ASSIMILATE SCRATCH
出展の目玉はDIカラーグレーディングシステムのSCRATCHの6.1だ。NABで発表されたバージョン6の部分も含めてアピールが行われていた。
バージョン6では、ソフトウェアモジュールを組み合わせて運用する形式から、フィニッシング用のSCRATCHと、デイリー用のSCRATCH Labの2つの目的別の製品に分かれた。また、バージョン6よりWindows 7のほかにMac版も追加された。
従来は「SCRATCHというとRED ONE」というイメージがあったが、バージョン6よりARRI RAW、Canon 5D、Panasonic P2/MXF and AVCHDといったところもサポートするようになった。また、アビッドのAAF、Final CutのXMLにも対応し、スムースなワークフローを実現できるようになった。
そして、今回展示された6.1では、Mac版のSDI出力としてAJAのKONA 3Gカードに対応。実際に、KONAカードを搭載したMac上でデモが行われていた。
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マルチレイヤータイムラインをサポート
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Cineon/DPXファイル、RED、ARRIRAW、DPX、DSLRなどの多数のファイルフォーマットをサポート
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デモ機には新しいタンジェントウェーブ社から発売されているカラーグレディングコントロールパネル「element」が接続されていた。従来よりもコンパクトになったにもかかわらず、スペックは変わっていない。場所を選ばずに使えるようになったのが嬉しい
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