LDK 8300&K2 Dyno、KAYENNE
3D立体映像のライブスーパースローのデモンストレーションがかなりの注目を集めていた。今年のエミー賞で技術賞した国内では発売されていないライブスーパースローモーションカメラ「LDK 8300」が展示されている。これを3alityのリグ「TS-2」でつなげてライブイベント中継システム「K2 Dyno」でコントロールして、グラスバレーのビデオプロダクションスイッチャー「KAYENNE」で3Dの映像をスイッチングして、スクリーンに出すという流れになっている。
強力な機能をフルに引き出せるライブコントローラ K2 Dyno
このデモの最大のポイントは、K2 DynoやKAYENNEなどすべては通常のHDの編集で使われている製品。専用の3Dの機器というわけではなく、アップデートや切り替え機能によって3Dに対応させているわけだ。
最大4.5M/E・30キーヤーに対応する3D立体映像の制作も可能なビデオプロダクションスイッチャーKAYENNEEDIUS 6
次の大きな目玉は今年の秋に発売されたEDIUS 6。これは、従来のEDIUSのソフトウェアを6にアップデートすることによってフリー解像度やベジェ曲線を使ったマスク機能、立体画面の上で画面を動かすことができる機能が追加された最新版だ。EDIUS Neo 3
11月発売予定の「EDIUS Neo 3」は、基本エンジンはEDIUS 6と同等。EDIUS 6はプロ向けの機能を多数搭載しているのに対して、EDIUS Neo 3は一般の人があまり使わないような機能やコストを下げるために一部の機能を省いている。廉価版だが通常の編集には支障はない。EDIUS Neo 3でもEOSムービーの編集も変換なしで対応可能だ。EDIUS 6やEDIUS Neo 3はCore i7のマシンだったら、EOSムービーの映像でも2ストリームや3ストリームはネイティブのまま編集可能とのこと。
HDWS 3Gシリーズ
「HDWS 3G」は12月に発売予定のHD対応ノンリニア編集システム。主に主要テレビ局やケーブルテレビ局などに納入されている編集システムだ。デモに使われていた機種は6コア/12スレッドのモデル。このほか「HDWS 3G ELITE」と呼ばれる機種は12コア/24スレッドで動作するという高速モデルもラインナップされている。編集ソフトはEDIUS 6にMXF形式の読み込みなどに対応した「EDIUS 6 Broadcast」だ。