージに保存するのは非現実的であり、バックアップするメディアの転送速度も重要な要素となる。
Lexar CFexpress 4.0 Type B Diamond 1TBは、次世代のメディア規格に対応した 高性能カードとして、様々な角度から検証を行った。その結果、高速性能、信頼性、 互換性、熱対策など、多くの面で優れた特性を示した。
実際の撮影現場でもトラブルなく動作し、高い信頼性を証明した。 CFexpress 2.0対応機器との互換性も確保されており、現在の機器でも 使用可能である。
ただし、CFexpress 4.0の恩恵をフルに受けるためには、CFexpress 4.0対応のカードリーダーとUSB4対応のPC、そして3000MB/sの転送速度が出るデータストレージ(SSDやRAIDディスクなど)が必要である。これらの条件が揃った時、映像編集の現場で本領を発揮する。
総じて、このカードは高品質な映像制作や写真撮影を行うプロフェッショナルにとって、信頼性が高く将来性のある選択肢と言える。現在の機材構成や将来的なアップグレード計画を考慮しつつ、導入を検討すると良いだろう。
容量:1TB
書き込み速度:3400MB/s
読み込み速度:3700MB/s
ビデオクラス:VPG400
(以下、アップデート内容より引用)
■「FUJIFILM TETHER APP」(Mac版) Ver.1.31.0からVer.1.31.1への変更内容
(01)macOS 15(Sequoia)では「リムーバブルボリューム」へのアクセス許可が設定されていないとカメラに接続できないため、以下の変更を行いました。
■「FUJIFILM X RAW STUDIO」(Mac版) Ver.1.24.0からVer.1.25.0への変更内容
(01)FUJIFILM X RAW STUDIOに対応するカメラを追加しました。
■「FUJIFILM Pixel Shift Combiner」(Windows版/Mac版) Ver.1.5.0からVer.1.6.0への変更内容
(01)macOS 15(Sequoia)では「リムーバブルボリューム」へのアクセス許可が設定されていないとカメラに接続できないため、以下の変更を行いました。
(02)撮影画像保存の際に「ピクセルシフトマルチショット撮影」ごとにフォルダ分けを行う機能を追加しました。
(03)「撮影結果の拡大ビュー」の表示エリアを拡張しました。
4機種共通で、アップデート内容は以下の通り。
・GFX100S IIバージョン: 1.10
・X-T5バージョン: 4.10
・X-S20バージョン: 3.10
・X-T50バージョン: 1.10
・X100VIバージョン: 1.20
■ファームウェア更新内容
AFアルゴリズムを一部見直し、シーンタフネス性を向上
携帯性に優れたデザイン、汎用性の高い35mm焦点距離(フルフレーム換算で52mm)、そしてF1.7という大口径を備えたこのレンズは、初めてレンズの追加購入を検討するフォトグラファーに最適だとしている。
重さ170g、サイズは64mm×54.7mm(2.5インチ)とコンパクトで、手のひらやポケットにも収まる大きさだ。多くのスマートフォンよりも軽量ながら、プロレベルのパフォーマンスを提供する。Xマウント、Eマウント、Zマウントで利用可能で、ポートレート、風景、スナップ、日常の瞬間を自然な視点で撮影できるという。
同レンズシリーズは、どんな経験レベルのユーザーでも優れた結果を簡単に得られるよう徹底的に設計されているという。内蔵されたステッピングモーター(STM)が高速かつ静かで正確なオートフォーカスを実現し、直感的な瞳AFや顔検出サポートにより、撮影がさらに快適になるとしている。
Viltrox AF 35mm F1.7 Airは、コンパクトサイズでありながらF1.7という広い絞りを備えており、ポートレート、風景、スナップ、静物写真など多様なシーンで活躍する。フルフレーム換算で約52mmの焦点距離は、自然でリアルな視点を表現するのに最適だとしている。
低照度での撮影やポートレートセッション、創造的な背景ボケの使用にも優れており、被写体を鮮明に引き立てつつ、深みのある表現を簡単に実現できる。
コンパクトで軽量ながら、先進的な光学構造を採用。11群9枚のレンズ構成には、超低分散(ED)ガラスや非球面レンズが含まれており、歪みや色収差を最小限に抑える。
さらに多層コーティングがフレアやゴーストを軽減し、鮮やかでシャープかつ自然な色彩を実現。9枚羽根の絞りは滑らかで芸術的なボケを生み出し、創造的な構図を模索するフォトグラファーにとって新たな選択肢となるとしている。
同シリーズは、キットレンズからステップアップを目指すフォトグラファーにとって、最高の学習ツールだという。
軽量設計で携帯性に優れ、汎用性の高い焦点距離と先進的な機能が、創造性を広げる無限の可能性を提供する。
クローズアップや風景、ポートレートの撮影など、多様なシーンで初心者が写真の新たなレベルに到達できるようサポートする。
これは、先進的なLEDディスプレイ技術への重要な投資を示しており、インカメラ視覚効果(VFX)の分野でスタジオの能力を向上させることを目的としている。この技術革新により、映画、コマーシャル、その他のクリエイティブなプロジェクトにおいて、没入感のある高品質なバーチャル環境の創造が可能となる。
KADOKAWAグループの一員である角川大映スタジオは、次世代バーチャルプロダクションサービスを強化するため、幅15メートル、高さ5メートルのソニーCrystal LED VERONAのLEDウォールを導入予定としている。
この没入型LEDパネルは、Bromptonの4K Tessera SX40 LEDビデオプロセッサーとTessera XD 10Gデータ分配ユニットによって駆動され、グリーンスクリーンを不要にし、バーチャル環境のリアリズムを向上させるインカメラVFX撮影のためのダイナミックで柔軟なプラットフォームを映画制作者に提供する。
BromptonのLEDビデオプロセッサーは、大型LEDディスプレイにおいて、シームレスな映像制御と色精度を確保する。このディスプレイには革新的な電動ウインチシステムを採用しており、垂直方向の調整が可能なためコンテンツ制作における柔軟性が向上しているという。この適応性は受賞歴のあるスタジオのクリエイティブ・アート部門によってさらに強化され、現実のセットデザインとバーチャルアセットを巧みに統合して、一体感のある芸術的な環境を創り出している。
