アイ・ディー・エクスといえばバッテリーなどの電源周りやSTEADICAMなどのカメラサポートシステムを主に扱う会社という認識だったが、TVLogic社のLCDモニターやワイヤレスHDビデオ伝送システムWEVIといった機材のほか、最近ではプレイアウトサーバー Play Magic、Ambrado社のHDTVエンコーダー/デコーダー、DTS社のSSDなど扱う商品の幅が広がってきている。今回のInterBEEでも、バッテリーや充電器といった以前から扱っている製品のほか、ビデオ伝送装置やエンコーダー/デコーダーなどをかなりのスペースを割いて展示していた。
■アイ・ディー・エクスブースレポート
(*プレイリストで全編が流れます)
■IDX P-V
Vプレートバッテリーからの電源をDC12Vに変換して出力する端子が装備されたP-V212(左)と5V/7.3Vの切り替え出力式のP-V257。いずれもバッテリーからのスルー出力にも対応している。来年発売予定。
■IDX ACA74
小型ビデオカメラ用ショルダーアダプターA-CA74E。Vマウントのバッテリーを装着することができるか、7.2V系のバッテリーを使用する小型ビデオカメラにも電源供給できるようになっている。
■IDX CAMWAVE
すでにHD/SD-SDI対応のワイヤレス伝送装置CW-5HDを発売しているが、これはHDMIに対応したワイヤレス伝送装置となっており、SDI出力を装備していないビデオカメラでもワイヤレス運用することができる。発売は来年初頭が予定されている。
■IDX HCD1604
Ambrado社のHDTVエンコーダー/デコーダーHCD1604。1080iや720pのHD信号やSDビデオ信号をHPEG2またはH.264に変換し伝送することができる。転送レートは100Mbpsまで対応可能。
■PlayMagic 送出サーバー「MFP-100」
■IDX SSD
独自のキャッシュ技術により最大400Mbpsの転送レートに対応したSSDモジュール。インターフェースはSATA2で、SLCで32~64GB、MLCタイプで最大512GBまで対応。