Power-Cache

注目は、IBC2011で発表されたハイパフォーマンスアーカイブサーバー「Power-Cache」。1Uのユニットで2TBのディスクを4台搭載して合計8TBをRAID0またはRAID5で運用可能で、10GbEを搭載したハイパフォーマンスなアーカイブサーバーだ。

アーカイブ作業の自動化や大規模なプロジェクトのアーカイブ作業をシンプルにしてくれるということで注目度の高い製品だ。

Power-Cache

上がPower-Cache。真ん中が1台もしくは2台のLTOドライブを搭載した1RUのLTOドライブ拡張ユニット。下がLTOドライブを搭載したPro-Cache Library

CatDV

ブースのMacの多数使って大々的にデモが展示されていたのが様々なデジタルメディア資産を効率よく管理するためのアセットマネジメントソリューション「CatDV」だ。簡単にいうと動画用の素材管理ソフトで、もともとはDVテープをデータベース化して、カタログに保存するためのコンシューマー向けのソフトウェアだったが、大手プロダクションや放送業界で利用のためのネットワーク化や自動化などの機能が追加されて現バージョンにいたっている。

自動的にムービーや静止画のサムネイルを生成し、メディア本体がオフラインの場合でもカタログ上での検索や情報の閲覧が可能。多くのフォーマットのクリップやログデータのインポートやエクスポートに対応する。

基本的な機能を搭載した低価格なスタンドアローン製品と、ネットワーク共有に対応して最大5ユーザまでのクライアントに対してメディア情報とログノート、カタログデータベースを共有することができるネットワーク製品の2種類が発売される。

CatDV

デジタルメディアアセットの分野で評価の高いアセットマネージメント製品「CatDV」

Telestream Vantage

ワークフローの自動化ソリューションだ。大量のビデオを処理する必要のあるメディアやエンターテインメント企業や組織に向けて開発されたソリューションで、多様なビデオワークフローを自在にデザインして、自動化することが可能というものだ。

もちろん、利用中のシステムやファイルフォーマットに依存しないワークフロー設計が可能で、簡単なものから複雑なものまで数百の処理テンプレートが用意されていて、テンプレートを元に簡単にワークフローを構築可能だ。

Vantageの管理ツール

右がWebブラウザ経由で見られるVantageの管理ツール。左がワークフローデザイナーの画面だ