また、先進的なバーチャル・プロダクション環境には、高精度なカメラ・トラッキングを可能にするMo-Sys StarTracker Max、リアルタイム・レンダリングと複雑なシミュレーションを可能にするNvidia RTX 6000 Adaグラフィックカードを搭載したUnreal Engine 4.27〜5.3、そして多様な制作ニーズに対応する滑らかで高品質なビデオ再生を実現するSony PCL ZOET 4システムが含まれている。
角川大映スタジオのテクニカルディレクターであるBilly Rameau氏は次のようにコメントしている。
Rameau氏:6K解像度のSony Crystal LED VERONAパネルとBrompton Tessera SX40 LEDプロセッサーを組み合わせることで、比類のない色補正、正確なフレームストア機能、そしてStreamDeckコントローラーを介したカスタムプリセットによる迅速な調整ができるようになりました。信頼性と安定性を重視し、さまざまなLEDパネルプロバイダーにおいて卓越した性能を発揮するBromptonのLEDプロセッサーを採用したことで、角川大映スタジオはハイエンドなバーチャル・プロダクションの要求に応えることが可能となりました。
角川大映スタジオは、技術革新に加えて持続可能性への取り組みも重視している。Sony Crystal LED VERONAパネルをバーチャルセットに活用することで、従来のアートセット廃棄物を最大50%削減し、温室効果ガス排出量の削減を目指している。これにより、KADOKAWAグループのより広範な環境目標を支援している。こうした省エネルギーシステムの導入は、気候変動への対応と環境に配慮した制作手法を推進するスタジオの姿勢を反映している。
スタジオは床面積550平方メートルで、高さ8メートルの天井を備えており、多様な制作ニーズに対応できる十分なスペースを提供。さらに、100Vおよび200Vに対応する強力な180kWの電源設備を備えている。
角川大映スタジオは現在、プロモーションビデオやコマーシャルなど、高品質な商業コンテンツの制作に注力している。しかし、同スタジオは長編映画やグローバルなOTTコンテンツへの展開も視野に入れており、バーチャル・プロダクションの専門技術を活用して国際的な視聴者向けの魅力的なコンテンツを創出することを目指しているという。
角川大映スタジオは、現実とバーチャルの世界を融合させることで、革新的で視覚的に魅力的な映画体験を通じて新たなストーリーテリングの形を再定義しようとしている。
同社の小林壯右取締役は次のようにコメントしている。
小林取締役:これらの新しいサービスと技術をお客様に提供できることを大変嬉しく思います。最先端の設備と信頼性の高いBrompton Tesseraプロセッサーを活用することで、創造性と技術的卓越性を実現するためのプラットフォームを提供します。私たちの目標は、観客を魅了し、バーチャル・プロダクションの新たな基準を打ち立てる比類のない高品質な制作物を提供することです。
BromptonのAPACオペレーション・ディレクターであるElijah Ebo氏は次のようにコメントしている。
Ebo氏:東京にある角川大映スタジオで、これほど活気あるパートナーの皆様と協力できることを大変光栄に思います。当社のLED処理技術がスタジオのSony Crystal LED VERONAパネルとシームレスに統合され、角川チームによって巧みに運用されている様子は非常に感動的です。これにより、現代で最も先進的なバーチャル・プロダクション環境の一つが実現されています。業界で創造性の限界に挑み続ける角川大映スタジオの成功に貢献できることを非常に楽しみにしています。
同製品はローライフレックス用のカニ爪ストラップだ。イタリアンレザーを使用し、ひとつひとつ職人がハンドメイドで丁寧に仕上げている。使うほどに味が出る本革ストラップはクラシックなローライフレックスの雰囲気にぴったりだとしている。
従来から販売している「ダークブラウン」に、新たに新色が加わり全3色のラインナップとなった。
サイズ | 約98.5cm(長さ)×1.2cm(幅)×0.3cm(厚み) |
素材 | イタリアンレザー(牛革)、ステンレス |
NOKTON 28mm F1.5 Asphericalは、ソニー Eマウント専用の大口径マニュアルフォーカス広角レンズ。フルサイズのイメージサークルをカバーし、光学設計をソニー製ミラーレスカメラのイメージセンサーに最適化しているという。
このレンズには電子接点を搭載。撮影データのExif情報にレンズの使用状況を反映するだけでなく、ボディ側の設定ON/OFFにより、周辺光量、倍率色収差、歪曲収差の電子的な補正が可能。距離エンコーダーを内蔵しているため、シフトブレ補正に被写体までの距離情報を活用する5軸ボディ内手ブレ補正機能を搭載した機種にも対応している。フォーカスリング操作によるファインダーの拡大表示なども可能で、快適なマニュアルフォーカスを実現する。
レンズ構成は8群10枚で、非球面レンズを採用し、絞り開放から優れた描写力を発揮する設計となっているという。開放絞り値はF1.5の大口径ながら全長55mmのコンパクトサイズを実現。性能と取り回しやすさを兼ね備え、"夜のスナップシューター"としても活躍できるとしている。
最短撮影距離は0.28mで、ピント合わせはマニュアルフォーカス専用。金属製のフォーカスリングにはグリップ力に優れたダイヤパターンを採用。市販の動画用フォーカスギア装着時にも安定感があり、絞り開放時のシビアなピント合わせに対応する高精度な金属製ヘリコイドによるグリスアップされた滑らかな操作感を叶えているという。
絞りは操作リング直結のメカニカル制御方式を採用し、カメラ側のコマンドダイヤルではなくレンズ側で調整可能。絞りリングにはクリック切替え機構を搭載し、動画撮影や細かいピント深度調整時に無段階で絞りを操作できる。F1.5の大口径と短い最短撮影距離を活かして、特に近接撮影で"背景をぼかす"写真表現を可能にする。絞りの枚数は12枚で円形に近い形状を実現。点光源のアウトフォーカス部分も美しく整った形に描写できる設計だとしている。金属製のねじ込み式専用レンズフードが付属している。
焦点距離 | 28mm |
口径比 | 1:1.5 |
最小絞り | F16 |
レンズ構成 | 8群10枚 |
画角 | 74.6° |
絞り羽根枚数 | 12枚 |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 1:6.9 |
最大径×全長 | φ62.6×55mm |
フィルターサイズ | φ49mm |
重量 | 320g |
レンズフード | 専用フード付属 |
電子接点 | あり |
フォーカス拡大機能 | 対応 |
Exif情報 | 対応 |
レンズ補正選択 | 可能 |
5軸ボディ内手ブレ | 対応(5軸対応ボディに限る) |
その他 | 絞り切替機構付 |
