InterBEEではオーディオとビデオのブースで出展を展開していたローランドだが、NABでは比較的地味なオーディオエリアで出展された。ビデオ的な視点からはやはりマルチフォーマットビデオスイッチャーV-1600HDが新製品として注目される。

V-1600HDは、ライブパフォーマンス用のスイッチャーという位置付けのようだが、同社が得意とするビデオ信号変換技術が惜しみなく投入されている。入力はHD/SD-SDIのほかDVI-D、アナログRGB、コンポーネント、コンポジット、S-ビデオ入力となっておりNTSCとPALの混在も可能。解像度やフレームレートなどフレームシンクロナイザーで自動調整および変換する。

出力もSDI、DVI-D(HDMI互換)、コンポジット、S-ビデオ、コンポーネント、RGBがあり、同時出力が可能となっている。なお、出力フォーマットは、SDではNTSCまたはPAL、HDでは1080iまたは720pを選択。RGB出力は、VGAからWUXGAまでを段階的に選択可能。

DSC_0249.jpg あらゆる入力フォーマットに対応したマルチフォーマットビデオスイッチャーV-1600HD DSC_0246.jpgバッテリーとREAC での電源供給に対応した、8in/8out仕様のDigital Snake I/O ユニットS-0808 DSC_0247.jpgPCやV-Mixer M-400/ M-380などから、入出力のルーティングを自由に設定可能なDigital Snake 統合ユニットS-4000M