以前は放送業務用レンズ中心の展示だったが、レンズ交換可能なビデオカメラの開発やEOSが動画として使われた実績から徐々にレンズ屋さんからビデオカメラのメーカーとしての認知が高まった。展示はHDやデジタルシネマ、3Dといったカテゴリーに明確に分けている。同じカメラでもそれぞれのユーザーの要求に的確に応えるソリューションを提供しようという姿勢である。ブース内には3D CINE、HD ENG ACQUISITION、HD DIGITAL CINEなどのカテゴリー別にスタジオが設けられ、被写体も当然それぞれの内容に会ったものとなっている。
今回のキヤノンの新製品としては、先に発売になったXF105/XF100やXA10のほかデジタルシネマ用のPLマウントレンズとENG用ズームレンズなどが出品された。
XF300、XF100に続く3兄弟の末っ子XA10。キヤノンの業務用小型ビデオカメラは比較的大柄のものが多かったが、XA10はハンドヘルドでかなり小さい。
8.2-164mmF1.9の20倍ENG用ズームレンズKJ20x8.2B。2倍のエクステンダーを装備しているが、20倍のレンズにしては小型だ
デジタルシネマ用PLマウントレンズFK14.5-60。14.5-60mmT2.6でズーム全域でいわゆるFドロップはない。MTF的には4kにも対応できるという
デジタルシネマ用PLマウントレンズFK30-300。30-300mmT2.9望遠系ズームレンズ。キヤノンではこれからもPLマウントのレンズを発売予定とのこと
いつも人気のハンズオンコーナー。EOS-1D Mark IVやEOS 5D Mark II、XF105/XF100やXA10などを手にとって見ることができる。