Ninja Phoneは、プロ仕様のカメラとレンズをHDMI経由でiPhone 15/16 ProまたはPro Max、または互換性のあるiPad Proに接続し、10-bit ProResまたはH.265 10-bitで直接録画する。
Camera to Cloud with Frame.ioは、H.264、H.265 (HEVC)、または10-bit H.265メディアファイルを最大70 Mb/sというビットレートで録画・アップロードできるNinja Phoneの大きな機能強化だという。
Atomos CEOのジェロミー・ヤング氏は、次のようにコメントしている。
ヤング氏:アプリから直接Frame.ioアカウントにログインし、圧縮設定を選択して撮影を開始するだけです。
iOSと同じように直感的に操作でき、最高の画質で、クラウドからソーシャルメディアに直接投稿できるようにしました。Camera to Cloudは時間の節約になりますが、Ninja PhoneとFrame.ioがあれば、画質を犠牲にすることはありません。
Frame.ioはクラウドベースのコラボレーションツールで、クリエイティブチームがクリエイティブプロセス全体を通してメディアを整理、レビュー、一元化、管理するのに役立つという。 アドビは、Ninja Phoneに登録することで、Frame.io V4 Proプランの3ヶ月間無料トライアルを提供し、同認定をサポートする。同オファーは、新規Frame.ioアカウントにのみ適用される。
]]>2024年のアクセサリー業界で最も注目を集めたのは、ワイヤレス映像伝送システムだ。この業界でもっとも定番の映像転送システムといえばTeradekのBoltシリーズだが、他社メーカーも近年、Boltシリーズに続くような進化を遂げ始めている。Hollyland、Accsoon、DJIは長距離伝送の実現や低遅延による高画質映像の安定した伝送システムを発売してきており、利便性が飛躍的に向上中だ。一例として、SHIMBOLのHDMIワイヤレス伝送システム「TP Mini」は、最大1080/60Pに対応しながら14,799円(税込)という手頃な価格を実現し、多くのユーザーから注目を集めている。
さらに、カメラの安定性を高める一脚や三脚も、革新的な機能を搭載した製品が続々と登場している。ワンタッチで素早く展開できるモデルが特に人気を集めており、SmallRig、YC Onion、iFootageといったブランドが高い評価を得ている。
以下アクセサリー部門のファイナリストを紹介する。
発売日:2024年4月9日
希望小売価格:
・DJI RS 4 税込66,000円
・DJI RS 4コンボ 税込79,200円
・DJI RS 4 Pro 税込99,000円
・DJI RS 4 Proコンボ 税込123,200円
現在、映像業界で高い評価を得ているジンバルが、リニューアルして登場した。
ジンバルは製品自体が成熟しつつあるジャンルであり、飛躍的な進化が見えにくくなっているのが現状だ。確かに今回のRS 4シリーズは、RS 3シリーズから目立つ大きな変化はないものの、さらなる高みを目指した意欲的なモデルと言える。
DJI RS 4 ProとDJI RS 3 Proの耐荷重はどちらも4.5kgで変わらないが、RS 4 Proは追加アクセサリーなしで縦向き撮影に対応。次世代の自動軸ロックが搭載され、撮影、移動、収納の効率が大幅に向上している。OLEDタッチ画面には新たにオートロック機能が加わり、不慮の接触を防ぐとともにバッテリー消費を抑える設計となった。さらに、モータートルクが20%向上したことで、よりスムーズで精確なコントロールが可能になっている。
発売日:2024年7月17日
希望小売価格:
·DJI SDR Transmissionコンボ:93,280円
·DJI SDR Transmissionトランスミッター:52,580円
·DJI SDR Transmissionレシーバー:52,580円
DJI SDR Transmissionは、2023年に発売された「DJI Transmission」と比較すると、価格が大幅に抑えられている。それでいて、小型・軽量で性能も優れており、多くの現場で見かけることが増えた人気のトランスミッターだ。
遅延はわずか35ミリ秒で、1080p/60fpsのライブ映像視聴が可能。最大20Mbpsのビットレートを実現し、高画質な映像伝送を提供する。35ミリ秒という低遅延も大きな特長だ。伝送範囲は最大3km(日本国内では2km)と非常に優れている。
送信機はSDIまたはHDMI経由でモニターに接続でき、ビデオ入力と3.5mmステレオジャックを搭載。映像伝送レシーバーもSDIまたはHDMI経由でビデオモニターへの接続が可能だ。
発売日:2024年9月
希望小売価格:税込126,000円
このビデオ伝送システムAccsoon CineView Master 4Kは、4K60fpsに対応し、4K映像を高品質で伝送できる。4Kモニターへ映像を送りたい場合、最有力候補となる製品だ。1080モードでは遅延25ms未満、4Kモードでは35ms未満の低遅延伝送が可能。さらに、この価格帯で4K映像の伝送を実現できるシステムは非常に限られている。伝送範囲は最大2.5km。iPhoneとのワイヤレス接続やケーブル接続にも対応しており、ケーブル接続時にはスタンドアロン型モニターに匹敵する高いクオリティを実現する。
構成はTXユニットとRXユニットの2つで、どちらも同じサイズ・重量となっている。HDMIとSDIの入力・出力を備え、電源はソニーNP-FシリーズバッテリーまたはDC入力経由で供給可能だ。さらに、Accsoonアプリを使用すれば、スマートフォンやタブレットへの直接送信にも対応。Vロックマウントアダプターも搭載されており、利便性を高めている。
発売日:2024年4月10日
希望小売価格:
・Khronos iPhone 15 Pro Max Ultimate Kit 税込104,280円
・Khronos iPhone 15 Pro Max Basic Kit 税込51,260円
・Khronos iPhone 15 Pro Max Lightweight Kit 税込¥36,740円
TILTA Khronosは、iPhoneをプロフェッショナルな撮影機材へと変身させる優れたケージシステムだ。Khronosシステムの核となるiPhone用ケージは、iPhoneを保護するだけでなく、バッテリーやLEDライトなど各種アクセサリーへの電源供給とシームレスな接続を実現する。特別なアタッチメントを使用すれば、ハンドルやLEDライトなど、さまざまなアクセサリーの取り付けも可能だ。
