■アツデンブースレポート
(*プレイリストで全編が流れます)アツデンは、今回のInterBEE前後でワイヤレスシステムを中心に大幅にリニューアル。新製品のガンマイクやミキサーなどもあるが、製品外観にあまり違いがないため、うっかりすると見逃してしまいそうだった。
新製品のガンマイクは、小型ビデオカメラ用のSGM-20とENGカメラなど用のSGM-3146が、ワイヤレスシステムは、従来のラインナップ製品を大幅にリニューアルしており、型番で見るとマイナーチェンジのような印象を受けるが、内部基板を始め新たに設計しなおし感度アップやダイバシティー回路の見直しを行っている。対象となったワイヤレスシステムは、35BT、310UDR、1201BT、1201XT、1201URX/AB、1201URX/Si、1201URX/VMなど。
■AZDEN 35
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B型ベルトパックワイヤレス35BT。Ch、入力レベル、バッテリー残量表示、マイク入力レベル調節などを装備、単三電池2本で約8時間使用可能
■AZDEN WR
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従来の1000シリーズのほとんどがリニューアルされた。内部基板を新たに設計しなおし、感度アップやダイバシティー回路の見直しも行っている
■AZDEN FMX
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4chポータブルミキサーFMX-42a。10ピンコネクターによるバランスライン出力やアンバランスのリターンに対応。ビデオカメラと接続する場合ケーブル1本でこれらの入出力に対応可能
設備関係の機器としてミキサーやパワーアンプ、パワードミキサー、博物館や各種発表会などで音声説明や翻訳ガイドに使われる無線ガイドシステムなども新製品や参考出展があった。マイナーチェンジを含めると今年から来年にかけてアツデンはトータルでかなりの製品が入れ替わることになる。
■AZDEN MX
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6chミキサーMX-62/60。MX-62の入出力コネクターにXLRバランスが採用されているほか、音量と2軸のパン調節、入力レベル切り替えなどに対応している。MXR-60は標準ジャックやRCAが採用されており、パンは切り替え式でアサインする方式。AP-202は、新開発の冷却ユニットを搭載した200W×2の出力をもつパワーアンプ
■APS10i
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2chの赤外線式ワイヤレスを搭載したワイヤレスパワードスピーカーシステムAPS-100I。平面スピーカを採用することにより、据え置き、壁掛け使用が可能なほか、ライン入力や低域レベル調節マイクトーンなどを装備している
■IRR-40/40P
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赤外線2ch、ライン2chのワイヤレスレシーバーIRR-40。設置場所の環境に応じて低域を調節できるマイクトーンなどを装備している。
■GS-10t
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参考出品された2.4G帯ガイドシステム。GS-10T/GS-10R博物館や各種発表会などで音声説明や翻訳ガイドに使われる無線ガイドシステム。赤外線や微弱電波を使った製品が多かったが、2.4G帯を採用することで、チャンネル数や受信安定性などの向上を図っている。
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