米国陸軍では、Broadcast Operationsをテーマにしたブースを出展し、活発な広報活動を行っていた。Broadcast Operationsは、中東、南ヨーロッパ、日本を含めた東アジアなど、世界の不安定地域の多くをカバーする、米陸軍による予備役軍人同士のコミュニケーションを中心としたブロードキャストショーで、その内容は、ホームタウンヒーローズと題した活躍者紹介、部隊情報、地域の観光や歴史案内など多岐にわたっている。

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ご存じの通り、予備役軍人制度は国家予算をなるべく圧迫せずに緊急時の兵員を確保する為の重要な手段ではあるが、予備役軍人は日常から軍隊に参加をしているわけではないため、その士気の維持や訓練や連絡の継続が重要課題である。また、予備役軍人には普段の一般市民としての生活があるため、軍役時においてもいずれ復員する市民生活とのつながりを完全に断ち切られることには問題がある。

そのため、こうしたBroadcast Operationsのような活発なコミニュケーション手段が大変重要なのだ。 なお、衛星アンテナの活用によって、前線部隊においてもこのBroadcast Operationsへの参加は可能となっており、多くの予備役を動員しつつテロとの戦いを継続する米陸軍の士気を支える重要な作戦活動の一環となっている。