Blackmagic Camera Appなどのアプリと組み合わせることで、Khronosケージに搭載されたコントロールダイヤルでフォーカスやズームを手動で調整できるのも特徴だ。
希望小売価格:税込34,320円
Deity初の専用オーディオレコーダーである。この製品は、機能面・価格面の両方で他に匹敵するレコーダーが存在しない。モノラルでは32bit float、ステレオでは24bitの録音に対応し、タイムコードジェネレーター「TC-1」やスマートスレート「TC-SL1」とのワイヤレス同期が可能だ。さらに、最大48台のデバイスと同期できるほか、ラベリアマイクや3.5mm指向性マイクとの併用にも対応する。
単三電池で駆動する手軽さも大きな魅力であり、TC-1を活用したタイムコード管理も可能だ。価格は税込34,320円で、コストパフォーマンスの高さが大きな話題となっている。
希望小売価格:税込81,400円
Ninja Phoneは、iPhone 15 ProまたはiPhone 15 Pro Max用に設計されたレコーダー兼モニターだ。HDMI出力をカメラからProResまたはH.265で記録できる。魅力はなんといっても、10ビットで記録できるところとピーク輝度1600nitsのiPhoneのモニターで映像を確認できるところだ。
当初は1080pと720pまでの入力・録画に対応していたが、最近のアップデートにより、4K 24/25/30pおよび4K DCI 24/25/30pの録画・再生に対応。さらに、アドビのFrame.ioのCamera to Cloud認証を取得したことを発表した。Ninja Phone for Androidも近いうちに公開予定ともしている。デュアル録画機能のないカメラのバックアップとしても使用できるなど、非常にユニークなアイデアの製品だ。
発売日:2024年12月
希望小売価格:
・QL40(75mmクイックロック三脚単体):税込95,700円
・HS-150Q(H15とQL40B/グランドスプレッダー):税込198,000円
・HS-150MQ(H15とQL40B/ミッドスプレッダー):税込198,000円
・HS-250Q(H25とQL40B/グランドスプレッダー):税込205,000円
・HS-250MQ(H25とQL40B/ミッドスプレッダー):税込205,000円
・HS-350Q(H35とQL40B/グランドスプレッダー):税込277,200円
・HS-350MQ(H35とQL40B/ミッドスプレッダー):税込277,200円
・HS-450Q(H45とQL40B/グランドスプレッダー):税込326,700円
・HS-450MQ(H45とQL40B/ミッドスプレッダー):税込326,700円
・NX-300Q(NH30とQL40B/グランドスプレッダー):税込218,900円
・NX-300MQ(NH30とQL40B/ミッドスプレッダー):税込218,900円
Libecから、上段のフリップロックひとつで簡単に高さ調整ができる三脚が登場。軽量アルミ製のロング三脚で、キャリングハンドル込みでも2.6kgと軽量。ビデオヘッド付きのグランドスプレッダー三脚システムとして使用した場合、最大198cmまで高さを調整でき、フリップ式ロックひとつで素早くセッティングが可能。
アクセサリーポートも1/4インチネジ穴と3/8インチネジ穴をそれぞれ3か所ずつ備えており、様々なアクセサリーを取り付け可能なのも嬉しい。
以下がアクセサリー部門のノミネート製品となる。
■PRONEWS AWARD 2024 アクセサリー部門 ファイナリスト
はたして何が受賞するのか…?いよいよ発表!
ゴールド賞は、DJI SDRだ。低価格のワイヤレス伝送システムのほとんどは最大で数百メートル程度だが、DJI SDRはこの価格で格段に飛ぶ。それでいシンプルで、端末は小さくて145gと軽い。送信機、受信機にはHDMIとSDIに対応しているのは非常に好印象だ。
現場ではiPadでプレビューする機会も増えてきているが、DJI SDRはWi-Fi経由でスマートフォンやタブレットに直接送信することも可能。
他メーカーのワイヤレスシステムと違うところは、リモートカメラコントロールが可能なForce Mobileに対応している点だ。DJI RSシリーズのジンバルと併用することで、かなり離れた離れた場所からジンバルの制御できるに対応できるのも頼もしい。
シルバー賞はQL40Bが受賞した。さすがはlibec、ワンオペレーションの現場に最適な三脚を送り出してきた。HS-150Q(グランドスプレッダー)を使用すれば、最大198.3cmまで伸びる。この高さは非常に魅力的だ。さらに、フリップ式ロックを1つ操作するだけで簡単に高さ調整ができ、一度この便利さを知ると他には戻れなくなるだろう。
ロック操作もスムーズで、一番高くした状態でもレバーが手の届きやすい位置にあるのは大きな利点だ。これほどの機能を備えながら、市場実勢価格は75,000円と非常にお買い得だ。今後、カーボンモデルの登場にも期待が高まる。
RackMac mini(2024+)ラックマウントエンクロージャは、奥行き13.97cm(5.5インチ)、2Uラックスペースに1台、2台、または3台のMac miniコンピュータを並べて固定する。
DuoModo Mac miniモジュール(2024+)は、DuoModoラックマウントエンクロージャの2基または3基のカードスロットを備えたThunderboltからPCIeカード拡張システムの隣に、1台または2台のMac miniコンピュータをマウントする。
MacCuff mini(2024+)取り付けブラケットは、ロックバー付きでMac miniをデスクの下、壁、またはモニターの背面に固定する。
コンパクトサイズと優れたパフォーマンスで定評のあるMac miniコンピュータは、ホームオフィスや学校、そしてオーディオやビデオのプロフェッショナルな編集現場において欠かせないシステムだ。しかし、小型ゆえに機器ラックに安全に収納することが難しく、デスク上に置いたままだと盗難のリスクが高い。
このような課題に対し、ソネットの新しいMac miniマウントソリューションは、コンピュータのエアフローを適切にコントロールし、電源ボタンの操作を容易にするデザインで、安全にマウントすることを可能にしている。
頑丈なスチール製で、ラック内の熱い空気の流れを遮断することなくMac miniコンピュータをしっかりと保持し、ラック内でも机の上と同じくらい涼しい状態を保つことができる。ラックに設置されたコンピュータ用に個別の電源ボタンが設けられており、ラック内から電源のON/OFFが可能だ。
