UDR-N50
4K2K記録対応のコンテンツクリエーション向け非圧縮レコーダー「UDR-N50」がInter BEEで初公開されていた。同社のUDRシリーズと呼ばれる非圧縮レコーダーは、R&Dと呼ばれる最先端製品のデザインや画像を精密に分析する研究開発の分野がターゲットであったが、こちらはコンテンツクリエーション向けの製品だ。
3G SGI対応で、今までの制作編集の現場にそのまま組み込みやすいようにRS-422コントロールを装備しているほか、10Gb Ethernetを搭載してシステム間の高速ファイル転送が可能。GPIOと呼ばれるインターフェイスを使って4K2Kの非圧縮のソリューションを1台、2台、3台と増やせて、最大8台連動もできるのも特徴だ。
用途としては、CGを取り込んだ新しい映像作りで、CGとの合成を前提に非圧縮ソースを使いたいというニーズに最適だろう。テレシネ受けやNLE インジェスト/書き戻しといった用途や、デジタルサイネージといった再生に使用することも可能だ。価格も放送業務用に見合う価格感を狙っているとのこと。
受注は12月から。出荷は2月を予定。
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従来のUDRシリーズからハーフラックサイズに小型化された「UDR-N50」
8K4Kソリューションシステム
8K4Kソリューションシステムも展示されていた。非圧縮のレコーダー「UDR-40S-DV-8」を2台同期させて、NHKのスーパーハイビジョン用のコンテンツを使って8K4Kのそのまま出力したり、8K4Kを4分割にして出力したりすることが可能というものだ。

ブースでは8K4Kを4分割にして出力するデモが行われていた
4K-3Dモニター
ハーフミラー方式のフリッカーレス、高輝度、解像度が落ちない「4K-3Dモニター」も展示されていた。従来、この方式を使った場合はフリッカーが出たり、輝度が落ちたり、解像度が落ちたりするという問題を抱えていた。4K-3Dモニターは、4K2KのLCDパネル2枚採用してLCDパネルの能力をそのまま引き出している。
4K-3Dモニターで再生されている4K2K/3Dのコンテンツは1台のUDR-40Sから入力されていた。
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世界初の2-LCDハーフミラー方式を採用したモニタ「4K-3Dモニター」
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