テクノロジー・ジョイントは、ポータブルディスクレコーダーCINEDECK EXTREMEのほか、Assimilate SCRATCHやビュープラスの4kカメラViewPLUS4kおよびLumiere3Dなどを出品した。CINEDECK EXTREMEは、10bit非圧縮HD記録が可能なほか、AVIDのDNxHDやApple Proresによる記録も可能なポータブルディスクレコーダーで、記録媒体には汎用のSSDを採用している。入力はHD/SD-SDIのほかHDMIなどに対応しており、オプションで2ch入力が可能となり、3D収録を行うことも可能。

フロントパネル面にはLCDモニターが装備されており、再生画像の確認の他、周辺に配置されたファンクションボタンにより各種設定を行うことができるようになっている。また、このLCDはタッチパネルになっており、複雑になりがちな設定を簡単に行える。なお、収録中に電源供給が絶たれても直前まで収録していたファイルを復旧できるリカバリー機能が搭載されている。

101125_TJC_0704.jpg3D収録も可能な10bit非圧縮ポータブルディスクレコーダーCINEDECK EXTREME

101125_TJC_0705.jpg記録媒体には汎用のSSDを採用。入力はHD/SD-SDIのほかHDMIなどに対応している

ビュープラスはユニークな多眼カメラによる全周収録システムや3Dカメラなどを手がけているが、今回テクノロジー・ジョイントブースに出品したのは4K x 2KデジタルカメラシステムLumiereや4KステレオカメラヘッドLumiere3Dだ。これらのカメラはPCI ExpressインターフェースでPCと接続して使用するようになっており、NVIDIAのグラフィックカードに搭載されているGPUパワーでリアルタイムに画像処理してプレビューすることができる。

101125_TJC_0701.jpg3960x2160/60fps、12bit非圧縮RAW記録のPLマウントカメラViewPLUS4k

101125_TJC_0698.jpg4096x2046/60fps、12bit非圧縮RAW、ニコンFマウントタイプの3DカメラLumiere3D

記録フォーマットは非圧縮のRAWデータ3840 x 2160 x 12bit x 60fpsで、750MByte/secの転送レートを要するため、RAIDディスクに記録される。会場では、こうして記録されたデータをASSIMILATEのDIソフトウェアSCRACHでリアルタイム編集を行うデモンストレーションが行われた。