さらに、エンクロージャは前面ポートと背面ポートへのアクセスがオープンで、各コンピュータの下にはThunderboltまたはUSB SSDを収納できるスペースが設けられている。また、輸送中にコンピュータを定位置に固定するゴム製クッションを採用しているため、フライラックなど移動時にも最適だとしている。
1台または2台のMac miniコンピュータをSonnet Echo IIDV(スロット2基)またはEcho III(スロット3基)Thunderbolt-to-PCIeカード拡張システムと同じ2Uラックマウントエンクロージャに統合することができる。これにより、ユーザーはThunderboltケーブルを介してプロ仕様のPCIeカードをコンピュータに接続できる。
また、1台のMac miniをEcho IIIシステムに統合して複数のPCIeカードをサポートすることや、2台のMac miniをEcho IIDVシステムに取り付け、個別にPCIeカードに接続することも可能だ。輸送時の安定性を高めるため、ゴム製クッションを採用している。
厚みのある重厚なスチール製で、追加のVESA 75または100取り付け穴を使ってMac miniをデスクやテーブル、壁、モニターの背面に固定できる。コンピュータの前面および背面ポート、電源ボタンにも自由にアクセス可能だ。さらに、ロックバーを取り付けることで盗難を防止でき、南京錠(別売り)を用いてブラケットに固定することもできる。
詳細情報や発売時期は、登録すると通知がある。
]]>Matthewsのシグネチャーであるブラックのコーデュラファブリックを使用したRoadBagsは、過酷なコンディションにも耐えられるよう作られているという。内ポケットには砂がこぼれにくい裏地が施され、耐久性を最大限に高めている。ポーチに砂を入れると、ロードバッグの二重のマジックテープでしっかりと密閉され、漏れを最小限に抑える。
各RoadBagにはDリングが装備され、Matthewsブランドの耐久性のあるウェビングで固定されているため、バッグをカウンターウェイトとして使用したり、高さのあるフィクスチャーのセットアップに使用できる。また、ウェビングはセット上で簡単に配置できる便利なハンドルとしても機能する。
約7kg、約11kg、約16kgの3つのサイズがあり、RoadBagsは頑丈で多用途に使用できるため、荷造りや展開が簡単なギアを必要とするプロダクションに適している。MatthewsのRoadRags II、RoadFlags II、Trio C+キットとシームレスに組み合わせられるように設計されており、砂を入れるだけで様々なプロダクションのセットアップで活用できるという。
]]>新バージョンでは、撮影した動画ファイルを自動/手動で「Frame.io」にアップロード可能なため、クラウド上でデータの共有、共同作業を完結できる。また、動画ファイル選択の際には、レーティングやファイル形式でのフィルタリングも可能。
「Frame.io」への対応によって、動画制作における撮影から編集、納品までをシームレスにつなぐことで、ワークフローの効率化に貢献する。特に、報道やスポーツシーンなど、スピード勝負の現場において便利としている。
]]>放送局のIPワークフローを支える、AJAの新製品「KONA IP25」、「OG-ColorBox」、「OG-C10DA」、「Ki Pro GO2」についてレポート!
]]>「Z9」用ファームウェアVer.5.10では、本格的な動画撮影へのニーズに応える機能を追加している。新たに「シャッターモード」を追加し、動画撮影時のシャッターアングルを5.6°~360°の角度から15段階で設定可能に対応した。これにより、フレームレートの変更に合わせて毎回シャッタースピードの値を設定する必要がなくなり、常に使用したいフレームレートに対して最適なモーションブラーを得ることができるようになる。
さらに動画ユーザーの使いやすさを追求し、ゼブラ表示の色変更ができるようになったほか、ヒストグラムやウェーブフォームモニターといった輝度情報表示の透明度や表示位置を大きさと併せてカスタマイズが可能。コントラストが強いシーンなどでも適切な露出を確認しながら撮影できるようになる。
]]>ARTEMIS 2 Liveは、ARRIのカメラスタビライザーシステム(CSS)シリーズへの入門機として、モジュール式で軽量となっており、アップグレードが可能。ユーザーは、品質と信頼性を維持しながら、様々なプロダクションの要求やキャリアにリグを適応させることができる。ARRIエンジニアリングの品質と信頼性はそのままに、様々な制作ニーズやキャリアに対応できる。
ARTEMIS 2 Liveは、操作の柔軟性と人間工学に基づいたミニマルなデザインとなっているという。短いポストにより、ユーザーは足元にゆとりができ狭い場所でも、ライブプロダクションの速く予測不可能なアクションを追うことができる。新しい軽量モニターブラケットは、ライブ用に特別に設計されている。ベース・マウントとモニター・ジョッキーは、TRANSVVなどの7インチ・モニターに対応。もう1つのブラケットは、ライブ・プロダクションのリグでよく使用される5インチの「オンエア」モニターをサポート。
ARRIは、ARTEMIS 2 LiveのReady to Shootセットを多数用意しており、スタビライザーをライブプロダクション環境に組み込むために必要なアイテムを提供する。同セットには、ARTEMIS 2 LiveをTiffen Voltジンバルと簡単かつ効果的に組み合わせることができるオプションも含まれる。
ARTEMIS 2 Liveは、モジュラーシステム構造により、様々な電源に対応。撮影現場で使用可能なバッテリーや、リグで使用するカメラに簡単に合わせることができるという。
ARTEMIS 2 Liveには、2024年初めのALEXA 35 Live - Multicamシステムのリリースで示されたライブ制作分野へのコミットメントが反映されているという。ARRIは、ライブとシネマを質的に区別していない。そのため、ARTEMIS 2 Liveのコンポーネントは、ARRIのシネスタイル・スタビライザーと互換性があり、同じ品質基準を体現しているという。
EFPワークフローのニーズには、TALLYやLBUSなどの機能により、ENGズームレンズとシネズームレンズのハイブリッドレンズコントロールが可能。
ユーザーは、ARTEMIS 2 Liveを映画・ドラマ制作用のフル装備のARTEMIS 2にアップグレードが可能。また、ブラケットやアクセサリーはCSSの全製品に互換性がある。
ARTEMIS 2とTRINITY 2を保有している場合は、ARTEMIS 2とTRINITY 2のブラケットとアクセサリーに互換性があるため、ARTEMIS 2 Liveコンバージョンキットを使用することで、リグをライブ構成に縮小できる。
