MediaConcierge
目玉は、ファイルベースワーク「MediaConcierge」。各ワークフローで1つひとつ何ができるのか?加わった新機能が何か?ということがわかるような展示が行われていた。
ブースでは、インジェストの部分に比較検地機能付きのMXFエンコーダが展示されていた。元の映像とエンコードされた後の映像をピクセル単位で確認をして、破綻が起きている場合はエラーログとして書き出して、後でチェックできるようになっている。
また、素材管理の部分に、ワークフローマネージャーというものが追加された。その名の通り、ワークフロー管理をするためのマネージャーだ。
デジタルアーカイブにも積極的に取り組んでいて、ビデオアーカイブレコーダーを展示していた。LTO-5ビデオアーカイブレコーダ「LTR-100HS」は、MPEG-2コーデック対応モデルで、パーシャルリトリーブ機能により、必要な部分のみを切り出して再利用することが可能だ。
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MediaConciergeは各種メディアファイルを一元管理し、必要な形式に変換/出力を可能にするファイルベーストータルソリューションだ
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インジェストの部分で参考出展されていたQC機能付きMXFエンコーダ
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素材管理の部分で参考出展されていたワークフローマネージャ
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LTO-5ドライブを搭載したビデオアーカイブレコーダ「LTR-100HS」
VFC-7000
高速度「VFC-7000」が大々的に展示されていた。VFC-7000は、700コマ/秒での高速度撮影が可能で、標準は9.8秒、メモリ拡張オプションにより最大29.4秒の録画時間が可能。高速度カメラでありながら、400万円以下という低価格を実現。この価格設定を生かして、スタジオの天井に合計9台設置して、同期撮影/同期再生をしたデモが行われていた。
また、標準のレンズマウントはFマウントだが、今年はB4マウントとPLマウントを実現したモデルも展示されていた。
VFC-7000は、スポーツ系の放送局の番組制作のほか、ドラマなどの演出などいろいろなところで評価されているとのことだ。
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天井に配置された9台のカメラ
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9台のカメラから同期撮影や同期再生をコントロール
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VFC-7000のB4マウントを実現したモデル
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VFC-7000にPLマウントを実現したモデル
OTC(ワンタッチコントローラ)
ステージでは、ワンタッチコントロールシステムの特性を生かして、番組を1人で進行するデモが行われていた。バーチャルスタジオシステム、ビデオスイッチャ、キャラクタジェネレータ、クリップサーバ、マルチビューワなどをワンタッチコントローラーで操作する、「朋栄の持っている集大成が見られるステージ」とアピールしていた。
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バーチャルスタジオシステムがセットされたメインステージ。朋栄の持つ各種制作機器を組み合わせてワンタッチコントローラOTC-1000のデモが行われた
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ワンタッチコントローラOTC-1000のインタフェース
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