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積み上がったり煩雑になったタイムラインを整理するシーケンスの簡素化機能

アドビは、Adobe Creative Cloudのビデオ&オーディオアプリの最新リリースを提供開始した。Premiere Pro、After Effects、Adobe Creative Cloudの正規ユーザーはビデオ&オーディオアプリのベータ版への体験できる。Premiere Proに搭載されたオーディオリミックスなどの新機能を試したり、開発チームに機能強化に対するフィードバックもが可能だ。

Premiere Proに音声のテキスト化の強化やシーケンスの簡略化を搭載

Premiere Proの音声テキスト変換のアップデートにより、対応する13の言語で変換精度が向上。日付や数字のフォーマットが改善され、キャプションをサイドカーファイルとしてのみ書き出す新しいオプションが追加された。

新しいシーケンスの簡略化では、ギャップ、未使用のトラック、ユーザーが指定したクリップ、またはエフェクトなどを削除して、現在のシーケンスのクリーンなコピーを作成が可能。この機能は、プロジェクトの共有、書き出し、アーカイブ化を効率的に行うのに適している。

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Adobe Premiere Proのカラー対応したベクトルスコープとカーブコントロール
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最新のミラーレスカメラやiPhoneの10ビットおよびHDRメディアを含むH.264およびHEVCフォーマットに対応した新しいカラーマネジメントにより、Premiere Proは読み込み時と書き出し時に正しいカラースペースで映像を解釈が可能。カラー対応したベクトルスコープやカーブコントロールのLumetri機能の強化により、カラーワークフローの効率化を可能としている。

10ビットフォーマットは、Premiere Proでのグレーディングで、より多くのカラーディテールとレンジを提供可能。また、10ビット422 HEVCのハードウェアアクセラレーション(英語)は、アップルシリコンMacおよびWindowsインテルマシンでのこれらのフォーマットのスムーズな再生を可能にしている。

Premiere Pro(パブリックベータ版)にはオーディオのリミックス機能を搭載

Premiere Proのパブリックベータ版にAuditionという製品に入っていたオーディオのリミックス機能が搭載された。Adobe Senseiを搭載しており、音楽トラックを映像にマッチするように自動的に再配置が可能。レーザーツールでカットしたり、クロスフェードを手動で適用する代わりに、リミックス機能はその作業を数秒で行うことが可能。

Adobe Sensei AIテクノロジーを搭載したリミックス機能は、楽曲のオーディオパターンと音の強弱を分析し、特定の尺に収まる新しいミックスを生成。Adobe Auditionに先行搭載されたリミックス機能が、Premiere Pro(ベータ版)でも試用することが可能になる。

オンデバイス音声テキスト変換は、より高速な書き起こしパフォーマンスを実現し、映像エディターやクリエイターがインターネットに接続せずに音声テキスト変換を使用できるようになる。この機能は、希望者が言語パックをダウンロードし、ベータ版のビルドにインストールすることで利用可能になる。この機能の最初のパブリックベータは、英語のみに対応としている。

Premiere Proの新機能一覧はこちら。

After Effects にはマルチフレームレンダリングやレンダリング終了時のお知らせを搭載

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After Effectsでマルチフレームレンダリングが利用可能になる。最大4倍のパフォーマンスを発揮するマルチフレームレンダリングは、CPUを最大限に活用が可能。Roto Brush 2にはAdobe Senseiの搭載やマルチフレームレンダリングに最適化されており、ロトスコーピングが最大で300%の高速化を可能としている。

システムがアイドル状態のときにバックグラウンドでコンポジションを自動的にレンダリングするためのスペキュラティブプレビューを搭載。コンポジションプロファイラーは、デザインの中で処理時間に最も大きな影響を与えるレイヤーやエフェクトをハイライト表示するため、ユーザーはプロジェクトを最適化してレンダリングを高速化することができる。

書き出しに関しては、再設計されたレンダーキューが進行中のレンダリングに関する情報を提供。レンダリングが完了すると、Adobe Creative Cloudアプリを介してデスクトップやユーザーのスマートフォン、スマートウォッチに通知が送られる機能を搭載した。

また、Adobe Media Encoderを使ってバックグラウンドでコンポジションのレンダリングが可能。After EffectsのレンダリングもAdobe Media Encoder経由で高速化が可能になる。

Adobe After Effects(パブリックベータ版)ではM1 Macの一部対応を実現

Adobe Senseiを搭載したシーン編集検出は、レンダリング済みのクリップの編集点を自動的に識別し、カットポイントにマーカーを配置したり、クリップを個別のレイヤーに分離したりできる。これにより、編集したビデオクリップの一部を再利用したり、特定のクリップにモーショングラフィックスやビジュアルエフェクトを適用したりすることが、より迅速かつ容易に可能。この機能は、昨年Premiere Proでリリースされたもので、After Effects (ベータ版)にも搭載されている。

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Adobe After Effects(ベータ版)の、Adobe Senseiを搭載したシーン編集検出
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After Effects(ベータ版)のアップルM1ネイティブ対応は、After Effectsのアーキテクチャをさらに最適化することで、アップルシリコン搭載Macにおけるパフォーマンスが向上するという。

Adobe After Effectsの新機能一覧はこちら。

統一されたバージョン番号によるシンプルなアップデート

今回のリリースで、アドビのビデオ&オーディオアプリケーションのバージョン番号はすべて22.0に統一された。バージョン番号の統一は、アップデートやコラボレーションがわかりやすくなる。メジャーリリースバージョンでは、Adobe After Effects、Adobe Audition、Adobe Character Animator、Adobe Media Encoder、Adobe Premiere Proのすべての22.xリリースとなる。