]]>シリコンコア・テクノロジーは、1997年アメリカ・シリコンバレーに創業したSCT(SiliconCore Technology)グループの日本法人。アナログ半導体技術(LEDドライバーIC)を基にデジタルサイネージ製品を開発し、米国、欧州ならびに日本、中国、台湾といったアジア各国に展開している。2024年発売したモバイルAIOディスプレイは、折り畳み式で可搬性に優れたLEDディスプレイだ。
スクリーンサイズ | 135インチ モバイルディスプレイ |
解像度 | 2400×1350、輝度1200nits、1.25㎜ピッチLEDを採用 |
平均消費電力 | 800W以下(100V駆動へも対応) 最大消費電力2150W |
フレームレート | 50/60/100/120Hz、HFR 240Hz(オプション)、3D対応可能 |
サイズ(専用ケース収納時) | 外寸1950(W)×2045(H)×884(D)mm、重量503㎏ |
備考 | 折り畳み・電動昇降機能・可搬機能で。部屋間移動やオフィスエレベータでの移動も可能 |
NuadaシリーズのLEDライトは、Phottix ライティングコントロールアプリを使用すると、Bluetoothで接続してワイヤレスで簡単にライトの光量や色温度をスマートフォンを制御できる。アプリの直感的なインターフェースは初心者でもスムーズに操作できるという。
Nuada S3aは、最大40チャンネルの設定が可能で、複数のライトを効率的に管理するために、グループとチャンネルの設定が重要である。これにより、異なるライトを個別またはグループで制御できる。
本体には「BRIGHTNESS(明るさ)」と「COLOR(色温度)」調整用のダイヤルが搭載されており、簡単に設定を変更できる。ディスプレイには現在の明るさ、色温度、チャンネル、バッテリー状態が表示され、視認性が高い設計である。
Nuada R3a LED Light | Nuada R3a LED Light Twin Kit Set | |
灯数 | 1灯 | 2灯 |
W(ワット)数 | 50W | 50W |
色温度 | 2500K-8500K | 2500K-8500K |
CRI | 95+ | 95+ |
TLCI | 96+ | 96+ |
最大照度 | 1140 lux @1m(5500K使用時) | 1140 lux @1m(5500K使用時) |
バッテリー | NP-F×2 | NP-F×2 |
スマホ対応 | ○ | ○ |
寸法 | 430mm x 433mm x 42mm | 430mm x 433mm x 42mm |
重量 | 1995g(バッテリー含まず) | 1995g(バッテリー含まず) |
Nuada R3aは最大3つのグループと40のチャンネルを設定可能で、専用モバイルアプリとの連携により、柔軟かつ効率的なライトの管理が可能だという。本体には「BRIGHTNESS(明るさ)」と「COLOR(色温度)」調整用のダイヤルが搭載されており、簡単に設定を変更できる。ディスプレイには現在の明るさ、色温度、チャンネル、バッテリー状態が表示され、視認性が高い設計である。
Nuada S3a LED Light | Nuada S3a LED Light Twin Kit Set | |
灯数 | 1灯 | 2灯 |
W(ワット)数 | 40W | 40W |
色温度 | 2500K-8500K | 2500K-8500K |
CRI | 95+ | 95+ |
TLCI | 96+ | 96+ |
最大照度 | 850 lux @1m(5500K使用時) | 850 lux @1m(5500K使用時) |
バッテリー | NP-F×2 | NP-F×2 |
スマホ対応 | ○ | ○ |
寸法 | 376mm x 266mm x 25mm | 376mm x 266mm x 25mm |
重量 | 1170g(バッテリー含まず) | 1170g(バッテリー含まず) |
曲面照射角度240°のカーブ型LEDライトで狭い空間でも広範囲にライティングできる。タテ・ヨコ取付可能な仕様で、シーン合わせた設置が可能。特にライブ配信では、1灯で2灯分の幅の光をカバーでき、コンパクトなセッティングが可能となる。
ポートレート撮影や製品撮影など、光のムラが目立ちやすいシーンで効果的だという。直感的な操作性と柔軟な設定機能を備えたカーブ型で、プロフェッショナルな撮影環境に適している。最大3つのグループと40のチャンネルを利用することで、複数のライトを効率的に管理できる。
灯数 | 1灯 |
W(ワット)数 | 50W |
色温度 | 2500K-8500K |
CRI | 95+ |
TLCI | 96+ |
最大照度 | 1340 lux @1m(5500K使用時) |
バッテリー | NP-F×2 |
スマホ対応 | ○ |
寸法 | 279mm x 258mm x 65mm |
重量 | 1190g(バッテリー含まず) |
T200R RGB Tube Lightは CRI 96+およびTLCI 98+の高い色再現性を誇り、正確で自然な色表現が可能である。色温度は2500Kから9500Kまで調整可能で、0〜360°のフルカラーコントロール(HSI)に対応しており、あらゆる撮影シーンに適応するとしている。明るさは1%から100%まで調整可能で、最大輝度は5600Kで830Lux(0.5m)を実現する。
内蔵バッテリーは3.7V 5200mAhで、9500Kで100%の出力時に約115分の連続使用が可能。長寿命かつ低発熱のLEDを採用しており、効率的なエネルギー利用ができる。
両端に標準的な1/4インチのネジ穴を備え、多様なアクセサリーやスタンドに簡単に取り付け可能である。内蔵マグネットにより、金属面への直接設置できる。複数のライトを連結可能なアクセサリー(別売り)を使用することで、さらに多用途な設置が可能だという。
灯数 | 2灯 |
W(ワット)数 | 10W |
色温度 | 2500K-9500K |
CRI | 96+ |
最大照度 | 830 lux @0.5m(5600K使用時) |
バッテリー | 内蔵 |
スマホ対応 | - |
寸法 | 323mm x 36mm x 36mm |
重量 | 270g |
第二弾では、FUJINONの箱型88倍HDズームレンズ「XA88x8.8BEPS-W88E」、ARRIのスタジオ用ライト各種「True Blue D40」「LED Fresnel Spot Light Lシリーズ」「SkyPanel S60-C」をラインアップしている。
