AJA Video Systems

ビデオカメラ出力をProRes 422で記録するKi Proを発表

AJA Video Systemsは、カメラなどの映像出力信号をアップルのProRes 422コーデックで記録できるテープレスビデオデバイス「Ki Pro」を発表した。6月から558,000円(税別)で発売する。AJAは、ProRes 422に変換するデバイスとしてiO HDを販売しているが、これはProRes 422エンコード/デコードをハードウェアで行うFinal Cut Proサポート製品としてのI/Oデバイスだった。iO HD投入後、カメラの映像出力をProRes 422でHDDに記録できればとの要望が寄せられたことをきっかけに開発を開始。Ki Proとして発売が決定した。

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Ki Proは、Macと接続する必要なく、カメラの映像出力を直接、10bitフルHDのProRes 422コーデックに変換し、FireWire 800のリムーバブルハードディスクモジュールまたはExpress Card/34のフラッシュカードに記録する。カメラと連携するため、業務ビデオ用バッテリーの利用も可能になった。これによりKi Proは,MacのI/Oデバイスではなく、カメラサポート製品という位置づけになる。記録ビットレートなどの各種コントロールは、本体パネルでの操作以外に、EthernetコネクタとWi-Fiにより、WebブラウザやiPhone経由で利用できる。

コンパクトな映像/音声入出力デバイスiO Expressを発表

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AJA Video Systemsは、Mac/Windowsで利用できるコンパクトな映像/音声入出力デバイスiO Expressを発表した。2009年第3四半期に153,000円(税別)で発売する。

また、AJAは、iO HDの機能を簡略化し、入出力に特化したインタフェース製品としてiO Expressを開発した。ProRes 422ハードウェアコーデックやリアルタイムのアップ/ダウン/クロスコンバート機能を省き、ProRes 422やXDCAM HD、DVCPRO HDコーデックなどのモニタリングやマスタリング用に提供する。HD/SD-SDIとHDMIの入出力端子のほか、アナログコンポーネント出力、2ch RCAオーディオ出力、LTV入出力、RS422デッキコントロールを持つ。Mac/PCと、PCIeで接続することも可能。