HyperDeck Shuttle
ブースで注目を集めていたのは世界最小の非圧縮レコーダー「HyperDeck Shuttle」だ。市販の低価格なSSDを使って直接高品質の非圧縮レコーディングを可能にしたものだ。SDI/HDMI経由で最高品質の非圧縮ビデオをレコーディングしたり、SSDメディアから直接編集することが可能。バッテリー式なので、フィールドレコーダーとして使用することもできる。価格は29,980円。
オプションとして、HyperDeck Shuttleをプロ用のカメラに直接マウントしたり、VマウントやAnton BauerマウントなどのアクセサリーをHyperDeck Shuttleにマウントすることができるアクセサリープレート「HyperDeck Shuttle Mounting Plate」もリリースされている。
HyperDeck Studio
HyperDeck Shuttleと一緒に2機のSSDスロットを搭載した非圧縮HDディスクレコーダー「HyperDeck Studio」も展示されていた。1つのレコーディングディスクの容量がフルになったら次のSSDに自動的に収録を続ける機能を搭載。こちらもディスクを編集用のメディアストレージとして直接コンピュータにマウントできるので、ファイルをコピーする必要もなく作業ができるのも特徴だ。なお、11月16日のソフトウェアアップデートにより、非圧縮またはDNxHDフォーマットを選択できるようになった。
Intensity Extreme
SD/HDに対応した10ビットHDMI/アナログビデオ編集「Intensity」シリーズに、Thunderboltテクノロジー対応の「Intensity Extreme」も展示されていた。HDMIとアナログコンポーネント映像をSDとHDの両方でキャプチャーや再生可能。筐体はアルミ塊を機械加工して作られているデザインも特徴だ。
SmartView HD
SDIラックモニタ「SmartView HD」もIBC 2011に合わせて発表された新製品だ。17インチLCDスクリーンを搭載したHDフル解像度ラックマウントモニターで、SD、HD、3Gb/s SDIビデオフォーマットに対応し、スクリーンはすべてイーサネット経由でリモート調整が可能。なので、大規模なビデオウォールに設置されている全てのモニターの色合わせをしたい場合でも、簡単に設定が可能だ。
Mini Converter Heavy Dutyシリーズ
SD/HD対応コンバーター「Mini Converter Heavy Duty」シリーズがブース中央に展示されていた。SDI to Analog、Analog to SDI、SDI to HDMI、HDMI to SDIの4種類のモデルが用意されている。HD/SD自動切り替えやリダンダント入力、AES/EBUデジタルオーディオ、アナログオーディオの標準1/4インチジャックによる接続、高度な3Gb/s SDIテクノロジーなどに対応する。こちらもアルミ塊を機械加工して高強度を実現したユニークなデザインが特徴で、車やトラックに踏まれてしまうようなアクシデントにも耐えうる構造を採用している。
DaVinci Resolve
先日バージョン8.1がリリースされたばかりの「DaVinci Resolve」のデモがステージを使って行われていた。DaVinci ResolveはMacやLinuxに対応したポストプロダクションの標準ツールとも呼ばれていて、カラーコレクションソリューションとして最近ますます注目を集めている。