PROAUCTIONは、一般的なオークションサイトやフリマサイトには出回らない映像制作のプロ向け機材をオークション形式で出品し、入札による適正価格で必要とする方々へ提供するサービス。オークション入札には個人・法人いずれでも参加できるが、システムファイブオンラインショップの会員登録(無料)が必要。
落札商品の支払いには、クレジットカードや銀行振込(前入金)など一般的な決済方法の他、法人向けとして、請求書払いサービスや、同社による直接の掛け売りにも対応するという。
※終了間際の入札で自動延長あり
レンズキット「LUMIX G 14-140 F3.5-5.6」との組み合わせ。
コンパクトで軽量なボディのデジタル一眼カメラで、マイクロフォーサーズマウントを備えている。撮像素子は、4/3型CMOSセンサー。カメラ有効画素数は約2,030万画素。
グリップにはシャッターボタンに加え、LUMIXの特徴の一つであるWBボタン、ISOボタン、露出補正ボタンが搭載されている。
記録メディアには、高速なSDカード(UHS-I/UHS-Ⅱ UHS Speed Class 3対応)に対応する。
左側面には、USB Type-C USB2.0(High speed)。HDMIはmicro HDMI Type D、REMOTEはΦ2.5mmジャック、ヘッドホンはΦ3.5mmステレオミニジャックを搭載する。
「DMW-BLC12」バッテリーパックに対応する。
内蔵フラッシュを搭載する。TTL調光内蔵ポップアップ式 GN9.0相当。
ファインダーは、アスペクト比4:3の0.39型236万ドット有機EL(OLED)を搭載する。
液晶モニターには3.0型184万ドット静電容量方式タッチパネルを搭載する。
背面パネルには、コントロールダイヤルやAF/AE LOCKボタンを搭載する。
]]>DC-TZ99は、コンパクトながら約2030万画素高感度MOSセンサーと広角24mm、光学30倍の高倍率ズーム搭載で、旅行先やイベントでの思い出を高画質で残せるコンパクトデジタルカメラ。秒間30コマで連写撮影が可能な4Kフォト、背景も広く写せる広角4Kセルフィーを搭載し、旅先のイベントなどで思い出を撮り逃さないという。
スマートフォンとの簡単接続が可能なBluetoothに対応し、SNSの投稿に便利な動画の縦位置情報の記録や、動画撮影時のミスを防ぐ動画記録中の赤枠表示など、動画撮影のアシスト機能が充実している。
汎用性の高いUSB Type-Cに対応しており、外出時や撮影の合間の移動時間などにモバイルバッテリーから充電することが可能。また別売のトライポッドグリップ(DMW-SHGR2)と合わせて使用すれば、ハンドグリップスタイルの撮影や三脚としても活用でき、撮影の幅が広がるとしている。
]]>G99IIは、ローパスフィルターレス約2030万画素CMOSセンサー、ヴィーナスエンジンを搭載し、高画質を実現するとともに、望遠域まで強力に手ブレを補正する5軸5段のB.I.S.、Dual I.S. 2の搭載により、撮影時の手ブレを抑えた高画質な撮影を楽しめるという。
本体天面にはホワイトバランス・ISO感度・露出補正の3連ボタンを配置し、3.0型・約184万ドットのフリーアングルモニターにより撮影時の操作性が向上する。約0.07秒の高速AF、秒間約9コマの高速連写に対応し、素早く動く被写体を捉えることができる。カメラ本体は防塵・防滴に対応しているため、幅広い撮影シーンをサポートする。
「ライブビューコンポジット」機能では、仕上がりをモニターで確認しながら、星や夜景撮影時の美しい光の跡が記録できるという。動画撮影では、4K30P動画を時間無制限(温度制限あり)での内部記録や、4K30P 4:2:2 8bit動画のHDMIによる外部出力に対応。V-Log Lもプリインストールし、映像編集の幅を広げるとしている。
また新たに搭載されたスロー&クイックモードは、モードダイヤルから素早くアクセスでき、映像記録が可能な約1/4倍のスローモーション動画やメリハリのある映像記録が可能な約8倍のクイックモーション動画などを簡単に設定が可能。日常や旅先の映像を印象的でシネマティックに記録できる。汎用性の高いUSB Type-Cに対応しており、外出時や撮影の合間の移動時間などにモバイルバッテリーから充電することが可能としている。
■主な特長
同カメラは、Apple Vision Pro用のApple Immersive Videoを撮影するために開発された、世界初の商業用カメラシステム。出荷は、2025年始めが予定されている。DaVinci Resolve Studioは、Apple Immersive Videoの編集に対応できるように来年初めにアップデート予定で、プロの映像制作者たちがApple Vision Pro用のApple Immersive Videoを制作する上で必要なワークフローを提供することになる。Apple Immersive Videoは、高解像度のイマーシブビデオと空間オーディオによって視聴者をアクションの中心へといざなう、視野角180°のメディアフォーマットである。
Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
新製品Blackmagic URSA Cine Immersiveカメラの先行予約を開始し、DaVinci Resolveを使用して、Apple Immersive Videoの真のエンド・トゥ・エンド・ワークフローをプレビューできることを嬉しく思います。
2025年にURSA Cine Immersiveをより多くのユーザーにリリースする前に、Apple Immersive Video向けのBlackmagicの制作ワークフローに関して、映像制作者や制作会社と緊密な協力を行うことを楽しみにしています。Appleが開発したこのパワフルなフォーマットでユーザーの皆様がキャプチャーしたアクション、ドラマ、コンサート、スポーツ、その他の素晴らしい映像を見ることが待ちきれません。
Blackmagic URSA Cine Immersiveは、Apple Vision Pro用のApple Immersive Videoを撮影するために特別に設計された、固定式のカスタムレンズシステムを本体に予めインストールしている。センサーはそれぞれの目が8160x7200解像度で、ピクセル単位の同期と驚異的な16ストップのダイナミックレンジに対応しているため、撮影監督は90fpsの3Dイマーシブシネマ・コンテンツを1つのファイルに収録可能。
カスタムレンズシステムは、URSA Cineのラージフォーマット・イメージセンサー用に設計されており、製造時に正確な位置データの読み取りと保存が行われる。デバイスで、キャリブレーションと保存が行われるこのイマーシブレンズ投影データは、Blackmagic RAWファイルとしてポストプロダクションを通して使用できる。
