定評のRSシリーズが人気

平和精機工業のブースで全面的にアピールしていたのが、三脚のRSシリーズ。去年のInter BEEでもシリーズとして展示していたが、今年のInter BEEではRS-250とRS-350が加わった。RS-250はハンドヘルド用のモデルで、RS-350はセミショルダータイプのカメラ、もしくはハンドヘルドのカメラにアクセサリーをアタッチしている状態のカメラに最適なモデル。RS-450はセミショルダーからショルダータイプの一番小さいタイプのカメラに最適なモデルとなっている。

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カウンターバランス範囲が1.8キロから6キロの「RS-250」

250、350、450共通の特徴として、無段階のカウンターバランスを搭載していること。カウンターバランスは平和精機の既存の最上位機種にしか搭載されていなかった機能だったが、RSシリーズの価格帯でカウンターバランスを実現したというのはかなりの魅力だ。

さらにRSシリーズでは中に入っている粘りの動きを出すトルクユニット内のグリスが新しい特殊なグリスになり、粘りの動きが改善された。たとえば、パンして止まったときに、画像が少し戻ってしまうような現象をだいぶ改善している。また、既存のモデルだと、低温化でグリスが固まってしまうことがあったが、RSシリーズではマイナス40度でもプラス40度でも極音の状況の中でも通常の常温と同じようなパフォーマンスを実現している。

ブースの一角ではデジタル一眼レフでRSシリーズを活用をアピールするDSLRゾーンも設置していた。キヤノンのEOS 5D Mark IIをはじめとする一眼レフでの動画撮影がどんどんと普及しているが、そういったデジタル一眼にマットボックスやプレビューモニタを搭載した場合はRS-350だったり、さらに組む場合はRS-450が最適であることをアピールしていた。また今回のPRONEWS Live!では、RS-250を改造したUSTREAM専用三脚で取材している。この事例もまた詳しくお伝えしたい。

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カウンターバランス範囲が1.8キロから6キロの「RS-250」

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セミショルダータイプのカメラやハンドヘルドのカメラにアクセサリーをアタッチしている状態のカメラに最適な「RS-350」

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軽量なショルダータイプのカメラに最適な「RS-450」

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RSシリーズは、カメラの重さと角度に応じて適正な力を供給して、どのようなティルト角度でもカメラを瞬時に静止することのできるカウンターバランスシステムを実現している