Abekas、Miraプロダクションサーバ拡張モデルでソニー3Dプロダクションワークフローを支援する米Abekas社は、現行モデルからチャンネル数を倍の8チャンネルにした「Mira(ミラ)」デジタル ビデオ プロダクション サーバを初公開、ソニーブースでの3Dプロダクションワークフローにおいて採用されている。

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Miraは昨年のNAB登場以来、スポーツ中継用スローモーションサーバやインスタントリプレイ、そして大型施設の映像ディスプレイシステムとして、米国を中心に各国主要キー局や中継車に採用されている。今回初展示している8チャンネルモデルは、現行4chモデルと同じ3U筺体のコンパクトサイズ。HD/SDの独立した6ch入力2ch出力、デュアル2ch入力2ch出力オペレーションのほか、ステレオスコピック(3D)中継にも対応した仕様として、3台のステレオカメラに対応(3ch入力、1ch出力)、2台のステレオカメラに対応(2ch入力、2ch出力)する。

DNF社コントローラを使えば、カメラ6台から収録している一定の尺のクリップを後から呼び出してカメラアングルを切り替えるようにビデオ6チャンネルを操作してリプレイするようなことができる。ソニーブースでは、3Dプロダクションワークフローおよびライブ放送ワークフローで2台の新モデルMiraが採用されている。

ソニーブースでデモンストレーションする8チャンネル装備のMiraは、次世代フォーマットである3G-SDI(Level B)に対応させたバージョン(参考出展)で、ソニー3Dプロセッサおよび最新スイッチャMVS-8000Xを介してMiraから送出した3D映像を大きなスクリーンに出している。