RED Digital Cinema社が先ごろ出荷を開始したEPICは、Ted Schilowitz氏の緊急来日により実現。17日に開催されたセミナー会場に持ち込まれたほか、セミナー終了後はブースにもお見えした。
P+S TECHNIK社のハイスピードカメラPSCAM X35や微速度撮影用3軸モーションコントロールシステムMotion Timer、Pandora Internation社のディスプレーマネジメントシステムPLUTOなどの特殊機材も出展された。
17日のブースは人影まばらで、Ted Schilowitz氏とEPICユーザーのフォトグラファー宮原康弘氏によるセミナーが急遽開催されたことで、発売されたばかりのSCARTETに興味がある人たちはセミナー会場に行ってしまったようである。
SCARTETは5K REDCODE RAWで秒12コマの静止画と 30fpsの4K動画撮影に対応しており、写真は12月発売予定になっているキヤノンマウントのSCARLET-X (TITANIUM CANON MOUNT)で$11250で発売される予定。
セミナー終了後会場のブースにSCARTETと共に現れたTed Schilowitz氏。現在発売されているモデルはSCARLET-X (ALUMINUM CANON MOUNT)で$9750。PLマウントのSCARLET-X (TITANIUM PL MOUNT)が今月中に$11250で発売される予定。
P+S TECHNIK社のPSCAM X35は、ノーマルフレームレートでの撮影のほか、最大450コマ/秒の撮影が可能な高速度カメラで、スローモーション、ファーストモーション、ランプ、タイムラプスなど様々な特殊撮影に対応可能。カメラ上部に装着されているのは、CODEX社のデジタルレコーダー。
微速度撮影用3軸モーションコントロールシステムMotion Timerは、レール移動やシャッタータイミングなどをPC上で設定して撮影が行えるようになっており、150cmのレール移動は104000ポイントの精度で電子制御され、精密な移動撮影が可能。
Pandora Internation社のディスプレーマネジメントシステムPLUTOは、3D/1D LUTマネジメントのほかCursor/Cageジェネレーター、Stereoscopicプロセスに対応している。3GのHD-SDI入力を2個備えており、525/625/720p/1080i/1080pの入力信号において4:4:4、4:2:2、RGB/YUVのカラースペースで.M3d/.cube/.dat/.3DL/.8cubeのLUTフォーマットにおけるカラーマネジメントが可能。