映像業界最新事情を掌握する
Aコースは、今年の映像制作機器の最新トレンドの傾向を基本として押さえながら、現状の映像制作現場として見ておくべき新製品、ソリューションなどを中心に回るコース。やはり今年の核となるのは、昨年に引き続きテープレス/ファイルベースという視点と、そこに加えて成長著しいDSLR(デジタル一眼)ムービー、そしてより実用的な3Dといったところが挙げられる。さらには、USTREAMなどの個人発信が盛んになって、パーソナルなライブ放送が可能になったこの時代。ライブストリーミング放送やアナログ停波以降のマルチメディア放送、ワンセグなど、放送以外の新たな映像デリバリーに関連する、新たな製品も多く発表されそうなので、こちらにも目を向けておきたい。
ここに挙げたのは大手メーカーを中心とした映像制作機器トレンドリーダー的存在だが、この他に会場ではエンコード技術やいま一番の問題となっているファイルベース時代のアーカイブといった分野でも、新たなソリューション技術に関心を向けてみたい。まずは次世代のコンテンツ制作を支えるテクノロジーの『今』を見ていこう。
1 | ローランド (ブース#4601/5104) V-1600HD他 |
2 | アビッドテクノロジー (ブース#5214) Media Composer 5 |
3 | ソニー/ソニービジネスソリューション (ブース#6311) PMW-500など |
4 | 朋栄 (ブース#6416) LTR-100HS |
5 | KDDI研究所 (ブース#7209) |
エンコード技術などIPTV、モバイルTV時代に必須のテクノロジーを数多く展示。10月に発表されたサッカースタジアムなどの大空間で撮影された映像に対して、視聴者が選ぶ自由なアングルからの3D映像をリアルタイムに合成する、世界初のトータルシステム技術など開発。その他、最新のデリバリー方式に合わせた各種フォーマットへのエンコードシステムなど、通信と放送の融和のキーテクノロジーなどを展示。 |
6 | フォトロン (ブース#7414) DaVinci Resolve |
ブラックマジックデザイン社のカラーコレクションターンキーシステム『DaVinci Resolve』の販社として、実際のシステム展示を行う。また、今年のNABで発表されて以降、各方面で話題の低価格カラーコレクション・ソフトウェア『Resolve for Mac』などの詳しい展示なども予定。また同社独自開発の高画質HSカメラ『FASTCAM』などの展示も行う。 |
7 | パナソニック (ブース#7210) AG-AF105 |
8 | キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン (ブース#8411) XF305/300 |
9 | アスク (ブース#8311) KiPro mini |
10 | ナックイメージテクノロジー (ブース#8207) ALEXA PLUS |