数千万~億単位の制作費が今主流のインディペンデント作品のスケール感
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米国のインディペンデント作品は数千万~億単位の制作費が付くようなサイズ、つまり日本で言えば普通の劇場上映サイズの制作費で創られる作品を指すが、実はハリウッドもこのサイズの作品制作が一番熱いようだ。メジャースタジオ各社では、年間20数本のメジャー作品が手がけられてはいるものの、ハリウッドでも今は大きなバジェットが付きにくくなっている。そんな中でインディペンデントな作品が数多く生まれており、その制作を後押ししているのがまさにこれらのMサイズツールだ。
このエリアのカメラ機材として最も多く見かけたのはソニーのPMW-F3だが、RED ONE、EPICもかなりの台数が出展されるなど、中間バジェットのプロダクション向けとして、様々な製品群が群雄割拠しているエリアだと言えるだろう。DSLRムービーの活用なども含めて様々な試行錯誤がなされており、色々と面白い製品や会社が出て来た。
PIX VIDEO/SOUND DEVICE社
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新たなミニレコーダーの登場は、マイクプリアンプなどのサウンド系専門メーカーSOUND DEVICE社から。AppleのProResとAvidのDNxHDの二つのファイルコーデックで収録できるポータブルレコーダー。ウルトラローノイズ(-128dBu)マイクプリアンプを内蔵し、収録はコンパクトフラッシュメモリー、もしくは2.5インチSSDを使用。HD-SDI入出力端子を備える『PIX 240』とHDMIのみの『PIX 220』の2機種がある。音にこだわり派への推奨品。
Hurlbutvisuals DSLR Cinema Rentals
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ハリウッドでも活躍する撮影監督Shane Hurlbut,ASCとその関係者のエリートチームが中心となって研究しているDSLR関連の特殊撮影機材をメインにレンタル事業を展開している会社。ペリカンのケースにDSLR装着型のスポンジを仕込み、ケース背面にレンズ穴を開けて堅牢性を高めたものは、戦地や過酷なドキュメンタリー取材などで活用されるという。いくつかの製品は販売未定だが、レンタル市場で人気が出たら販売用に量産する考えだという。
Hyper digital key screen / メディアガーデン
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日本から初参戦のメディアガーデンから、このCineGearExpoで新発売となった新素材のグリーンバック生地”Hyper digital key screen”を展示。難燃性かつ耐水性のフッ素加工の新素材は、汚れても中性洗剤で拭けばすぐに汚れが落ちる。また屋外用としてメッシュ素材もあり、風に吹かれても大丈夫。さらに同素材のテープも用意され補修も簡単と、会場内でも大きな反響を得ていた。ターゲット用のテープもある。
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IMAGE CONTROL / GAMMA & DENSITY
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NAB2011で発表されていた、カラー色補正をiPadやiPhoneでライブコントロール=つまり現場で調整が可能なアプリ“iC(IMAGE CONTROL)”。ポストプロダクションに持って行く前に撮影現場でカラーマネジメント情報を決定し、そのデータを送信することでカラーグレーディング作業を効率化させる。ASC(全米撮影監督協会)が取り決めたCDL(カラーディシジョンリスト)やLUTに準拠しており、WiFi経由でデスクトップのアップルベースのカラーグレーディングソフト“3cP”とシンクロさせたり、カメラからWiFi経由で送信されたデータ上でカラー調整も可能。
Flare 1080p240 & CORE 3G/HDSDI Models / IO INDUSTRIES
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カナダの産業用光学機器メーカーIO INDUSTRIES社は、フルHD 1080pで240fpsのHS映像撮影が可能なカメラセットを展示。カメラヘッド部の”Flare 1080p240″は、2/3インチCMOS搭載で10bit/12bitのピクセルサイズ選択と、CマウントもしくはTマウントのレンズマウントが選択可能。また専用レコーダー部となるポータブルDVRソリッドステートストレージ”CORE”。非圧縮データで収録可能で、リムーバブルドライブシャトルは2TB。3D収録のためのデュアル3G/HD-SDIもサポート。
※日本国内ではDALSA製品などを取り扱う(株)エーディーエステック社が販売を担当。
その他フォトダイジェスト
Polecam
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いまやDSLR用の特機として活用幅も多い。
HAWK V-LITE Anamorphics 1.3× SQUEEZE
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ドイツのアナモフィックレンズ専門メーカーHAWKからの新製品が展示。
DAZMO Tiny Fiber
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カナダのバッテリーメーカーからはBNCから光ファイバーへ変換する、手のひらサイズのオプチカル・コンバーターが登場
camBLOCK
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かなり大きめのレールスライダーをアンドロイド・タブレット端末でコントール。
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