来年(2010年)100周年を迎えるヴィンテンは、LFドラッグ方式のVision3、6、8、11の4機種を約10年ぶりにモデルチェンジ。新たにVision AS(AS= Advanced system)シリーズとして、Vision 3AS、Vision 5AS、Vision 8AS、Vision 10ASの4機種を発表した。

今回の展示会では、リニューアルされたVision ASシリーズのほか、現行機種であるVision 100、250、プロタッチPro-5Plus、Pro-6HDV、Pro-10、リモコン雲台などを出展した。

Vision 10ASは、バッテリーやビューファインダー、液晶プロンプターなどの交換が頻繁に行われる、ニュース取材やプロの放送番組制作をするのに最適なヘッドで、安定したカメラワークを可能としている。また、新たにラインアップに加わったPro-5Plusは、サイドロードシステムにより、カメラのすばやい着脱を可能としている。

■ヴィンテン ジャパンブースレポート

(*プレイリストで全編が流れます)

白から黒へ新しい時代のヴィンテン商品揃い踏み

■Vinten Vision

Vinten Vision.jpg

ブース正面の目立つ場所には、10年ぶりにモデルチェンジされ、Vision ASシリーズとして生まれ変わった4機種を展示

■Vinten Vision10AS

Vinten Vision10AS.jpg

カウンターバランス範囲6.5~17.0kgと標準的な肩乗せ型カメラに適合したVision10ASは、LF方式のドラッグを採用しており、安定したカメラワークを可能としている

■Vinten Pro5

Vinten Pro5.jpg

Pro-5Plusは、新たにラインナップされたモデルで、カメラの迅速な着脱を可能にするサイドロードシステムを採用したほか、ポジロック三脚、スプレッダー、ソフトケースで構成されるシステムパッケージで提供される。最大荷重4.5kg、カウンターバランス1段階可変式、無段階のパン/チルトドラッグを装備している

■Vinten Pro

Vinten Pro.jpg

Vinten Pro5Plusは、スライドプレートをカメラに取り付けたままワンタッチで装着できるサイドロードシステムを採用している

■Vinten anton CINE CA

Vinten anton CINE CA.jpg

同じVitec Groupとなったanton bauerのCINE CAなどのバッテリーも出展されていた。NABではすでにsachtlerなどとともに同じブースで出展されているが、日本では扱いが別会社などで難しいようだ