西華産業は、アジア地域でRED Digital Cinema製品のテクニカルサポートを正式に担当することになった(後日詳報予定)。IMC Tokyoでは、「デジタルシネマ ワークフローサミット」コーナーで、デジタルシネマカメラRED ONEを2台使用したステレオスコピック4K収録システムを出展した。ステレオスコピック3D制作では、2台のカメラを使用して収録を行い、視差をもった同期映像が必要になる。ハーフミラー方式のステレオスコピック光学系であるP+S Technik製3DRigと、2台のフォーカス/ズーム/アイリスを同期しながらコントロールできるCmotion製3軸ワイヤレスコントローラLCSシステム、redover Japan製3DモニタTrue3Diを組み合わせたシステムとなっている。
西華産業はCodex Digital製ポータブルタイプ・デジタル ディスク レコーダCodex Portableを出展した。HD-SDIデュアルリンクを2系統持ち、2台の4:4:4カメラを使った収録が可能。4:2:2素材ではHD/SDの4台のカメラを使って同時に収録できる。いずれの場合も60fpsプログレッシブまで対応する。2Kシネマフッテージの場合、約5時間の収録が可能だ。
REDワークフローに強力なサポート機器が出現した。IMAGICAデジックスが西華産業ブースでデモしたCLIPSTER4Kは、RED ONEのREDCODE RAWデータであるR3Dファイルをレンダリングすることなしにリアルタイムで再生できるノンリニア編集製品だ。R3Dファイルのほか、DPX連番ファイル、DVCPRO、XDCAM、Avid DNxHDなどのフォーマットをサポートし、R3Dファイルと他のフォーマットを同一タイムラインに混在させて編集することも可能だ。