BlackmagicDesignは、昨年にも増して広いスペースのブースを確保しており、2009年に買収したDaVinciの新製品やIntensity ShuttleおよびポケットUltraScope、UltraStudio ProといったUSB3.0対応製品、Videohubの新ラインナップなど多くの新製品を出品した。

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DaVinciはテレシネのカラコレとして最高峰の地位を確立していたが、Blackmagic Designに買収され、Mac版としてリファインされた。ソフトウェアであるDaVinci Resolve $995からの価格設定。これにより、今まで高嶺の花であったハイエンドのカラコレがかなり身近になった。

同社がDaVinciのMac版を出した背景にはRED ONEやデジタル一眼による動画撮影が広まるという算段があったと思われるが、まさに思惑通りといえよう。

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Intensity Shuttleは、USB3.0を採用することで、HDMI取り込みに対応。オーディオ8chと1080p/29.97fpsのビデオを取り込むことができる。外観からノートPCに接続して使えそうだが、USB3.0はPCI-Express以上の帯域をもっており、何か工夫をしないと現状のノートPCでは力不足と思われる。

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ポケットUltraScopeは、PCI ExpressのUltraScopeのUSB版で機能的にはほぼ同等だが、SDIの入力とエンベデットオーディオのみの対応で、Optical FiberとSDI出力は装備されていない。これもインターフェースはUSB3.0だが、ブースではノートPCとの組み合わせで展示されていた。