2025年の第1四半期にリリース予定の新バージョンのDaVinci Resolve Studioは、Apple Vision Pro用にURSA Cine Immersiveカメラで撮影したApple Immersive Videoを、映像制作者たちが編集、カラーグレーディング、制作できる機能を搭載している。主要な機能の一つである新しいイマーシブ・ビデオビューアでは、2Dモニターでクリップをパン、ティルト、ロールして見ることができるが、Apple Vision Proを使用すると、より没入感の高い編集体験が得られる。
また、Apple Vision Proでレンダリングされるトランジションは、FCP XMLメタデータを使用してバイパスできるので、クリーンなマスターファイルが得られる。ワークフローの最終段階で使用する書き出しプリセットでは、Apple Vision Proで直接見ることのできるパッケージへのすばやい出力が可能。
Blackmagic URSA Cineカメラ・プラットフォームは、ハイエンドの映画業界向けの様々な機能を持つ複数のモデルの基礎となっている。全モデルは、堅牢なマグネシウム合金製の筐体に、軽量のカーボンファイバー・ポリカーボネートによる仕上げが施されており、撮影現場で移動可能。12G-SDI出力、10Gイーサネット、USB-C、XLRオーディオなども搭載されている。開閉式モニターは、片側に5インチの大型HDRタッチスクリーン、反対側にカラーのステータスLCDを搭載。カメラの右側はアシスタント用のステーションで、2つ目の5インチHDRタッチスクリーンがあるので、スタッフがカメラ周辺で作業する上で外部モニターは必要ないとしている。
カメラの後部には24Vおよび12V電源をサポートした8ピンのLemo電源コネクターが搭載されているため、既存の電源、バッテリー、アクセサリを用いてカメラを使用できる。Blackmagic URSA Cine Immersiveには、250Wの電源およびBマウントバッテリープレートが同梱されるので、IDX、Blueshape、Core SWX、BEBOBなどのメーカーからの幅広い種類の高電圧バッテリーを使用可能。他にも、トップハンドル、高速Wi-Fi用のアンテナ、ベースプレート、24V電源、高電圧Bマウントバッテリープレートを搭載しており、すばやいセットアップが可能。
Blackmagic URSA Cine Immersiveは、8TBの高性能ネットワークストレージを搭載しており、同梱のBlackmagic Media Moduleに直接収録し、Blackmagic CloudおよびDaVinci Resolveのメディアビンにリアルタイムで同期できる。これにより、8Kステレオスコピック3DイマーシブのBlackmagic RAWを2時間以上収録できるだけでなく、エディターはショットの撮影中に世界中からリモートで編集を開始できる。
新しいBlackmagic RAW Immersiveファイルフォーマットは、イマーシブビデオがポストプロダクション全体を通してシンプルかつ簡単に扱えるよう作られており、Blackmagic製品による世界中でのメディア同期もサポートしている。Blackmagic RAWファイルは、カメラのメタデータ、レンズデータ、ホワイトバランス、デジタルスレートの情報、カスタムLUTを保存するので、現場とポストプロダクションで、イメージの一貫性を保つことが可能。
Blackmagic URSA Cine Immersiveは、高速・高性能のCloud Storeテクノロジーを搭載した、初めての商業用デジタルフィルムカメラ。この高速ストレージにより、最高の解像度およびフレームレートで数時間にわたる収録が可能で、高速10Gイーサネットでファイルに直接アクセスできる。このカメラは、収録の際に作成されるカメラのオリジナルメディアに加えて、小容量のH.264プロキシファイルの作成もサポート。小容量のプロキシファイルは、数秒でBlackmagic Cloudにアップロードできるため、スタジオでメディアをリアルタイムで使用できる。
Blackmagic Media Dockは、編集およびカラーコレクションの開始を高速化・簡易化することで、ポストプロダクション・ワークフローを加速させる。最大3つのBlackmagic Media Moduleをマウントでき、複数のURSA Cine Immersiveカメラからのメディアに同時に高速でアクセス可能。4つの高速10Gイーサネットポートにより、4台までの編集ワークステーションを個別に接続でき、たとえ複数のユーザーが同時に接続した場合でも高速としている。
■Blackmagic URSA Cine Immersiveの機能
■DaVinci Resolveのイマーシブ機能
MマウントのSimera-C T1.5は、Eマウントバージョンのデザイン性を維持しながら、20~30gと軽量で、50mmはわずか353gとなっている。同レンズシリーズは、汎用性と画像ルックで映画制作者に支持されており、Mマウントはその幅広い適応性から、潜在的なユーザーの多くに期待されているという。
MマウントのシネレンズはPLマウントに匹敵する適応性を持っており、アダプターを使用することでほぼ全てのミラーレスカメラ(E、RF、Z、L、Xマウント)に装着可能。また、サードパーティのMマウントキットにより、ARRI AlexaカメラやソニーVeniceシステムにマウント(ポジティブロック)できる(Thypochでは、スムーズに互換性のある使用方法としてXPIMAGEのARRI Mマウントを推奨している)。ミラーレスビデオカメラからDJI Ronin 4D、ソニーVenice、Alexa 35、Alexa mini LF、Alexa mini、Amiraのようなハイエンドシネマセットアップまで、シームレスな統合を保証するという。
Simera-Cは、色収差と人間の目のような像面湾曲を最小限に抑えながら、生々しい美しさを捉え、ストーリーテリングにおける立体感のために、柔らかさ、滑らかなボケ味、自然なエッジフォールオフを帯びたニュートラルなルックを実現するという。フレアは、画像の真正性を損なうことなく、ハイライトのディテールを維持するために微妙に制御されている。
Simera-Cシリーズのフローティングエレメント設計は、多くの改良型シネモッドレンジファインダーレンズよりも最短撮影距離を近づけることを可能にし、近接焦点と無限遠でほぼ同じ品質を提供し、クローズアップでより高い質感とディテールを実現し、クリエイティブな柔軟性を高めるという。