セットトップボックス(STB)の動向

高速インターネット、IP電話、IPTVには高速データ伝送が必要だ。 CATV伝送路はこれらのアクセス回線として有効だ。

CATV伝送路を利用した高速データ通信DOCSIS1.0(Data over Cable Service Interface Specifications 1.0)仕様が1997年に制定され、インターネット接続が開始された。

その後 DOCSIS1.1(VoIP、動画IP) 、2002年DOCSIS2.0(下り40Mbps/上り30Mbps)仕様化された。2005年以前から米国ケーブルラボで検討されてきた、下りCHを束にして(ボンデングして)利用するDOCSIS3.0製品の認証中である。これによってADSLを超える通信速度がCATVで利用できるようになった。

松下電器
3000シリーズ
2000シリーズ
500シリーズ
松下STBラインナップ


パイオニア(株)は、アナログホームターミナル(HT)からデジタルSTBに移行するための、かんたん操作 「BD-V171」STBを展示した。また標準STB「BD-V371L」、HDD外付け STB「BD-V700」および外付けHDD「BHD-V320」を展示した。

パイオニア
BD-V171
BD300シリーズ


マスプロ電工(株)は従来のDST62シリーズをベースにした新製品DST62H を展示。従来,搭載していたD端子はそのまま残し、ユーザーのテレビ環境に合わせ,HDMI端子,D端子のどちらでも使用できるようになっている。また縦置き・横置きを可能としている。デジタル標準リモコンと簡単リモコン(別売) が使用できる。

マスプロ
DST62 STB
DST62H STB