■フックアップブースレポート
(*プレイリストで全編流れます)
フックアップは、SONY Creativeのノンリニア編集ソフトウェアVegas Pro 9のほか、プロオーディオ機材として、業務用マスタリング機材Manlayシリーズ、Rupert Neve Design 、プロフェッショナルADDAのBenchmark、Lynx、Echo、マイクブランドのSEなどを出展した。
■VegasPro9
PRONEWSのコラムなどでも触れているがVegas Pro 9の潜在的な実力は相当なものがある。Vegas Proの前身が音楽制作ソフトウェアであるが、さまざまなレートが混在するミュージック制作ではプロジェクトのレートに制作しないと楽曲を編成できないことになる。この思想を採り入れているからこそ、Vegas Proでは、さまざまなフレームレートの映像は、プロジェクトで設定したフレームレートに合わせてフレームレート変換を自動的に行ってプレビューするようになっている。
ビデオ制作においては、その多くが29.97または59.94フレームが中心であったためにあまり気付かなかったかもしれないが、こうした特殊なムービーファイルであっても自動的にプロジェクトで設定したフレームレートに合わせてプレビューされ、サウンドとのズレが発生することはないという機能を、Vegasu Proは最初から有していたという事実は、最近のデジタル一眼レフカメラの30p、20pという映像が出現した現在、もっと評価されてもいいだろう。
■ふるいちやすし氏によるVegas Pro9デモ
ソニーのブースでは、XDCAM EXワークフローの中核的なソフトウェアとしてVegas Pro 9が紹介されていた。上記の自動フレームレート変換プレビュー機能は、XDCAM EXのスロー&クイックモーション機能を使ってフレームレートを変更した素材であっても機能する。最終出力のフォーマットに合わせてプロジェクトを設定し、そこに素材をドラッグ&ドロップするだけで、最終フレームレートに則して自動的にフレームレート変換が行われた素材がプレビューされる。作業の途中で、フレームレートを変えても自動的に再変換されるので、煩わしいフレームレート処理やサウンドとの同期に悩まされることはない。
■melodyne editor
■Bonsai DRIVE