ヤマハは、User-Oriented One-Stopをテーマにデジタルミキシングコンソール M7CLシリーズの最新Version 3.5やDME Version 3.5によるDMEタリーシステム、NEXO、Steinbergなどの新製品を出展した。

デジタルミキシングエンジンDME64N, DME24NのDME Version 3.5によるタリーシステムは、カメラやスイッチャーなどからのタリー信号をトリガーにして、音声フェードをするもので、中継放送時などでカメラ間のスイッチングを行った場合にスムースに音声をつなげることができる。

M7CLシリーズの最新バージョン3.5は、各種操作性の向上のほか、iPadによるリモートコントロールが可能となった。また、M7CL-48ESとSteinberg Nuendo5がインストールされたPCを接続するだけで、マルチトラックのライブレコーディングシステムを構築することができる。

101129_DSC_0912.jpg  101129_DSC_0913.jpg

DMEタリーシステム。スイッチャーなどからのタリー信号をトリガーにして、音声フェードなどをコントロールすることができる

101129_DSC_0917.jpgSteinberg Nuendo 5 とハードウェアシンクロナイザー Nuendo SyncStationによる放送/映像業務のソリューションやCubase 5による音楽制作環境をデモ

101129_DSC_0907.jpgDME出力マトリクスコントローラーMDN2。マトリクスミキサーコンポーネントをタッチパネルで操作することができるフィジカルコントローラー