SRW-9000、24P HDCAM-SRシネアルタ・カムコーダを参考出展
ソニーは、番組・映画・CM制作用に、より高品質な映像収録が可能なHDCAM-SRカムコーダーSRW-9000を出展した。1920×1080 4:2:2 10bit 24PsF~30PsF(440Mbps)、同60p(880Mbps)といったHDCAM-SRの特徴を生かして収録できる初のカムコーダーとなる。2009年内に発売する予定。コントロールパネルはHDCAM-SRレコーダーSRW-1と共通化している。付属する専用ライザープレートを使用して、ARRIのブリッジプレートやフォローフォーカスユニット、マットボックスなどを利用できる。オプションのHD-SDI拡張ボードを追加することで、12chの音声入力と、RGB4:4:4・1080/30PsFまたはYCrCb4:2:2・1080/60pでのデュアルリンク出力が可能になる。
EVS、ソニースーパースロモカメラに対応
EVSメディアサーバーXT2がソニーHD3xスーパースロモカメラHDC-3300Rに対応するバージョンを参考出展。独自のコントローラも対応。
業務用3Dディスプレイを参考出展
42インチの業務用3Dディスプレイ(ベータモデル番号)LMD-4250Wが参考出展。3D 映像信号入力は、”Side-by-Side方式”に対応する。
XDCAM HD422シリーズのラインアップを公開
ソニーは、7月に発売する予定の4:2:2サンプリングに対応したXDCAM HD422シリーズのカムコーダーPDW-F800(441万円)、レコーダーPDW-F1600(325万5千円)、フィールドレコーダーPDW-HR1(220万5千円)の3機種をプース正面で公開した。1080/59.94i・29.97p・50i・25p・23.98pの記録再生に対応する。23.98pでの収録は、MPEG HD422(50Mbps)またはMPEG HD(35Mbps/25Mbps)の記録時限定となる。また、残念ながら1080/24pには対応していない。
新Sonapsの報道用ワークフローXDNEWSを打ち出す
ソニーブースの一角に、ベスト・オブ・ブリードな報道用ワークフロー「XDNEWS」ステーションがある。インジェストから現場での編集、プロダクション編集、オンエアそしてアーカイブまでをベスト・オブ・ブリードのサードパーティ製品で構成されたワークフローでMOS2.8.3に対応している。ソニーカメラからデータダイレクトやアイシロンサーバへインジェスト、Avid iNewsで編集し、ニュースルームでvizRTソリューションでオンエアグラフィックなどを編集、最終素材をオムネオン送出サーバに転送してオンエアするという運び。Avid 側でXDCAM HD(50Mbps)のネイティブ・フォーマットをサポートできるようになったことにより、このワークフローで選ばれている。