AutodeskはAutodesk Digital Entertainment Creation 2012シリーズとしてFlame、Flare、Smoke、Maya Entertainment Creation Suite、3ds Max Entertainment Creation Suiteなどを新製品として出展したほか、ユーザー活用事例としてVFXスーパーバイザー/FlameアーティストのVico Sharabani氏によるFlameを使用した作品の紹介、Just Add Water社のTaylor Vavra氏によるSmoke for Macで制作された作品の紹介が行われた。また、恒例のデモンストレーションでは、12日に日本からの来場者向けに日本語でのデモンストレーションが行われ、日本市場への力の入れようが垣間見られた。

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デモコーナーでは、Vico Sharabani氏による作品の紹介やTaylor Vavra氏によるSmoke for Macで制作された作品の紹介が行われた

注目度の高いSmoke for Macは、AAFとXMLインポートを経由し、Apple Final Cut ProとAvid Media Avid Media Composerとコンフォームおよびフィニッシングのワークフローを連携したこと、3Dプロジェクトのエディティングやモニタリング、コンポジティング、配信を可能にする包括的なツールセット対応などが挙げられる。

Flame Premium 2012は、リアルタイムのカラーグレーディング、完全に統合されたタイムラインワークフロー、Flame 3D ビジュアルエフェクトツールが統合されたもので、ステレオスコピック3Dフィニッシングの強化やオートデスクのアニメーション製品Mayaや3DS MaxなどのCGコンテンツを、より素早く簡単に使用することができるが更なる連携ワークフローの強化が行われた。

エンターテイメントインダストリーマネージャーのMaurice Patel氏

Smoke for Macについて、エンターテイメントインダストリーマネージャーのMaurice Patel氏に話を聞いた。

デジタル一眼や大判センサーを搭載したビデオカメラなど今までになかったカメラによる制作が増えており、Final Cutでの編集だけでなく、より高度なカラーレーションやフィニッシングを求めるユーザーが増えてきています。Smoke for MacはこうしたクリエーターにAutodesk FBXを利用したオートデスクのアニメーションソフトウェアからのジオメトリキャッシュアニメーションのインポートのサポートやFlameのクリエイティブツールを提供することができます。

また、大容量かつ高速なストレージが手ごろな価格で入手できるようになり、非圧縮での作業も難しくなくなりました。Smoke for Macにより、当社の製品がポピュラーになり、幅広いクリエーターの人たちに高度な作業環境を提供できるようになりました。

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Smoke for Macは、Apple Final Cut ProとAvid Media Composerとの連携が強化された